たっくんのボードゲーム日記

No.512
バンパイアクイーン
Vampire Queen

プレイ人数:3 - 12
プレイ時間:約30

ルール難易度 普通、特に難しい点は無い
日本語化 不要


カードゲームです、1〜13まで各8枚ずつあります。


アブルクセンラミィキューブと似たような構成ですね。

カードの色はルール上は特に関係ありません。



ちょっと怖い感じのイラストですが・・



ちょっと特殊なカードが6枚あります。
と言っても、種類としてはおおよそ2種類だけ。

上の4枚はバンパイアクイーンで、ジョーカー扱いです。1〜13のどのカードの代用としても使えます。
下の2枚はバンパイアハンターで、この2枚がこのゲームのコアになってます。



バンパイアハンター2枚を除いてから、残りのカードを全てシャッフルして全員に配ります。


配る枚数はプレイ人数によって変わりますが、3〜8人なら13枚ずつです。

ルールの大部分は、トランプでよく遊ばれている「大富豪(大貧民)と同じです。

スタートプレイヤーが、手札から任意の枚数のカード(ただしカードの数字は同じでなければならない)を出します。



次のプレイヤーは、同じ枚数でより大きな数字を出さなければなりません。



出せない、出したくない場合はパスしてもOKです。 大富豪と全く同じですね。



バンパイアクイーンはジョーカーなので、こんな風に出しても良いです。


全員がカードを出すか、パスするかして手番が1周したら1ラウンド終了で、一番大きい数字を出したプレイヤーが次のラウンドのスタートプレイヤーになります。

スタートプレイヤーが、そのラウンドで出すカード枚数の決定権があるのも大富豪と同じです。


誰かの手札が無くなったラウンドでゲーム終了で、その時手札に残ってしまったカードの数字の合計がマイナス点です。


こんな感じで残ってしまった場合は、マイナス27点。

バンパイアクイーンやハンターのカードに書かれてる数字も、手札に残ってしまった時の失点です。


これらのカードを残したまま終了してしまうとかなり痛手です。


さてゲームを始める前に、15のバンパイアハンターを持つプレイヤーを決めて、その左隣のプレイヤーが20のバンパイアハンターを持ちます。 20のバンパイアハンターのプレイヤーが最初のスタートプレイヤーになります。 さて、残してしまうと痛い失点となってしまうバンパイアハンターの使い方ですが、、 バンパイアハンターは自分がスタートプレイヤーのラウンドでしか出すことができません。 バンパイアハンターが出されたラウンドはちょっと特別なラウンドです。 バンパイアハンターラウンドでは、手番のパスができません。 その代わり、どの数字のカードでも出すことができます。 もっとも大きい数のカードを出したプレイヤーが、この時出されたカードを全て引き取って手札に加えなければなりません。 バンパイアハンターラウンドではバンパイアクイーンは1バンパイアハンターは0として扱われます。 もっとも大きい数が複数出ている場合は、後から出したプレイヤーが出されたカードを引き取ります。 上記の場合は、5のカードを後から出したプレイヤーが引き取ります。 ハンターは、より強いバンパイアを追っていくといったところでしょうか。 クイーンだけは強すぎて手が出せないみたいですが^^;
・引き取ったバンパイアハンターは、直後のラウンドで出すことはできません。  ※以前のバンパイアハンターラウンドで引き取ったカードは出すことができる(バンパイアハンターを2枚持ってる状態) ・バンパイアハンターはスタートプレイヤーのとき1枚でしか出せません。  ※つまりバンパイアハンターラウンドの途中でバンパイアハンターは出せない ・パンパイアハンターラウンドで手札がバンパイアハンター1枚だけの場合は手番は強制パスとなり、そのプレイヤーがカードを引き取ります。
1ラウンド(全員1手番ずつ)終了時に、手札が無くなったプレイヤーが居たら1ゲーム終了で、他のプレイヤーは手札の数時の合計をマイナス点として記録します。 次のゲームの最初のスタートプレイヤーは20のバンパイアハンターを持っているプレイヤーです。 バンパイアハンター以外のカードをよくシャッフルして最初と同じように配りますが、バンパイアハンターだけは前ラウンドの持ち主が持ち続けます。 全5ゲームの合計で勝敗を決めます。
Kramer, Wolfgang

評価・・・

※評価の基準についてはこちら

非常に面白いゲームなんだけど、デッカイAとチッチャイaは絶版で入手難、ウシとロバはカードデザインがどうも好きになれなくて・・
と思っていたのだけれど、こんな豪華なイラストでエンボス加工まで入れてくれて嬉しい限り。
ちょっと怖い感じなので、好き嫌いはありそうですけど・・


「大富豪(大貧民)」のルールと重なる部分が多いのでインストしやすい。
ウノに似てるインフェルノの説明がやりやすいのと同じ感じかな。

バンパイアハンターに関するルールを追加的に説明してあげればだいたい事足りるんじゃないかと。

しかし、そのちょっとした味付けがあることによってゲームをより面白くすることに成功してる。
これもインフェルノとちょっと重なるところを感じる。

プレイ人数によって抜くカードを変えたりする必要は無く少人数から大人数まで、どのプレイ人数でも大体問題無く楽しめる。
大富豪とかだと、小さい数字のカードは単なるお荷物になりがちだけどバンパイアハンターの場合は小さい数字が貴重になることがある。
それはもちろんバンパイアハンターのラウンドだけど、でも出てきたカードによっては引き取った方が良いこともあるのが面白い。
ゲームの途中で新しいカードを仕入れることのできる唯一の機会なので。

とにかくバンパイアハンターのラウンドは場が盛り上がりやすいですね。

これは名作カードゲームと言って差し支えないかと思います。

2016/05/30


JohnnyBet



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