たっくんのボードゲーム日記

No.30
ハゲタカの餌食
Hol's der Geier

プレイ人数:3 - 5
プレイ時間:約10

ルール難易度 非常に簡単!
日本語化 不要




とっても簡単な心理戦のカードゲームです。


15枚の得点カードです。より高い得点のカードをたくさん集めます。



最高点は10点、しかしマイナスのカードもある。。


これらの15枚の得点カードは、山にして上から1枚めくります。




さて各プレイヤーにも15枚ずつ、カードが配られます。



1~15まであります。


5色の中から1色を選びます。なので5人までプレイできます。




さて、得点カードを1枚めくったら、全員1枚ずつカードを伏せて出します。




で、一斉にオープン!



最も大きい数字を出した人が、得点カードをもらえます。


なので、この場合は緑のプレイヤーがゲットします!




しかし、マイナスのカードの場合は。。




最も小さいカードを出したプレイヤーが引き取らなくてはならない




他のプレイヤーと同じ数字を出してしまった場合は、カードをもらえません。



この場合は、15が最も大きいのだが、、
複数出ているので無効になってしまう。


なので、15以外で一番大きい14を出したプレイヤーがゲットできます。



要するに、カブったら無効になる。

これは、マイナスのカードの場合も同様で
カブった場合は引き取らずに済む


手札も得点カードも15枚なので、15回これを繰り返したらゲーム終了。


得点カードの合計が一番大きいプレイヤーの勝ち






Randolph, Alex
プレイ記



俺、相棒、抱っこちゃんバァバの3人でプレイ

最初の得点カードは5。

うーん、8くらいでいっておくかなぁ・・


俺「じゃあ、これで」手札を1枚伏せて場に出す

全員が伏せて出したら

全員「せーの!」で一斉にオープン!

俺「あ」

俺:8、相棒:5、抱っこちゃんバァバ:15

んー、思い切ったことするなぁ、15いきなり出してきたよ。


・・・その後


得点カードは最高の10

やっぱここは15でしょ

全員「せーの!」

俺:15、相棒:15、抱っこちゃんバァバ:13

俺&相棒「あーーー」

やっぱかぶったか・・・取れなかったよ(T_T

抱っこちゃんバァバがゲット


次、得点カードは8。かなり高い。取っておきたい!

俺は14を選択

全員「せーの!」

俺:14、相棒:14、抱っこちゃんバァバ:12

俺&相棒「あああーーー!」

またかぶったよ(TT


こんな調子で高得点カードで、俺と相棒4回もカブってしまい
抱っこちゃんバァバ、たなぼた的に洗いざらい持っていく・・・

結局、俺7点くらい
相棒、マイナス点
抱っこちゃんバァバ40点近く

完敗でした。。

相棒と数字がかぶりまくったのが痛かったなぁ。。


プレイ記2




JOSSさん、kunさんと俺で3人プレイ

メビウスから最近発売された新版でプレイしました。


さーて、最初のカードは



うーー、きっつぅ、いきなり-4かーー

これはあまり中途半端な数字は禁物。

11くらいでいっておくか・・


結果



俺とkunさんがかぶった

kunさん「JOSSさんどうぞwww」


次は、3か・・




ここは捨て。



それにしても、どうもkunさんとは妙に気が合ってしまっている


5だ。このくらいの数字は取りにいきたいところ。



10を選択する俺。

ちょっとぬるかったかな・・


ギリギリ取れた、結果オーライ




4か、まあ取れるんなら欲しいけどさっき5取れたし、ここは捨てでいいや。



出すカードは2を選択。


結果



ぬおお!ラッキー、取れちゃったよ!!


次、6。ここでぬるいカードを出して失敗するのが一番まずい。



いかに他のプレイヤーの考えの一歩先をいけるかどうかなのだ。

ならば、ここで最強の15を出すことにする。


結果オープン!



よーし、オッケイ!ゲット!


