たっくんのボードゲーム日記

No.406
ムンドゥスノーヴス 新世界
Mundus Novus

プレイ人数:2 - 6
プレイ時間:約60

ルール難易度 普通、特に難しい点は無い
日本語化 不要




カードゲームです

交易品を集めてお金(ダブロン)を稼ぎます。たくさん稼いだ人の勝ち。


交易品は10種類あって、1~9の番号が振られています。


右下の数字の付いていないカード(インカの遺物)だけは、ちょっと特殊な交易品。


これらの交易品を、他のプレイヤーと交易(カード交換)して集めるのだが


違う種類の交易品1セットをダブロンと交換できます。



4種類・・・ 5ダブロン
5種類・・・ 7ダブロン
6種類・・・ 10ダブロン
7種類・・・ 15ダブロン
8種類・・・ 20ダブロン
9種類・・・ 25ダブロン
このとき、インカの遺物だけはカードセットに含めることができないのだが インカの遺物は単独で1枚からダブロンに交換することができる
インカの遺物1枚・・・ 3ダブロン
インカの遺物2枚・・・ 7ダブロン
インカの遺物3枚・・・ 12ダブロン
インカの遺物4枚・・・ 18ダブロン
インカの遺物5枚・・・ 25ダブロン
ちなみに、全9種類+インカの遺物を揃えることができたら 手持ちのダブロンに関係なくゲームに勝利します。 さて、交易品はお金だけでなく「発展カード」というお助けアイテムに換えることもできる。 発展カードは、同じ交易品を集めると交換できます。 ※このときは、インカの遺物をワイルドカードとして使うことができる 場には常に5枚の発展カードがオープンにされます。 このとき、並べられたカードの順番が重要で 発展カードのデッキから遠い位置に置かれたカードから順に 1~5枚目(の発展カード)というように呼びます。 理由は、集めたカードの種類と枚数によって獲得することのできるカードが異なるからで
同じカードの枚数カードに書かれた数字
1、2、3 4、5、6 7、8、9
カード3枚 1枚目のみ 1~3枚目の中から1枚を選択 5枚の中から好きなものを選べる
カード4枚 1~3枚目の中から1枚を選択 5枚の中から好きなものを選べる
-
カード5枚 5枚の中から好きなものを選べる
-
-
枚数が多いほど、あるいはカードの数字が大きいほど選択肢の幅が広がります。 なので、たとえば2の交易品カード4枚なら 1~3枚目の発展カードの中から獲得するカードを選択することができる。 では、その発展カードとは具体的にどんな効果があるのかと言うと まず、「商人」 商人は、交易品をお金や発展カードと交換する際に 任意の交易品カード1枚を、別の交易品カードとして使うことができる。 商人カードは3種類あるのだが、このカードの場合は 任意の交易品カードを1,2,3いずれかのカードにすることができる。 ※あと、右上にダブロンのマークが描かれている場合は  ラウンド毎に収入を得ることができる。  このカードの場合は持っていると2ダブロン、ラウンド毎の収入になる。 たとえば、これなら6の交易品カードを3として使うことで 3の商品カード4枚セットとして、発展カードと交換することができる。 同様に、この商人カードなら任意の交易品カード1枚を 4,5,6のいずれかとして使用できる。 緑の商人カードは、7,8,9のいずれかに変換できる ちなみに、青の商人カードはラウンドごとに1ダブロンの収入になる 緑の商人カードにはラウンドごとの収入がありません。 さて、ラウンドの最初に交易品カードを5枚ずつ配ります。 で、交易(カード交換)するわけだが 「キャラベル船」という発展カードがあって、これを持っていると キャラベル船カード1枚につき、交易品カード1枚追加でもらうことができる。 ただし、キャラベル船による追加カードに関しては単に山札から引くわけではなく まず全プレイヤーの持っているキャラベル船カードの合計枚数を調べます。 この場合6枚。 