たっくんのボードゲーム日記

No.273
ゼヘツ
Zertz

プレイ人数:2
プレイ時間:約30

ルール難易度 簡単!
日本語化 不要




3色の球体コンポーネントです。


見ての通り、白が6個、グレーが8個、黒が10個

これを

・3色、3つずつ(計9個)獲得する
・白を4つ獲得する
・グレーを5つ獲得する
・黒を6つ獲得する


上記のいずれかを達成したら勝ちとなる




そして、金属製のリング×37個




これを1辺4つずつの正六角形状に並べます


これがゲームボードとなる

球体は全て、全体のストックとしておきます。



手番でやることは

好きなボールを1つ選んで




好きなリングの上に乗せる




そして、リングを1つ取る(ゲームから除去する)


これだけ


ボールを乗せるときは、特に制限無くどのリングに乗せてもいいのだが

リングを取るときは、横にスライドして他のリングにぶつかることなく
取ることのできるリングのみ、取ることが可能となっている。



取ったリングはゲーム上は除外扱いなのだが、手元に置いておきます。
※獲得したボールを乗せておくのに便利なため


さて、手番がまわってきたときボード上で隣接しているボールがある場合は
上記の、ボールの配置&リングの除去は行うことができません



隣接するボールがある場合は、ボールを飛び越して移動させます。


で、飛び越されたボールを獲得することが出来る。


■飛び越す際のルール
・1度に飛び越せるボールは1つだけ
・飛び越した先が空いているリングでなければならない
・飛び越した先でさらに飛び越せるなら、連続で飛び越すことができる


たとえば、こんな場合




こういう感じで飛び越すことが可能なので




一気に3つのボールを獲得できる





獲得したボールは、除去したリングの上に乗せて見せびらかしますw



「飛び越す」ことでボールを獲得した場合は、ここで手番終了となる。



さて、ボールを獲得する手段は他にもあって
リングを除去するときに、赤矢印で示したリングを取ってしまうと・・




離れ小島ができます。


このとき、

・離れ小島の全てのリングの上にボールがある場合は、それを全て獲得できる。


上記の例では、この条件を満たしているので白のボールを獲得できる



なので、こんな場合は離れ小島を作ってもボールを獲得できない





この場合は、ボールを配置するときに空いているリングを
埋めてあげることで獲得することができる。


もちろん、この場合は3つ全部獲得できる。


ちなみにギプフのボードを使ってリングを並べることもできるのだが


むしろボードは無い方が見栄えが良いかもしれないな。





Burm, Kris
プレイ記



kunさんと対戦


初手は俺から、ど真ん中に置いてみる。


俺は黒のボールをどんどん置いていくことにする。


ある程度、偏りがあった方が戦略立て易いかなと思ったのと
そういうアンバランスさというのは面白さを生み出しやすいと思うので。



どんどん置ける場所が限られていく


それでも調子に乗って置いていく俺


さーて、たまにはグレーでも置いてみるかな


俺「ん?・・」

ちょっと待て。

これヤバくないか?


白ならどうだ?




うむむむむむ・・・ここでかなり長考

あそこに置くと、ポンポンポンと取られて終わり

こっちに置いても・・ダメか

こりゃ完全に失敗だったな



もうしょうがない


黒をこのへんに置いてみる

kunさん「じゃあ、トントントンと」


あれだけ考えた挙句、結局3個も献上してしまった。。




kunさん「このボール、触感がいいなw」


こっちにそんな余裕は無い・・(TT


さっきは、ボール1つ分ずつ空けて置いて失敗したので
今度は2つ分空けて置いてみることにする。




その後、この状態で俺の手番


ん、待てよ?


ここに置くのが良いんじゃないか?




そうすると、kunさんは青の矢印のように飛び越すしかない


その後、俺は3連続ジャンプで黒を一気に3つゲットできる


ちょっと挽回できたかな




その後も、こんな感じで置けば


俺は黒をゲットできる


こんな状況になった




取ったボールは・・


もうどう考えても黒狙いでいくしかない


さらにその後、こんな感じになったのだが


ここで致命的ミスをしてしまう

右上の黒ボール。離れ小島にできたんだよね。。



そのことに気付いていたkunさん、あっさり黒ゲット


終わったかも・・


あと白1個取られたら終わりなので


ここに置くしかないか?・・


あーダメだ、白取られる




負け。




評価・・・

※評価の基準についてはこちら

ゲーム内容の前に、一連のギプフシリーズの中ではこれが一番見た目的に映えると思う。
コンポーネントをならべて眺めてるだけで、ある種の満足感に浸れるというか^^;
インテリアにもできそうな感じがする。

まだ1回ちょっとやっただけだけど、初心者でもかなり先読みがしやすいゲームだと思う。
それゆえ、先の先まで考えてしまい結局訳が分からなくなってしまったのだが・・

ただ、先読みがしやすいということは必須ということでもあり
そういうのがちょっとプレイ感の重たさというか疲労につながってしまった感もある。

見た目的にもプレイの内容的にもギプフよりは華やかな感じ。


ボードはどんどん小さくなる一方で、今ゲームが中盤なのか終盤なのか
進行具合がとても分かりやすいのがいい。
要するに収束性が良いということなのだが、それがさらに視覚的にも
良く分かるので、より一層ゲームがビシッと締まっているように感じられる。


最初にボード作る(リングを六角形に並べる)のが若干面倒なんだけど
俺の魚なんかよりは全然楽。
リングの除去も、横にスライドして取れないものはルール的に取っちゃいけないので
ちょっとしたことなんだけど、こういうプレイアビリティの良さが全体の印象を引き上げてると思う。

先の先を考えるのが好きな人にオススメしたいアブストラクト。
そういうところは囲碁と将棋どちらに近いかと言えば、確実に将棋だと思う。

アブストラクトの中ではたぶん苦手な部類なんだけど、なんせ見た目の印象が良いので割と好み。

2012/03/24




■追記

最初は広いように見えるボードなのだが3~4手もするともう置ける場所が
かなり限られてくる。
ポイント、ポイントではあるものの結構長考しがちなゲームかなと思う。

まあ、特有の面白さや魅力があるし、ゲームとしてもなかなか面白いと
思うんだけど、やっぱりちょっと苦手なタイプかもしれない。

あ、嫌いっていう意味じゃなくて、弱いっていうことね。

念のため

2012/04/11


JohnnyBet



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