No.7
ケルト
Keltis
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プレイ人数:2 - 4人
プレイ時間:約40分
プレイ時間:約40分
ルール難易度 普通、特に難しい点は無い
日本語化 不要
ボード全景。各プレイヤー5つのコマを、5つのコースに進めていくゲームです。 1人分のコマ5つ。1つだけ大きいコマがあります。 コース上には得点が書かれていて、一番奥まで進めると10点 しかし最初は0ではなく、マイナス4点から始まる。 ただし、重要なのはスタート地点から動かなければ、そのコマは0点ということ。 中途半端にコースに出るくらいなら動かない方が得策なのだ。 ちなみに、大きいコマは得点が2倍になるのだがマイナスも2倍なので よく考えてコースに出す必要がある。 さて、ではどうやってコマを進めていくかだが。。 5色のコースの色に対応したカードをプレイすることで進める。 カードは各色0~10まで2枚ずつある。 これらのカードを8枚、手札として持ちます。 手番が来たら、手札から1枚プレイします(自分の前に出す)。 そうすると、カードの色と同じコースを1マス進めることができる。 カードの数字に関係なく、1枚プレイしたら1マス。 2枚目以降をプレイするときは、少しずらして置きます。 そうすると、もちろん次のマスに進める。 カードをプレイしたら、1枚補充するので手札は常に8枚。 カードのプレイの仕方に1つルールがあって 必ずカードの数字を降順か昇順に並べなければならない。 なので、0、1、5とプレイしたら・・・ もう4はプレイできない。※同じ数字(この場合だと5)はプレイできる こういうカード列を5つ(5色)作っていきます。 ※5つのコースすべて進めるならば そういう感じでカードをプレイしては補充してコマを進めていき、、 6点以上のマスに、コマが5つ入ったらゲーム終了。 合計点数の最も多いプレイヤーの勝ちとなります。 さて、コース上にはタイルが置かれているマスがあります。■ちょっと補足 タイルは裏返しにして良く混ぜて、裏返しのまま灰色のマスと10点のマスに配置します。 配置し終わったら全てのタイルをオープンにする という手順でセットアップします。まず、数字の書かれたタイル。 これは、その数字がそのまま得点としてもらえます。 これなら3点。 次にクローバーのタイル このタイルのマスにコマが進んだら コース上に出ている中で、好きな自分のコマを1マス進めることができる。 なので、今進んできたコマをもう1マス進めてもいい。 最後に願いの石タイル。 このタイルだけは、早い者勝ちで最初にマスに入ったプレイヤーが獲得します。 このタイルをたくさん集めると・・ ボーナス得点がもらえる。5個以上あつめると10点。 しかし、集めた個数が少ないとここでもマイナス点。 さて手番ではカードをプレイする以外にもう1つ選択肢があって 要らないカードを捨てることができる。 捨てられたカードは色ごとに山にします。 どちらを選択しても、カードは1枚補充する。 このとき山札から引いても良いのだが、、、 捨てられたカードを拾うこともできる。(各カード山の1番上のカードのみ) なので、自分に必要ないからと言って安易に捨てると 他のプレイヤーへのナイスアシストになってしまうことも。。 大体こんなところかな。
Knizia, Reiner |
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プレイ記
カードを8枚、手札としてもらってゲームスタート うーむ、青が3枚。どうするかな。 じゃんけんで負けたので、手番は相棒から。。 赤のカードを出す相棒、なので赤のコースにコマを1つ進める。。 じゃあ、俺はとりあえずピンクにしよう。 ピンクに1つ進める。。 コマは1つだけ大きいのがあって、このコマは得点2倍。 つまり、大きいコマを1番奥(10点)まで進められたら20点! なのでこれは重要 俺の手番、もう1枚ピンクを出す。。 相棒は、赤のコースに0、2、2と出して大きいコマを進めてきた。 俺の大きいコマはピンクのコースを ポンポンポンと進めていく。。うん、順調順調。 他の色も進めていく。。 青のコースの願いの石争奪戦! 取られた・・・ 赤のカードが増えてきたな。。 相棒は、ピンクを10、8と出してきたので 俺はピンクの9を捨てることにする。 (相棒はもうピンクは8以下しか出せないので) んー、赤と黄だらけになってきた。 よし、赤もコースに出そう! ということで赤ガンガン出す・・ 全部で5つ、6点以上に進むとゲーム終了。 マズイ、相棒もう3つも6点以上に進んでる・・・ 俺はまだ1個だけ。。 そうこうしてるうちに、相棒の大ゴマが10点に到達。 敗色濃厚・・・ 願いの石も5つも取られてまんがな・・・俺この時点でまだ1つ。 俺もなんとか、ピンクのコースの大ゴマを10点に進められた! このあと、黄色のコースの願いの石2個目を なんとかゲットしてゲーム終了。 コースの得点ではいい勝負だったんだけど 願いの石の数の差で負けた。。
