たっくんのボードゲーム日記

No.304
ケルトダイス
Keltis das Würfelspiel

プレイ人数:2 - 4
プレイ時間:約15

ルール難易度 簡単な部類に入る
日本語化 不要



まだまだ続くケルトのスピンオフシリーズ。今回は最近流行りのサイコロゲームです。


サイコロ5つと小ボード。願いの石タイルに、プレイヤーコマが4つずつ。


サイコロは、お馴染みの5つのコースシンボルマークと
願いの石の目で構成されています。




5つのコースをできるだけ奥(より得点が大きいマス)へ進めていくのだが
いつものように、最初はマイナス点から始まります。


一番奥(写真だと上)まで進められれば10点


手番では5つのサイコロをいっぺんに振って、出た目のうち
1種類を選んで、その目のサイコロの数だけコースを進めます。


この場合なら、赤、黄、緑を選べば1マス
青を選べば2マス進めることができる。


まあ、大抵はできるだけたくさん進めたいので数の多い目を選ぶ。


でも2マスだとまだマイナス3点。

※1つのコース上に同じプレイヤーが2つ以上のコマを出すことはできません。



願いの石が描かれたマスに止まれば




いつもどおりもらえます



今回の願いの石でもらえる得点一覧
獲得した石の数 9~
得点 -10 -4 -3 -2 10
今回は1個も取れないと、-10点。かなり大きい。 サイコロで願いの石の目が2つ以上出ていれば、1個もらえます。 ところで、出た目が気に入らなかった場合は 1回だけ振りなおすことができる 好きなサイコロを選んでOKで、数も任意。 残しておきたい目は残しつつ、残りのサイコロだけを振りなおすことができる。 うまくすればMAX5マス進めることができるのだが 本家ケルトとちょっと感覚が違うのは、一番奥のマス(10点)まで到達したら 以降、その目に関しては無効 余ったダイス目を別のコマの移動に割り当てたりとかはできません。 クローバーのマスに入ったら、今移動させたコマも含めて任意の自分のコマを1つ選んで 1マス進めることができる。本家と同じく、さらにクローバーに入ったら連鎖します。 コボルトのマスに止まると、手番がもう1回できます。 願いの石も含めて、特殊効果のあるマスはこの3つだけ。 6点以上のマスに、プレイ人数によって決められた個数のコマが入ったらゲーム終了。 ■ゲームの終了条件
2人プレイ 5個
3人プレイ 7個
4人プレイ 8個
ちなみに、ボードはリバーシブルになっていて裏面はこんな感じになっている。 ×の描かれたマスには止まれません なので、たとえば黄色のコースをスタートさせるためには3マス以上(サイコロ3個以上) 一気に進めなければならない。
Knizia, Reiner

評価・・・

※評価の基準についてはこちら

最近流行のダイスゲーだけど、これなかなかイイネ!
ボードは表面と裏面、両方やってみたんだけど
さほどプレイ感に大きな差は感じなかった。

どっちも面白い。

本家ケルト特有の、捨てたいけど拾われたくないという
ジレンマや軽いリソースマネジメントっぽい部分はゼロだけど
その分、ホントに軽く楽しめる。

けど選択肢は少なくないし、けっこう考えるよ。
でもより強い思考性を求めるなら、やっぱ本家の方がいいかな。
あと、くにちーのダイスゲーで言えばヘックメックの方が深みはあるかな。

でもプレイのテンポは明らかにこっちのがいいので、ヘックメックに冗長さを感じるようであれば
このケルトダイスはオススメしたいところ。

非常にコンパクトでセットアップもラクチンな短時間ゲーなのでリプレイ率も高そう。
トータルの面白さでは残念ながら本家にはちょっと及ばないけれど
少なくともスピンオフものとしてはかなり良い出来のダイスゲーだと思う。

2012/08/17


JohnnyBet



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