たっくんのボードゲーム日記

No.443
ブループリント
Blueprints

プレイ人数:2 - 4
プレイ時間:約45

ルール難易度 普通、特に難しい点は無い
日本語化 不要


4種類(4色)のサイコロを6個使って建築物を造ります。


なので、サイコロは建築資材という位置づけなのだけれど
そういう感じは残念ながら無いですね^^;

ラウンドの最初に、建築地を表すカードを1枚ずつ受け取って衝立の後ろに置きます。
で、1回の手番で1個サイコロを取って積んでいきます。


設計図通りに建てることができると「blue prints」でボーナス加点がもらえるのですが、、


そんなの無視して好き勝手に建ててしまう業者(プレイヤー)も居たりします。



というのも、ボーナス点以外にも色々得点要素があるからで


オレンジのサイコロなら、隣接して置かれているサイコロの数が多いほど高得点
緑のサイコロはできるだけ多く使っていると高得点(6個全部緑なら30点です)
黒いサイコロは、高い場所に置かれているほど高得点
そして透明のサイコロは、サイコロの出目そのものが得点になります。


で、黒いサイコロの建築資材なら、高い構造物であるほど高得点になりやすいので


こうなるわけですね

ただし、これらの得点は最終的な勝利点ではなく


1〜3の勝利点カードをもらう為の順位を決める為の点数です。

つまり、そのラウンドでもっとも多く得点したプレイヤーは、3勝利点のカードをもらい
2位の得点だったプレイヤーは2勝利点のカードをもらうという感じ。

なので、得点はラウンドごとにリセットされます。


これが、ラウンドごとに得た得点を記録する為のチャート


同点の場合は、ボード左端に置かれた色のサイコロを使っているプレイヤーの順位が上になります。



そして、それ以外にも1〜6まで全ての目のサイコロを使ったプレイヤーは追加の勝利点カードがもらえるとか


まあ、点に関係する要素がけっこうたくさんあります。


手番では、共有の場からサイコロを1つ選んでサイコロ目を変えずに自分の建築物へ追加します。


で、袋からサイコロを引いて、振って、場に補充します。

サイコロの上に別のサイコロを置くときは、下になるサイコロの出目と比較して
同じか、より小さい目のサイコロしか置けません。


獲得した得点カードの合計が最も大きいプレイヤーの勝利です。





Tourigny, Yves
プレイ記

4人プレイ、何が有効なのか良く分からんので
とりあえず正攻法と思われるblue printsを目指しつつ、緑を集めてみることにする。



よーし、あと1個



と思ったら、3以下の目の緑サイコロが場に無かった


しょうがない、こんなもんでどうだろ?

さあ、衝立を外してオープン!!




まあ、そんなもんだろうとは思ってましたよ。


こちらもblue prints


でも低い構造物の割に黒が2つ入ってるのはちょっと効率悪いですかねー


こっちは、高い割に黒が入ってなくてこれも得点が伸び悩み



第2ラウンド



うーむ、あの違法建築戦法はけっこう有効なのかなぁ・・


と思うのだが

とりあえず、土台は黒じゃない方が良いだろうと




blue printsの可能性を残しつつ


あ、置く場所間違ってる

んー、まだ黒は要らんなー













結局、日和ってしまった。


ま、青写真通りってのは良いことだろうと、思っておく

こちらも相変わらず合法建築



そしてこの人はまたか^^;






しかし、得点を伸ばし、幅を利かせている感じがするのは件の違○建築。


次ラウンド



ここは、ちょっとblue printsクソ喰らえでいってみるか


○震○装バリバリのを造ってやる!


あー、一番上に黒いの置きたかったな


なかなかうまくいかないな

さて、今回のこの業者の建築は・・



おー!綺麗な合法建築、美しささえ感じますw



でもこっちもキレイ!


全面ガラス張りのクリスタルタワー。
そして最上階の暗黒の間が魅力的!

結果、たっくん9点



でもトップは、最後にクリスタルタワーを建設したSさんでした。


良く見たら、順位でもらえる勝利点カードは1枚も無いな。
そういうところも見事。



評価・・・

※評価の基準についてはこちら

悪く無いし、そこそこ面白いんだけど、得点まわりがちょっとごちゃっとしてて面倒かな?
3手番目以降くらいで、黒いサイコロばっかり取っていれば、たぶん高い建築物造ってるんだろうなとか
そういう想像というか読みは可能なんだけれど、んー、、、

特殊な勝利点カードの方は、他のプレイヤーのサイコロの取り方を見て、被らないようにとか
被っていることを知った上で、優先される材料を組み入れるようにして潰しにかかったりとかできるんだけど
ラウンドごとの得点で順位を付ける方は、どうにもなかなか読みようが無いし、ボーナスカードのついでくらいに思っておけばいいのかな?

個人ボードにブロック的なものを積むタイプのゲームとして、ウボンゴ3Dとかザックンパックみたいなパズル的楽しさが薄いなら、もっと魅力的な何かが欲しい。

インタラクションも薄めだし、どの色のどんな目のサイコロが取れるかもほとんど読めないし
手なりで積んでいくしかない感が強かった。

こんな建築物造ったよ、ジャジャジャーン!みたいなのを楽しむんだと思えば、良いのかなぁとも思えるんだけど。
そういう点では楽しかった。

けど、それほどシンプルなルールでもないし、だったらもうちょっと戦略性が欲しいかな。

2014/12/15


JohnnyBet



レビュー一覧へ


たっくんのボードゲーム日記