その枚数と同じ枚数の交易品カードを山札からオープンにします。 それで、キャラベル船カードの右上に書かれた数字の合計が小さい順に交易品カードを獲得します。 この場合 プレイヤーAが11、プレイヤーBが18、プレイヤーCが12なので まずプレイヤーAが場の6枚の中から好きな1枚を獲得する。 次はプレイヤーCの12なので キャラベル船2枚持っているので、交易品カード2枚を取ります 最後はプレイヤーB 残った3枚の交易品カードをすべて獲得します キャラベル船による追加カードの分配が終わったら 交易長トークンを持っているプレイヤーは 手札から交易に出すカードの枚数を宣言します。 宣言する枚数は2~4枚の範囲で指定します。 「3枚」とか 全プレイヤーは、交易長が宣言した枚数の任意の交易品カードを伏せて出します。 で、一斉にオープン このとき、出した交易品カードの数字の合計が最も大きいプレイヤーが 交易長トークンをもらって新しい交易長になります。 交易は交易長からはじめます、 交易長は、他のプレイヤーがオープンにしたカードの中から1枚えらんで手札に加えます。 たとえば、プレイヤーAが交易に出した(オープンにしている)インカの遺物が 欲しかったのでこれを獲得したとします。 次は、獲得したカードを公開した人の番になる つまり、プレイヤーAが公開したカードが獲得されたので 今度はプレイヤーAがカード獲得の権利を得ます。 まあ、例えばプレイヤーCのカードを獲得してみる。 獲得したカードをそのまま手札に加えてもいいのだが 市場(場に3枚オープンになっている交易品カード)と交換することもできます。 まとめると ・カードの獲得(交易)は交易長から行う ・それ以降は、獲得したカードを公開した人の手番になる ・獲得したカードは、そのまま手札に加えてもいいし  市場とのカードと交換してもいい 全プレイヤー、公開したカードの枚数と同じだけカード獲得を行うまで (つまり、場からカードがなくなるまで)交易を続けます。 交易が終わったら、カードセット(同じカードor違う種類のカード)を作って お金もしくは、発展カードと交換するのだが。 交換をするスタートプレイヤーは交易長が決めます。 さらに ・基本的に、カードセットは1つしか作ることができない という制約があり、 交換に使用しなかった交易品カードは捨て札にしなければならない。 しかし、「倉庫」という発展カードを持っていると 次のラウンドに手持ちの交易品カードを持ち越すことができる 倉庫には2種類あって、この倉庫なら2枚持ち越せる こちらの倉庫は1枚だけ その代わり、ラウンドごとに1ダブロンの収入があります。 もう一度、全体的な流れを整理しておくと 1.イベントの処理 2.交易品カードを5枚ずつ配る(※キャラベル船による追加カードの配布も行う) 3.各プレイヤー1人ずつに対して、交易長が交易に出す交易品カードの枚数を指示する 4.指示された枚数のカードを手札から一斉にオープンにして、交易長から交易(カード獲得)を開始 5.出されたカードがすべて取られたら交易終了 6.獲得した交易品をダブロンまたは発展カードに交換する 7.手札に残ったカードを捨て札にする これで1ラウンド終了 場の発展カードが5枚未満になるか、75ダブロンに達したプレイヤーが出たら そのラウンドでゲーム終了。 もっともダブロンを稼いだプレイヤーの勝ち。 もしくは、10種類の交易品をすべてそろえることができたら そのことを宣言してゲームに勝利します。 発展カードは常に5枚オープンで、獲得されるたびに 「1枚目」の方に向かって詰めるように補充していきます。 ところで、ラウンドの開始時に1枚目の発展カードの左下をチェックします。 なにか、マークが付いていたらイベントの処理というのを行います。 ※1ラウンド目だけはマークが付いていても行わない イベントは全部で5つあります
火事
そのラウンドは倉庫使用不可になる(ダブロンは獲得できる)。

