たっくんのボードゲーム日記

No.349
産業の時代
Age of Industry

プレイ人数:2 - 5
プレイ時間:約120

ルール難易度 ブラスよりは多少簡単になっているけれどやっぱり複雑で難しい
日本語化 不要


基本的なルールはブラスそのものなので、ここではブラスとの違いを簡単に・


両面仕様になっていて、こちらはドイツマップ


ブラスと最も大きく違う点は、運河の時代と鉄道の時代に分かれていないこと。

ボードには鉄道網しか描かれていません。


もう1つ、こういう個人ボードが用意されていて
各産業のレベル別コストや収入が一覧になっています。




たとえばレベル1の紡績工場なら建設コストは$4 そして売却時の収益は$8


高いレベルの工場は、より高い建設コストのほかに石炭や鉄などの資材が必要になります。

タイル左上の白い数字が勝利点です。


炭鉱の黒い四角の中の数字は、タイルの上に置く石炭コマの数




勝利点は産業やレベルに応じて0~4までで、ブラスよりもシンプルな数字に纏まっています。




海外マーケットへの売却ルールがちょっとシンプルになった等あるのだが、あとはほぼブラスと同じです。






Wallace, Martin

評価・・・

※評価の基準についてはこちら

プレイ感としては、これはもうブラスとほとんど変わらないですね。

そのときの状況というか、ニーズをみて産業を建てるとか
計画的に路線網をつくるとか、基本的なところは非常に面白いと思う。
コンテナなんかと比べて、ニーズを読み取り易くてプレイしやすいので
こういう感じの経済ゲームというのも、これはこれで独特な魅力的なものを持っている感じがする。
個人ボードなんかが用意されてて視認性が段違いに改善されてるのはすごく良いと思った。

むしろこのデザインなら必須コンポーネントなんじゃないのかと思ったくらい。


ただねー、、ブラスよりは若干簡易になっているものの
やっぱりまだまだルールが複雑過ぎかな。
ゲーム性を損なわずにシンプル化できそうなところはまだたくさんあるように思う。

あと、とりあえず借金から始まるというワレス特有のデザインが
ちょっと胃に良くないというか、、ただでさえ重たいゲームなのにさらに重たくしてるというか
ワレスが好きな人は、それが良いんだと思うんだけれど
個人的には正直、これ胃にもたれる。

そういうこってりなゲームで遊びたいと思うこともあるんだけれどね。
最初にも書いた通り、基本的なところはすごく面白いと思うし。

もーちょっとスリムかつエレガントに遊べるようにしてくれると嬉しいんだけどなぁ。

2013/02/15


JohnnyBet



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