たっくんのボードゲーム日記

No.138
コリドール
Quoridor

プレイ人数:2 - 4
プレイ時間:約20

ルール難易度 簡単!
日本語化 不要




非常に単純なアブストラクトゲーム。

ゲーム全景。



自分のコマを相手側の一番奥のラインまで進めれば勝ちである。


手番では上下左右に1マス、コマを動かすことができる。




あるいは手持ちの「板」を、、




こんな風に置いて、通せんぼすることができる。




しかし、完全に到達不可にしてしまうような置き方はできない。



つまり、板を使って完全に道を塞いでしまうのはダメなのだ。
ただどんなに遠回りであっても到達可能なルートが存在する限りOK。

板は10枚ずつ(2人プレイ時)


コマが隣りあった場合は




飛び越すことができる。




とにかく1手でも早く一番奥に到達できれば勝ち





Marchesi, Mirko
プレイ記



エースくんと対戦



俺が白(手前側)で、エースくんが黒(奥側)













まだ手の内を探り合ってる状態・・・








まぁ、塞がれるよな。。





やばい、囲まれた!





やられた、、右側の通路を塞がれた。




かなり劣勢。






若干形勢逆転したか?




しかし、板の残り枚数がキツイ




この状況で、エースくんはまだ3枚残してる。





だめだ、負け。



評価・・・

※評価の基準についてはこちら

オール木製の高級感あるコンポーネント。
シンプルな完全アブストラクトゲームなのだが
プレイ感は割に軽いので「アブストラクトは苦手」という人にも勧められる。

でもこれだけシンプルなのに奥は深くて、なかなか面白い。

2人対戦だと板は10枚ずつなのだが、適当に使っていると
あっという間に足りなくなってしまう。
盤上は似たような状況なんだけど、持っている板の残数の差で
勝負がつくこともままあるので無駄使いはできない。

見た目通り、洗練された内容のゲームだ。
けっこう幅広い作戦が取れるので、次はこういう作戦でやってみようとか
うまい人のやり方を見ると真似したくなる。

子供向けの知育玩具としても良いんじゃないかな。
ルールは簡単だし、すごく頭使うよこれ。
コンポーネントも木だから丈夫にできてるし。

短時間ゲームであるし、負けるととても悔しいので
つい「もう1回」と言ってしまう。

良作の証であろうかと思う。

それにしてもオール木製というのは高級感があっていいねぇ。
インテリアにもなりそうな感じだ。

ただ、Aを付けるにはあと少し足りないか。。
良くも悪くも第一印象通りだったからかもしれないなぁ。
あと3人プレイができないのもちょっと×。

4人プレイでどうなのか、みてみたいところだ。


■2011/06/25追記

4人プレイやってみたのだが、、とにかく視認性が悪い。
誰がどの色のコマなのか非常に分かりづらくてイライラした。

それを目をつぶって考えても、敢えて4人でプレイする新しい面白味は薄いように思う。
やっぱりこういうタイプのアブストラクトは2人プレイの方がいい。
4人プレイだと「他のプレイヤー次第」というのが大きくて
「アブストラクトならではの面白味」が削られてしまう感じがする。

2人プレイだからこそ、自分が打った手に対して、たぶん相手はこうきて
そしたらこうして・・・という先読みの楽しみが出てくる。

なので2人でじっくりやるべし!


▪️追記

これのレビュー記事を最初に書いた当初、なんでちょっと物足りないと感じたのかもう忘れてしまったのだけれども

これは、今ちょっと考え直せば、A評価にしない理由は無いですね。

いろんな人とずいぶん遊びましたけど今でもまったく飽きてません。

コマを相手側の一番奥まで一手でも早く到達させれば勝ち。
その勝ち方の分かりやすさと遊びやすさ、戦略性や奥深さ、逆転劇、短時間で遊べるお手軽さ

素晴らしいゲームだと思います。

2015/04/12


JohnnyBet



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