たっくんのボードゲーム日記

No.105
イモムシイモムシ
Worm Up!

プレイ人数:3 - 5
プレイ時間:約15

ルール難易度 簡単な部類に入る
日本語化 不要




イモムシのレースゲームです。



イモムシは半球状の木製コマ7個でできていて


一番後ろのコマを取って、、



一番前にくっつけることで前に進むことができる。





ゲーム全景。右の白黒のヤツがゴール、イモムシが最初にゴールに触れたら勝ちである。



ルールブックにはスタートとゴールは60cm離して置くと書いてあったので
これだとちょっと近すぎるかな・・



さて、各プレイヤーにはこういう4,5,6,7それとXという5枚のチップが配られる。



で、これを一斉に出して出した数字の分だけ自分のイモムシを進めることができる。

ただし、だれかと数字がバッティングしたらその手番では何もできない。


例えばこんな感じだった場合は



黄色と赤のプレイヤーは7でバッティングしてるので何もできず。
緑だけ6コ進めることができる


ちなみに、こんな風に他のイモムシの進路妨害もOK



ただし他のプレイヤーのイモムシ同士にくっつけてはいけない。


そして、Xのチップは何なのかというと
場に出されていない数字を自由に選べる。
ただし、もちろんバッティングしたらダメ。



この場合、黄色は4か7を選ぶことができる。
・・・まあ普通は7を選ぶだろう。

あと、数字を選ぶ以外にゴールを動かすという選択肢もある。

※間違い、数字を選んでイモムシを進めつつ同時にゴールも動かせるというのが正しい
ぎふとさん、ご指摘ありがとうございました。


ゴールの端のどちらかを押さえて、クルン。
まぁ、こんな感じで自分のイモムシに有利なように動かせるんですな・・ ゴールが動くレースってどんなレースじゃ^^;
Randolph, Alex
プレイ記



相棒、ばぁばと3人プレイ



俺が黄色で、相棒が赤、ばぁばが緑


序盤、、

俺&相棒「あー、またかぶった!!」どうも思考回路が似ているらしい。



ばぁばが1人ゆうゆうと進む。。


その後、遅れながらも俺と相棒もようやくスタート




相棒の赤に幅寄せして嫌がらせしてみる。。



相棒「ちょっと~、人のジャマしてる場合じゃないでしょ」


その後、俺とばぁばが3連続「X」でかぶる・・・



それを尻目に、相棒の赤イモムシが狭い間をすり抜けていく


そのまま、、ゴール。
相棒の勝ち
プレイ記2

イズナさん(黄) KDさん(緑) たっくん(赤)の3人プレイ



せーの!



よっしゃー!


やっぱここは、こんな感じでw


イズナさん「あー」


よし、次

7で被ってるから、次は7は出しづらいはず!

せーの!


げふっ


イズナさん「1,2,3・・」


くそ、まとわりつかれた



せーの!!


今度は全員被らなかった 動かすのは一番小さい数字のイズナさんから

さらにまとわりついてくるんだろうな・・


それなら右側からすり抜けてしまえ


イズナさん「あ、そうか」


その後、今度は完全に覆いかぶさるように嫌がらせw




さんざん嫌がらせして気が済んだので、緩やか和やかに左にカーブしていく







しかし、その直後・・ゴールも左にカーブさせつつ再び大斜行して進路妨害(笑




しっかり覆いかぶさってから方向転換




移動し終わったら、クルッとまわしてゴールの方からお出迎えw


たっくんの勝ち


プレイ記3

こしばてつやさんえみPさん坂口さんたっくんの4人プレイ



なんかスタート地点からいきなりバックしてるイモムシが居ますw







坂口さん脱出に成功!



被らないー






やべー、えみPさん独走態勢






全力でゴールをえみPさんから逃がす(笑









もうこうなると、えみPさんは大きい数字を出す必要がない。
4か5、どっちを出してくるか。


やはりここは正直に4だろう。
しかし、その裏をかいて敢えて5で来る気がした。

その5をバッティングさせにいくことにする。

せーの

オープン!


あーーーーー

こしばさん「前のラウンドで4使っちゃってるから、4出せないからさー」

あ、それ見落としてた^^;

なんつー初歩的ミス(T T



えみPさんの勝ち



評価・・・

※評価の基準についてはこちら

一度使ったカードは次のラウンドで使えないというルールがあるのだが
これがいろんな思惑を交錯させてくれる。

例えば、誰かが7を使っていれば当然その人は次のラウンドで7は
使えないんだから、7を出せばカブる可能性は低くなる。
しかし、他の人も同じことを考えているかもしれない。
それならさらに裏をかいて・・・といった具合だ。

相手の進路妨害ができるのも面白い。これによって完全に進路をふさいで
バックせざるを得なくさせてみたり、そうすることで競争相手を絞ることもできる。

そして動くゴール^^;ネタとしては面白いんだけど、ゴールを動かすと
自分は動けないのでこの選択ってちょっと不利なんじゃないかなぁ?

なのでXは自分のイモムシを進ませつつ、ゴール動かせるっていう方がいいのではないかと。

当然、そうなると強力なカードなのでいっそうカブりやすくなるだろう。

※ルールブックにちゃんとそう書いてありました


半球状のコマ7個でできたイモムシは、妙なリアル感があってけっこう好きだ。

あと、色々アレンジが利くのもいいところ。

コンポーネントに「コース」に相当するものが無いので、自由に作ることができる。
一応、ルールブックにはスタートとゴールは60cm離すって書いてあるけど
もうちょっと長くしたっていいし、途中に障害物とか置いたっていい。
その場の雰囲気でいろいろ変えて楽しめばいいと思う。

難点はカード(タイル?)が小さいということ。ちょっと扱いづらい。
もうちょっと大きく作って欲しかったな~。


■追記2

ハゲタカの餌食を十分楽しんだ後に、アクセントとして遊んでみるのが良いかなと思う。
バッティング部分は同じようなシステムを継承しつつ、レース仕立てのテーマと
何よりゴールが動くという秀逸でありながら、そのアホなシステムが笑える。

ハゲタカの餌食で多少ジリジリしたあとに、一見似た感じのするゲームなんだけど、もっと和やかに盛り上がれます。
直接的に妨害(斜行)が可能なんだけれど、不思議とそのことでイライラするようなことはほとんど無いのはなんでなんだろう?

2015/06/26






■追記

純粋なゲームシステムとして見ると、かなり余計なものが多い感じなんだけど
でもその余計な添加物のバカらしさというかアホっぽさ加減がいい味出してて笑える。

システムとしてもバッティングゲーの部分は十分楽しめるし
なんかもうこのゲームに関しては、それ以上細かいこと言ってもしょうがない気がしてくる。

あからさまな進路妨害とか、ゴールが動くとかいうのをネタにして
みんなでワーワー言いながら笑ったり盛り上がったりすればそれでいいんじゃないかとw

2013/04/05


JohnnyBet



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