たっくんのボードゲーム日記

No.461
ブルゲンランド
Burgenland

プレイ人数:2 - 4
プレイ時間:約45

ルール難易度 普通、特に難しい点は無い
日本語化 不要


ボード全景、11の小さい城とちょっと大きな青い屋根の城が描かれ道でつながっています。


大きな城だけはつながってませんが・・



小さい城には、3つの四角い建設スペースと1つの丸い建設スペースがあります。



その建設スペースに様々な建物を建てていきます。


城壁、城館、家は四角い建設スペースに、井戸は丸い建設スペースに建てます。

4人プレイの場合は、最初にそれぞれの建物コマを下記の数だけ受け取ります。


これらの建物を最初に全部建設したプレイヤーがゲームに勝利します


あと4人プレイの場合は、任意の4つの城の北側(上側)の四角い建設スペースに城壁を配置します。


これらの初期セットアップの内容はプレイ人数によって変わります。

大きな城を除く各城は2本の道とつながっていて、その道には「境界タイル」が置かれます。





で、建物の建設に必要なコストとして支払う「カラーカード」


8色で、それぞれ10枚ずつあります。


建物を建てるには、4枚のカラーカードを支払う必要があります。
このとき、建てようとしている城につながっている道に置かれた境界タイルと同じ色のカラーカードが必要になります。


この場合なら、赤とオレンジのカラーカードしか支払いに使えません。
もちろん、赤2オレンジ2とか、赤4、オレンジ4とかでもOK。


さらに建物の種類によって、これ以外の建設条件を満たす必要がある場合もあります。


まず、城壁。これは4枚のカラーカードを支払って、四角い建設スペースが空いていれば建てられます。


建てたら、そのときに城に建設されている城壁の数と同じ枚数のジョーカー(どの色のカラーカードとしても使える)が貰えます。

次に城館。これは1つの城につき1つしか建てられません。



さらにボード右下に置かれた「建築家カード」で示された分の追加コストを支払う必要があります。


この場合は「4」と書かれていますので

手札のカラーカードに書かれた数字で合計4以上になるようにして捨て札にします。
ちなみにおつりは出ません。



「建築家カード」は、城館の建設が1回行われるたびに、1枚めくって新しい追加コストの金額が示されます。

家を建てる場合は、同じ城に城壁が建設済みとなっている必要があり
しかも家1つにつき城壁が1つ必要です。


※四角い建設スペースを追加できるボーナスタイルがあって、それが使われた場合は
1つの城に家2・城壁2という構成で建築が可能になります。

井戸は、井戸カードで示された番号の井戸にしか建設できません。


この場合5番、なのでここ。


特殊な井戸コマが置かれて場所が示されます。

建設コストは、他の建物と同じくカラーカード4枚。
赤い井戸が置かれた城に続いている道に置かれた境界タイル2枚で示された色のカラーカードが必要です。

カラーカードを払ったら、自分の手元から井戸コマを赤い井戸コマの代わりに置きます。



井戸を建てた場合は、ボーナスでカラーカードがもらえます。
最初は5金分のカラーカードがもらえますが

井戸が建設されるたびに、だんだん金額が減っていきます。


井戸が建設されたら井戸カードがめくられて次に建設可能な場所が示されます。



さて、5金分のカラーカードの獲得方法ですが

カラーカードの山札から、数字の合計が5以上になるまで1枚ずつオープンにしていきます。


この時点ではまだ合計4なのでまだめくれます。


これで5以上になったので、今回はこの3枚がもらえます。



井戸以外の建物は、大きな城に建てることもできます。



また、小さい城の四角い建設スペースにはいろいろマークが描かれていて、これらは建物を建てたときボーナスとして貰えます。



これは、任意の2枚の境界タイルの位置を入れ替えることができる「交換タイル」


手に入れたら、任意のタイミングで使用できます。

他にも4種類のボーナスタイルがあって、これらは?マークの描かれている建設スペースに建てたときランダムで獲得できます。






■手番では

1.必要なカラーカードを支払って建物を1つ建てる
2.カラーカードの山札から2枚引く

上記のうちどちらかを選択します。


手持ちの建物コマを最初に建て切ったプレイヤーの勝ち





Brand, Inka
Brand, Markus
プレイ記

イズナさんと対戦



これを先に建て切ったら勝ち



とりあえず初期手札


うーむ


水色とオレンジ揃ったか



城館の建設に必要な追加コストは5


まだちょっと払えないな




城壁はたくさんあることだし、ここは茶色い家を置く






イズナさんの手番


城館の追加コストとして、ジョーカーを切ってきた

マジかいな・・




それなら、というわけでもないけれど
ジョーカーを入れれば、緑と赤で4枚揃うので


ここは井戸作っとく

4金もらえるし



早々に井戸2つ消化



3つ目も建設


残る大きな課題は家と城館、どっちかというと城館の方がやっかいかな







城館の追加コストが痛い



もうちょい・




残った城壁2つは大きな城に建設できたんだけれど、城館は同じカラーカード6枚必要で最後までこれが揃わず


負け



評価・・・

※評価の基準についてはこちら

ん〜〜〜・・・

なんか作業チックで淡白。

ゲーム序盤に置いたコマとかプレイしたことが中盤戦以降に影響を与えにくくて、しかも影響範囲というのも局所的な感じ。
そういうのはカフェインターナショナルで感じたことと良く似てる。

それと、軽めのプレイ感の割にはけっこうルールがめんどい。
細かいチップとか、種類ごとに分けてセットアップしなければならないカードとかも多めかな。


チケットトゥライドと同じように、それなりにカード溜め込むことになると思うんだけれども
引くカードは選べないし、プレイするときも4枚という枚数はどこでも同じなのでメリハリを感じづらい。

そんな中で、建設に必要なカードの色を指定するタイルを入れ替えるアクションはちょっと面白いかも。
チケットトゥライドなんかも、なんらかのタイミングで路線の色が変わったりしたら新しい面白さが生まれる可能性あるかなと思った。
まあ、この作品のシステムをそのまま適用しただけじゃたぶんダメだとは思うけれど。

何が良いかって、これって2枚のタイルを入れ替えるというシンプルなアクションが
自分の都合の良い状態に持っていけると同時に、他のプレイヤーにとっては痛手になるかもしれない要素なわけで
やっぱりねー、そんな風に1つのプレイが色々な考えどころを生み出すのって面白いと思うんだよな。

面白さを感じる要素ってもちろん他にも色々あると思うけれど、、うーん、3、4人プレイなら何か違うのかな?

2015/03/06


JohnnyBet



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