たっくんのボードゲーム日記

No.483
ボードニムト
Tanz der Hornochsen

プレイ人数:2 - 8
プレイ時間:約40

ルール難易度 普通、特に難しい点は無い
日本語化 不要


ニムトのボードゲームバージョンです。

ここでは「違い」という視点で紹介してみようと思うので、知らないという方は先にニムトのページを参照して下さい。

ボード全景、本作ではカードの代わりにタイルを使用します。
で、そのタイルをボード上に置いていきます。


ボードの外周には得点チャートが描かれていますが、ニムトと同じくこれは失点を表します。

タイルのバック


手持ちのタイルを隠すための衝立があります。

初期手札はタイル6枚。


ニムトの10枚と比べるとちょっと少なめですが、ニムトと違ってタイルはゲームの途中で補充されます。

その方法は2つあって



各ラウンドの最初に1〜3枚までのタイルを買うことができます。
1枚購入するにつき1点を支払います(失点する)。

タイル配置で失点したとき

ニムトでいうところの、各列の6枚目を置いたタイミングで6枚目を置いたプレイヤーは失点すると同時に
その列に置かれているタイルを1枚、もしくは2枚手札に加えます。
※ただし、本作では6枚で固定ではなく列によって枚数が異なります。

例えば、左上の列の場合は4枚目のタイルを置いたプレイヤーが失点します。
その下の列の場合は5枚目という具合です。


失点数は各列の一番右に赤い丸数字で書かれています。

手札タイルが無くなったとき

このときは、失点することなく無料で6枚のタイルを補充できます。
つまりうまく立ち回って、失点を避けつつ手札を無くすことができればタダで6枚のタイルがもらえます。


失点トラックを進んでいくコマたち




誰かが失点を食らうと、4つのカード列は徐々に下に移動していって、その次はボード右側に来ます。


点数計算(失点)が発生したタイル列の最後に置かれたタイルが、下方向に向かって次の空いているタイル列に移動します。
※写真ではまだ点数計算が発生していませんが、もし点数計算が発生したとすると矢印の列に移動します。




このあたりのカード列のマスにはいろいろな特殊効果が描かれているマスが増えてきます。



誰かのコマが失点チャート上に描かれたウシマークに進むと、ちょっとしたイベントがあります。



赤いカード2枚が描かれているマスに列が移動してくると、1回で2枚ずつタイルを出します。



どのタイル列(の右端に置かれたタイル)よりも小さい数字のタイルは、4列のうちもっとも大きい数字のタイル列に置かれます。



ストックのタイルと誰かの手持ちタイルが無くなるか、失点チャート上のゴミのマスに誰かのコマが入ったらゲーム終了です。





Kramer, Wolfgang

評価・・・

※評価の基準についてはこちら

今回はプレイ記無しの暫定評価というか軽い感想程度で。

5人プレイだったのだけれども、後半の列には失点が回復する列があるためかちょっと収束性が悪かったような感じがした。
本来はもっとキレがあるゲームのはずとのことだったのだけれども、、プレイ人数がもうちょっと多くないとなのかなぁ。

カードゲームで人気が出て、ボードゲームになった例というとそんなに多くはないと思うのだけれど
最近でいうと、魔法にかかったみたいブルームサービスとかがありますね。

本家ニムトの完成度が高く、余計な要素を足した結果、失敗作になっちゃってるようだと残念だなって
ルールを聴いた段階では思っていたのだけれども、割とうまくボードゲームにリメイクできてる感じはする。

ただし、あくまでニムトが大好きで遊び倒した人向けかなぁ・・というのもあるかな。


カード版のニムトでもいろいろなバリエーションルールが発表されているので、大抵はこれだけでも十分過ぎるくらい満足出来る内容と思う。

とりあえず今回はこんなところで。


2015/08/20


JohnnyBet



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