次の-2は、7で何とか凌ぐ。



JOSSさんどうぞー



9か、、15のカードを残しているのはkunさんのみ。
もちろんそのことはkunさんも知っていることだろう。

それなら完全に捨てでいいや、4を選択。




オープン



なにぃ・・・

俺「え、15じゃないの???」

kunさん「違いますよwwwww」

くそー、これはやられたかもしれん。。


次は8、あんなことがあった後だからな、、
という心理の裏を突いて、ここで残った手札で最強の14を選択。




見事、_JOSSさんの13をかわすことに成功!




満を持して登場した最高値の10。



俺「10ですよー、心してカード選ばないとダメですよーww」

軽く陽動してみる


注目の結果は・・・



あれ、意外としょぼい^^;



このラウンドで取れたカード



まあまあかな、でもトップは10と9をゲットしたkunさんでした。



評価・・・

※評価の基準についてはこちら

ルールは単純明快、プレイ時間も10分程度。
それでありながら程よいジレンマと読み合いが楽しめる。

場に出た得点カードが10だったりすると、是非とも取りたい。
けど下手に15とか出すと誰かとバッティングして取れないかもしれない。
だったら13あたりにしておく?いや、でも誰か1人が15だったら
せっかくの13が無駄になってしまうかも・・・

ハゲタカカードを取らないようにするためにも大き目のカードを残しておきたい。
じゃあ、得点カードが1とか2のときに小さい数字を処分して
もし取れればラッキーくらいに思っておくか・・

でも相手も同じこと考えてるかもしれない。

悩みは尽きない。


ルールが簡単なので、普段まったくゲームをしない人でも楽しめる。
それでいてジレンマもしっかりあり、フリークにはちょっと物足りないかもしれないが
でもこの手軽さを考えれば十分な楽しさと言える名作だろうと思う。



■追記

これは、やっぱりカードゲームとしては初めての人に最もオススメしたいゲーム。
このゲームがハズれだったケースというのは、ほぼ全くと言っていいほど無い。
それくらい万人受けがいい。

唯一、一度毛嫌いされたことがあるのは「ハゲタカ」というネーミングくらい


プレイのしやすさ、ルールの分かりやすさ、面白さの分かりやすさ
これほどまでに手軽に楽しめるものでありながら、ゲーマー同士でやっても
ゲーマーと初心者が混じってやっても、まったく問題なく楽しめるというのが
とても素晴らしい。

欲を言えば、もう少し味のある絵とテーマだったら尚良かったかなー。

でもゲームとしては、これは十分にAで良いなと思った。

評価変更します。

2011/11/13


JohnnyBet



番外編




よく出来たカードゲームなので、カードゲームと言えば・・ということでアミーゴ版のご紹介です。

まずは箱
裏面
得点カード
10点のカードは、かわいいネズミが10匹で賑やかです
ハゲタカの方は、というとマイナスが大きくなるにつれて墜落します(笑
得点カードの背
プレイヤーが手札として持つ1~15までのカード
ネズミがチョロチョロしてます
愛嬌があります
各色こんな感じ
カードの背
■総評 カードのデザイン、エンボス加工が施してある等、やはりこのメーカーの カードの品質は最高レベルのものを感じる。 個人的な好みで言えば、ドミニオンチケットトゥライドのような 落ち着いた感じの高級感あるデザインの方が好きなんだけど、単純な品質という点で見れば 本当に良くできてると思う。 あ、でもこういうアニメチックな絵が嫌いというわけではないよ。 こういうかわいらしい絵も心が和むし、これはこれで全然好き。 メビウス版も愛嬌あるデザインだし、決して悪くは無いんだけど、アミーゴのカードと 比較してしまうと、どうしても見劣りしてしまうのは致し方ないところか。。 まあ言語依存は無いし、結局のところは個人個人の好みで選べばいいと思う。 でもやっぱり、このアミーゴの絵のデザインの方が凝ってて好きだなぁ。

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