たっくんのボードゲーム日記

No.133
カリブ
Karibik

プレイ人数:2 - 4
プレイ時間:約30

ルール難易度 簡単な部類に入る
日本語化 不要




ボード全景、カリブ海を舞台に海賊が都市を襲って財宝を奪いアジトに持ち帰ります。



海賊船は全部で6隻、オレンジの丸が都市。
そして、赤とか緑とかで色分けされた海のマスが各プレイヤーのアジト。


都市に置かれた財宝。これを奪って自分のアジトに運ぶ。



これは8000ダブロンの財宝。


コイントークンが良く出来てて、珍しい金属製。ちょっと軽いが・・



金貨・・・10,000ダブロン
銀貨・・・ 5,000ダブロン
銅貨・・・ 1,000ダブロン



さて、海賊船には名前が付いててこれは「Arriba」号



海賊船はすべて全プレイヤーの共有物で、この海賊船は誰のものとかそういうのは無い。


じゃ、だれがどうやって海賊船を暗躍(動かす)させるのかというと

1人1セット、こういうタイルが配られて、これでちょっとした競りを行う。




タイルホルダーに、海賊船の名前が書いてあって




さっきの数字タイルを挿して、海賊船に対して「入札」する。



要は海賊船ごとに、一番高い値(タイルの数字)を付けたプレイヤーが
その海賊船を動かせるということなのだ。
で、その数字がそのまま動かせるマス数になっている。


たとえば、Arribaには2で入札しているので



他のプレイヤーが2以上のタイルでArribaに入札していなければ
動かすことができる。

そして見事落札できれば、2マス動かせる。


財宝が置いてある都市に到達したら




その財宝を奪って




船に載せる




このとき、都市を襲わせたプレイヤーは財宝の価値に関係なく2000ダブロンもらえます。




自分のアジトに持ち帰れば、積んでいる財宝の価値分のダブロンが貰える。




最初は全ての都市に財宝があるわけでは無いのだが
1ラウンド(6隻の船を全て動かす)終わるごとに1つずつどこかの都市に財宝が置かれていく。



終了条件がボードに書いてあって、2人プレイなら誰かが6,2000ダブロン稼いだら
そのラウンドでゲーム終了。

もっともお金を稼いだ人の勝ち。


海賊船が他の海賊船を襲って財宝を奪ったり、逆に財宝を渡したりもできる。
交換も可能で、これらはすべて都市を襲撃するときと同じように
海賊船同士が隣接するマスに入ったら行うことができる。

他のプレイヤーがアジトに運ぼうとしてる船から横取りしたり
海賊船を動かす順番は決まっているので、それを見越して
財宝をリレーして運んだりするのだ。





Schliemann, Jens-Peter
Antonow, Michail
プレイ記



父、妹、相棒と俺で4人プレイ




さーてどうすっかな。

とりあえずFの船が財宝の置いてある都市に近くて
しかも近くに俺のアジト(赤)があるな。




Fの船狙いで。



一応かち合った場合に備えて、高めの数字のタイルを残しておく。

みごと落札、都市を襲って2000と財宝をアジトに持ち帰って6000で

合計8000獲得^^


次ラウンド。今度はDかな




前回と同じ手口でDの落札を狙う




次、この場合は。。



今財宝を積んでるDを落札するよりもAを落札して強奪したほうがいいな。
AのほうがDより先に行動できるので


Aを5で入札



妹も同じことを考えていたようだが

残しておいたタイルの差で俺が競り落とす!


最期はまぁ、さくっと5、4のタイルで競り落としてゲーム終了。



俺の勝ち



評価・・・

※評価の基準についてはこちら

1回ちょっとやっただけなのだが良い意味で、いろいろ軽い印象だった。

なんだろうな、ハゲタカの餌食のシステムを発展させて
ボードゲームにすると、こういうゲームも生まれてくるのかな?と思った。

変則競りゲームなんだけど、競りゲームの中でもプレイ感は軽い。
コンポーネントも少ないからセットアップも片付けも楽だし
そういう意味でも軽い。
競りゲームに慣れるためのゲームとしては、かなり適しているかもしれない。
自信を持って初心者にオススメできる。

コンポーネント類も良くできてるし、見栄えもいい。
財宝チップを海賊船に積み込めるあたりなかなか好きだ。
金属製のコインもGood。

財宝を交換したり受け渡したりできるので、2隻以上の海賊船のコンボで
財宝を自分のアジトに持ち帰ったり、逆にそれを読んで阻止しようとしたり。
その辺の読み合いがなかなか面白い。

それも難しい読みでは無いので、気軽にそういう読み合いが楽しめると思う。

しかし、その軽さゆえあまりゲームとしての奥の深さはそれほどでもないかな・・
ま、これで奥の深さも持ち合わせてるようだったら文句無くA付けるんだけどさ(笑

正式な評価は、もう1回くらいやってからにしたいのだが
今のところギリギリBつけてもいいかなといったところ。

まぁまぁ面白い。


■2011/01/11 追記

ちょーっと単調かな。読み合いになるとけっこう奥が深いらしいのだが
どうも面白さの焦点が、ぼけてるような印象。

初心者にもやりやすいにはやりやすいんだけど。。

船が6隻あるためか、うまく住み分けられてしまうとソロプレイっぽくなってしまう感じがあって
ここはもう少しシステムで、おいしいパイの数を制限したほうが良いような気がする。

厳しい競争に競り勝ってこそ、いざゲットできたときの喜びも大きくなると思う。

初心者向けの、ゆるーい感じの競りゲームといったところ。


JohnnyBet



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