たっくんのボードゲーム日記

No.284
オバケのみつけかた
Spiegelspukschloss

ルールブック和訳
プレイ人数:2 - 4
プレイ時間:約30

ルール難易度 簡単!
日本語化 不要




3人の子供たちがオバケの格好をして遊んでいます。

しかしいつのまにかオバケは4人


実はいつのまにか本物のオバケが紛れ込んでしまいました。

プレイヤーは、どれが本物のオバケかを見つけます。


しかし、本物のオバケがどれであるかを当てるだけではダメで


オバケが持っているロウソクの色も当てなければなりません。


ボード全景、オバケのお城です。箱がそのままゲームボードになっていて
4つの鏡が置かれています。




真ん中にオバケコマを置いて



鏡に正面を向いて映るまでクルっと回します。


このときオバケの正体が子供なら、姿が鏡に映ります。


オバケをちょっとだけ持ち上げて、ロウソクの色を確認します。




しかし、本物のオバケは鏡に映りません


本物のオバケの場合は、クルッとまわすと鏡が下に落ちてしまいます。


このときオバケが持っているロウソクの色を言い当てることができれば勝ち。


しかし、間違えてしまうときついペナルティが待っていま	す。。


ところで、この本物のオバケの告発をするためには
4つのロウソクチップを集めなければなりません。




プレイヤーは最初に1枚ずつ「探索カード」を受け取って、そこに描かれているのと
おなじシンボルマークのチップを集めます。


4つそろったらすぐに告発することができます。


4つのオバケコマはボード上の赤いマスの上を動きます
中央の回転台には目隠しのための障害物が立てれていて
真ん中にオバケコマを置いて回すと、これらの障害物も一緒に回ります。


ロウソクチップは、マスの外側にランダムに伏せて置きます。


手番では、サイコロを振って出た目の数だけ任意のオバケを動かします。


たとえば2なら


好きなオバケを



2マス動かして




そこに置かれているロウソクチップをオープンにします



自分のシンボルと同じならそれを獲得できます。


違った場合は、オープンにしたまま残しておきます。


サイコロの目は、1、2、3、オバケ、オバケ、オバケという構成になっていて


オバケの目が出た場合は、好きなマスに移動させることができる

さらにオバケの目の場合は、移動する前に任意で
そのオバケを真ん中に置いてクルッとまわすことができる。


そして、鏡に映ったとき(オバケに変装した子供の場合)は見えたロウソクの色を
全員に聞こえるようにハッキリ言います。




この場合は「赤」ですね。ちょっと写真が分かりづらいのだが・・
※雲って見えるのは保護フィルムをはがし忘れていたからで、フィルムをはがせば綺麗に映ります

4つのチップをそろえることができたら、すぐに本物のオバケの告発にチャレンジできます。

本物のオバケだと思うコマを取って、真ん中に置いてクルッとまわします。
で、鏡が落ちたらオバケが持っているロウソクの色を当てにいきます。

ここで、鏡が落ちなかったり、色を言い当てられなかった場合は
集めたロウソクチップをすべて場に戻さなければならない。


ちなみに、ボードを外してみると中はこうなっていて


真ん中に四角い突起が付いています。


オバケのコマをひっくり返してみると


本物のオバケだけは、ボードの突起にひっかかるようになってます。

もちろん、ゲーム中はオバケをひっくり返して見てはいけません。


上級ルールとして、得点をつけるルールもあります。


本物のオバケだけでなく、他の子供たち(が化けているオバケ)が持っているロウソクの色も当てます。

全プレイヤーは自分のロウソクチップを使ってオバケコマの前に投票します。
正解1つにつき1点。本物のオバケの告発に成功したプレイヤーは正解なら
さらにボーナスで2点もらえます。





Leitner, Violetta
Daum, Dr. Thomas
プレイ記



相棒と対戦 本物のオバケ以外のロウソクの色も当てる上級ルールでやってみた


俺のシンボルは○ 相棒は☆

トントントンと・・



相棒「オバケ」


相棒「くるん、、と」

相棒「赤でーす」

なるほど


やった、○のロウソクチップだ


俺「1個目ゲット」


相棒「またオバケ」


まあ、確率2分の1だからガンガン出るよな



あれ・・・どれが赤だったっけ?^^;




相棒「私もチップゲット」




うーむ




オバケの目。ちょっと見ておくか


あ、コイツが赤だったか。

俺「赤です」


○のチップ発見


これで3個目


しかし、その後☆のチップをめくってしまい、ナイスアシストになってしまう。



なので相棒も難なく3つ目ゲット




相棒「オバケの目か、これにしてみようかな」


俺&相棒「あ」

相棒「オバケでーす」


お互い残るは、ここに置かれたチップのみ


相手のチップのマスにオバケを置いておけば取れないので
オバケをどけては、また邪魔されてという泥仕合


俺の手番、出た目は




俺「あ、☆のチップのところにオバケ移動させられねー・・」




そうすると、次の手番で相棒はチップ4つ揃えてしまい




相棒「本物のオバケはこれ」 ←自信満々

負けたかなこりゃ


相棒「あれ?やだ、鏡落ちないー、えーー」

ラッキー

俺「じゃあ、チップボードに戻してw」


かなり有利な状況になりました^^




ふふふ、本物のオバケはコイツですよ ←自信満々






俺「あれーーー、なんで??ちがったっけ」

相棒(笑


しかし、相棒がモタモタしている間に怒涛の追い上げをみせて再びチップ4つ
相棒より先に集める。今度は間違えんぞ。




みごと正解



さて、投票


本物のオバケのロウソクは黒で確定 これは間違いない



残りのチャイルドオバケのロウソクがけっこう微妙だけど・・


でもフタを開けてみたら、相棒も俺も全問正解


なので、オバケの告発に成功した俺の勝ち



評価・・・

※評価の基準についてはこちら

いや、侮ってたわけじゃないんだけど、これ想像以上に覚えられない。
たったの4つなのに・・

ゲームとしての本質は90%以上は記憶力ゲーム。

でもオバケだぞ~なんかと同じで、位置がコロコロ入れ替わるので
覚えておくのがけっこうキツイ。

チップを集めたり、相手の邪魔をしたりすることにもいくらかは神経を使うので
フッと気が緩んだ瞬間、もうわけが分からなくなってる。

記憶が得意な相棒でさえ間違えたので、難易度としては大人にとってもやり応え十分だと思った。

本物のオバケは鏡に映らないという設定と、鏡が落ちるギミックは良く考えられてて
非常に面白い。コンポーネントの品質的にも良く出来てる。プラスチックなんだけどね。

これなかなか良いんじゃないかな?子供と一緒に大人も真剣に遊べると思う。

敢えて、ちょっと改善してくれたら嬉しいなと思ったのは
鏡が落ちるギミックを、磁石仕掛けだったらもっと良かったかなーと。

下手するとオバケを真ん中にセットした時点で、オバケかどうか分かってしまうので
コマを中央に置いた瞬間、磁石の力を使って鏡が落ちた方がより盛り上がるかなと思った。

あと、鏡の使い方で斜めからの入射角をギミックにうまく取り入れてくれたらなと思ったのだが
そこまではちょっと高望みしすぎかな?

評価Aまでにはしないけど、でもこれかなり面白いと思う。

2012/05/07


JohnnyBet



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