たっくんのボードゲーム日記

No.612
フィッシャリー
Fishery

プレイ人数:2
プレイ時間:約15

ルール難易度 簡単!
日本語化 不要


2人用の陣取りゲームです。
エリアを網(壁)で区切って、自分の船ができるだけ広いエリアに入るようにします。



例えば、このエリアは黒い船があるので黒のプレイヤーのもので、広さは8マス分あります。
1マスが1点なので8点です。



このエリアは3マスですが、白と黒の船が1つずつあるのでどちらの点にもなりません。



このエリアは黒の船が2に対して、白の船は1。より多くの船を置いているプレイヤーのものになるので、黒が12点もらえます。



網(壁)にも白と黒の色分けがありますが、網に持ち主とかは無く、ボード上に置かれた網の色は特に意味を持ちません。


網の置き方にちょっとルールがあって

一番外側のマスと繋がらなくなってしまうエリアができてはいけない。

例えば、こういう場合。



ここに置いてしまうと、黒の船2隻のエリアは外と繋がらなくなってしまうので、こういう網の置き方はできません。



同じ理由でこれもダメ。黒い船の置かれている1マスが外と繋がらなくなってしまう。



もう1つ、制限されていることがあって

船が1隻もいないエリアを作ってはいけない。

網をこう置いてしまうと、空白の3マスエリアができてしまうので置けない。



全部のエリアについて、得点計算をして合計点の多い方が勝ちです。



さて、最初は何も置かれていない状態から始めます。



白か黒を選んで船と網をそれぞれ手元に置きます。



黒から手番を始めます。
手元から船を1つ選んで、好きなマスに置きます。



白も同様に、空いている好きなマスに船を置きます。



交互に6隻ずつ置きます。



その後の手番では、網を1つ置いていきます。(船は動かせません)









網を置ける場所がなくなったらゲーム終了です。





Yuuki Doi

評価・・・

※評価の基準についてはこちら

ぱっと見の印象は ナゲッツ に似てると思うかもしれない。
でも実際のプレイ感は、どちらかというと コリドール に近い。

※実際、コリドール からヒントを得てデザインされたとのことでした。

ということで、 コリドール が好きな人には是非やってみて欲しい作品。
非常に良くできてる。言うまでもなくとても面白い。

ただ、今、ネスターのゲームって少し入手が難しくなってるんだよね・・

あとは、 レーベンヘルツ新版 を極限までシンプルにしたらこうなったみたいなようにも思えるかな。

少々気になったところは、網(壁)コマは、共用なので白黒に色分けされてなくても良かったんじゃないかと思える点。
それと、最後の点数計算が若干面倒かな。※ 囲碁 とかだと数えやすくするために整地したりするけど。

でもホントに気になったのはそのくらいで、コリドール ライクでありながらもしっかりオリジナリティも併せ持ち、かつ完成度も高い。

空白エリアを作っちゃいけないというのと、エリアは必ず一番外と繋がってなければならないという、たった2つのごくシンプルな制限だけで、これほどの面白さが表現できてるというのがすごい。

今のところネスターのゲームの中ではこれが一番好きかもしれない。

2021/06/06


JohnnyBet



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