どんなセットを作っても1枚目の発展カードしか取れなくなる。
国王の援助
複数枚の発展カードを獲得できる。
つまり2つ以上の、同じ種類のカードセットを作ることができる。
原住民
違う種類のカードセットで、ダブロンへの変換レートがカード1枚につき1ダブロンになる。
海賊
キャラベル船2隻持っているごとに、交易品カードを1枚捨てなければならない。
このラウンドで、どのイベントが発生中であるかチップを置いて示します。 ★その他の発展カード★ 発展カードの中には、実在した人物が描かれたカードが1枚ずつ入っています。
フランシスコ・デ・コロナド
2ダブロン払って任意のイベントを発生させられる。
ディエゴ・デ・アルマグロ
発展カードを獲得するとき、山札から引くことができる。
エルナン・コルテス
ラウンドごとに3ダブロンの収入
ペドロ・デ・バルディビア
交易品を公開したとき、価値の合計に+3ポイント
ファン・デ・ラ・コーサ
イベントの影響を一切受けない。(国王の援助も含む)
フランシスコ・デ・オレリャーナ
交易中、獲得したカードを市場と交換したとき 市場のカードが
同じカード3枚連続する数字3枚
になったとき2ダブロン獲得。
ゴンザロ・ピサロ
所有しているキャラベル船のうち、もっとも数字の高い船の数字が0になる。
ファン・ポンセ・デ・レオン
所有しているキャラベル船を2つの艦隊に分けることができる。
追加カードを選ぶときや海賊イベントのとき、それぞれの艦隊は別扱いになる。
バルトロメ・デ・ラス・カサス
交易品カードを出す枚数について、交易長の指示に従う必要がなくなる。
0~X枚の範囲で、好きな枚数を出すことが出来る。
※Xは交易長が宣言した枚数。
造船所
ラウンドごとに自分よりキャラベル船を
多く持っているプレイヤー1人につき1ダブロンもらえる。
※このカードは複数枚あります
Cathala, Bruno
Laget, Serge
プレイ記

4人プレイ



初期手札、最初はやっぱ買い物優先かな、勝利点より






船を買う、それもかなり高速船


ある程度の手札枚数を確保できるようにしたいところなので

まだまだ、狙うは倉庫か船


自分の手札で既に必要なカードは揃ってるので、、あまり交易に旨味はナシ



2隻目ゲット


勝利点はまだ0だけど、カード枚数があれば一発アガリもあるのがこのゲーム



なかなか勝利点変換チャンスが来ないなー



んーー、そうすると、、船買っとく?



そろそろ勝利点にしといた方が良さそうだけど、6種類だとまだあまり美味しく無い



ならば買い物か



でもちょっと買い過ぎた



黄金が3枚揃ったので、さすがにここは勝利点もらう


12点

しかし、、まわりを見るともうすでに50点とか言ってる

溜め込んだ船にモノを言わせて



商人使って、変換して8種類!



次のラウンドももういっちょ8種類!!!



追い上げ実らず、ドベでした




評価・・・

※評価の基準についてはこちら

パドブラに色々要素を足してボリュームアップした感じ。
思っていたよりもスムーズに遊べたし、これはこれで悪く無いようにも思ったのだけれど、、

ちょっとやり過ぎかな、少なくともゲーム慣れしてない人には勧めにくい。

得点パターンがけっこう多岐に渡っていて、カードの特殊効果とかも多め。
ラウンドごとにカードを回収して配り直して、船カードの分のカードの分配をして・・・んーー、、

得点(ダブロン)と交換するときも変換表はルールブックを見ないとだし。


正直めんどい

カード交換(交易)のときに、交易長のカードが最後に取られなかった場合の調整とかもパドブラみたいに
ルールでちょっと制限しちゃえば不要だし。。

まあ、とはいえ1つ1つの要素を見ていけば分かりにくいものは無いと思うけどね。
ボリュームともろもろの煩雑さに起因する問題かな?

もう少しスリムに絞って、スマートさを維持出来てれば良かったのかも。

2014/05/18


JohnnyBet



レビュー一覧へ


たっくんのボードゲーム日記