プレイ記2
ツエツキさん、Aさん、Bさん、俺の4人プレイ ピンクの列(真ん中)に願いの石が偏ってるなー 俺はグレー 手札は、と。。そこそこ恵まれた配牌だ、緑と青が厚めで方針が立てやすい。 2倍コマをどちらのコースに進めた方が良さそうかだが、 緑の場合は8,6 青の場合は9,7 とカードを出すことになるかな? そうすると、単純な確率的に青の方が良さそうな上に 青のコースの方が願いの石もクローバーも1つ多くて有利っぽい感じ。 もう長考は無用w ピンクのコースは願いの石が多いからか、カードがたまたまピンクに偏っていたからか 若干競争率が高そうな模様 願いの石ゲット一番乗りのAさん 今のところこんな感じ 俺は予定通り緑と青を進めていく クローバーコンボで俺も石ゲット! 緑は0⇒3 青は9⇒7 という状況 青を最初に出したとき緑3を引いてきたので、緑は昇順にすることにちょっと方針変更 手札に残っている青は0と1、緑は6と8 さすがに今時点では、これ以上出すのは無謀だな 青以上に美味しそうな感じの黄色コース 黄色出す 白のBさんも黄色コースに参戦してきたが こちらの方が一手早い 2個目の石ゲットじゃ 黄色コースに茶色のツエツキさんも出てきた ところで、俺の大コマは1点のマスまで進んでいて 10点のマス(一番奥)まであと5マス。 しかし、そのうち2マスはクローバーなのでカード3枚出せれば到達できることになる。 そのときの俺の手札 となると青は1、0、0と出し切っちゃうのも全然アリだな 出す! めでたく10点到達&3つ目の願いの石ゲット 黄色のコースは最速で(願いの石がある)1点のマスを目指す 2、4、8、8とか少々強引に出していく。 とにかく1点まで一番乗りできればOK 5色目のカードをプレイする、なかなかチャレンジャーな白のBさん しかし強引に進めた結果ちょっと息切れ、というかカード切れ どうするかな・・ 今のところ、6点以上に入ってるコマは2つ まだ多少余計なことする時間あるかな 捨て札にも魅力的なカードが溜まっているな なんせ俺はまだ赤を1枚も出していない 赤のカードをプレイしつつ、同時に赤のカードを捨て札から拾いまくるw やりたかったことは、赤-2点のマスのクローバーを使って 黄色コースをポンポンポンと進めること。 あと1マスで黄色も10点到達できるぞ しかしさすがにそれは叶わず 最終形
ツエツキさん: | 21点 |
Aさん: | 13点 |
Bさん: | 4点 |
たっくん: | 47点 |
評価・・・
※評価の基準についてはこちら
ロストシティのリメイク作品なのだが、 明らかにより洗練された素晴らしいゲームに仕上がっている。 納得の大賞受賞。 非常に軽いプレイ感の中にしっかりしたジレンマ要素が盛り込まれている。 願いの石は早い者勝ちなので、早く取りに行かなければならない。 しかし、カードが十分揃う前に見切り発車でカードをプレイしていけば すぐにプレイできるカードがなくなってしまい、手詰まりになる。 ある程度のカード枚数が溜まってから進めないと、マイナスのマスで 終わってしまうということもしばしば。 基本的にはカードの数字は細かく刻んでいかないととても10点までは たどり着けない。 なのだが、もうゲームが終わってしまうというようなときに 悠長なことはしていられない。 0、1、4、8とか多少強引に進めることが必要なときもある。 どのくらいのさじ加減がベストか見切ることを楽しむゲームとも言える。 そしてもう1つのジレンマがロストシティと同じく、カードを捨てるときにある。 自分には要らないから捨てたい、しかし他のプレイヤーに拾われたくない このへんも考えどころになる。 ルールは難しくないし、ジレンマも分かりやすいので初心者向き。 でももちろん中・上級者も楽しめる。 テーマ性が無いゲームなのだが、その代わり高級感溢れるデザインになっていて 非常に雰囲気がいい。 繰り返し遊ぶに十分すぎるほどの面白さがある傑作。 まぁ、ちょっとでも興味があれば騙されたと思って一度是非やってみて欲しい。 個人的にクニツィアの作品の中では、もっとも好きなゲーム。 ■追記 このゲームの適正プレイ人数って 3人 ≧ 4人 > 2人 って感じかな ギークの推奨プレイ人数を見ても3人になってた。 あのサイト、濃い戦略ゲー好きゲーマーが多そうな感じなので あそこの評価は(自分にとっては)あまりアテにならないんだけれど 推奨プレイ人数の情報は非常に頼りになります。 ただ、このゲームの場合2人プレイでも十分評価Aに値すると思う。 あくまで比較問題で3人プレイがベストというだけ。 4人プレイだと、プレイが重くなって軽い心地良いテンポが若干崩れてしまう感じ。 3人・4人プレイと2人プレイの差は、インタラクションですね。 これはどのゲームにも言えることだけれど、相手が1人か複数かというのは まったく違うプレイ感をもたらすことが非常に多い。 でも繰り返しになるけれど、このゲームは2人プレイでも十分過ぎるほど楽しく面白いです。 2012/12/24JohnnyBet ツイート