たっくんのボードゲーム日記

No.332
クー
Coup

プレイ人数:3 - 6
プレイ時間:約10

ルール難易度 若干分かりづらい部分があるかも
日本語化 シールは不要と思う、対照表があれば十分。


3×5=15枚のカードと




コイン



コンポーネントはこれで全部


ちなみにカードのバックはこんなデザインになってます。


カルカソンヌを髣髴とさせる、とても味のあるデザインですね


これらのカードを良く切って2枚ずつ、あとコインも2個ずつ配ります




2枚のカードは自分の前に伏せておいて置きます(自分のカードはいつでも確認してOK)


この2枚のカードがライフポイントであり、使用可能な特殊能力を表します。


ライフポイントを2つ失ったプレイヤーはゲームから脱落します

最後まで生き残っていたプレイヤーが勝者です。



基本的に手番ではコインを獲得します。




7コイン溜まったら、コインを獲得する代わりに



7コイン支払って

任意のプレイヤー1人のライフポイントを1つ減らすことができます。


ライフポイントを減らされたプレイヤーは、伏せられたカードの中から
1枚を選んでオープンにします。


当然、これだけじゃ面白くもなんともないので


手番では自分の手札のキャラクターが持つ能力(アクション)を使うこともできます。


カード交換というのは、自分のカードを山札と交換できます。

暗殺は通常7コイン必要なところ、アサシン(黒い人)の能力を使うと3コインで実行できます。

2コイン横取りは、他のプレイヤーからコインを強奪します。


1コイン獲得と2コイン獲得は特殊能力を必要としません。

「なら、1コイン獲得を選ぶメリットは?」となるのだが


さらに赤い人にはアクションがありません・・



実は、キャラクターにはもう1つ特殊能力があって
特定のキャラクターの能力を妨害(ブロック)することができます。




ブロックは手番以外のときに行います。

たとえば誰かが3コインで暗殺しようとしたときに、赤い人の能力でそれを阻止することが出来ます。

図を見ての通り、1コイン獲得は誰にも妨害されませんが
2コイン獲得を選択するとブロックされる可能性があります。


2コイン横取りは、2キャラクターから妨害されるので若干成功率が低くなっています。



しかし、、アクションもブロックも


ウソをついてもかまわない


ホントはアサシンを持ってないのに、3コインで暗殺しようとしたり
赤い人を持ってないのに、それをブロックしたりして構いません。



それでもし、他のプレイヤーのウソを見破ったら

「チャレンジ」 と宣言することが出来ます。


チャレンジを宣言された方は、手札をオープンにして
ウソではなかったことを証明しなければなりません。


ウソを見破られたプレイヤーはライフポイントを1つ失います



逆にチャレンジに失敗してしまった場合は、チャレンジを宣言したプレイヤーがライフポイントを1つ失います。


ウソをついていないことを証明できた場合は、オープンにしたかーどを捨て札にして
山札から新しく1枚引いてきます。(もちろん他のプレイヤーには見られないように伏せて置きます)




チャレンジされなかった場合は、もちろん手番プレイヤーはカードをオープンにする必要はありません。


しかし、他のプレイヤーは「ブロック」を宣言することができます。
(もちろん、ブロック可能なアクションならば)

そして、このブロックに対してもチャレンジすることができます。

チャレンジされなければ、ブロックは成功したということで手番プレイヤーはアクションを実行できません。


アクションに対するチャレンジであってもブロックに対するチャレンジであっても
チャレンジに失敗した場合は、即座にライフポイントを1つ失います。




■手番の処理手順

1.手番プレイヤーはアクションを宣言する

2.他のプレイヤーはアクションがウソだと思ったら「チャレンジ」を宣言できる
(1コイン獲得と7コイン使用による暗殺はチャレンジできない)

 手番プレイヤーは手札をオープンにします

 2.1.チャレンジ成功(手番プレイヤーのウソを見破った)
  ⇒ 手番プレイヤーはライフポイントを1つ失う

 2.2.チャレンジ失敗(手番プレイヤーはウソをついていなかった)
  ⇒ チャレンジしたプレイヤーがライフポイントを失う


この段階で「アクション」は確定

さらにブロックされる可能性のあるアクションの場合は・・

3.他のプレイヤーは「ブロック」を宣言できる

3.1.手番プレイヤーがブロックされたことを受け入れた場合
 ⇒ アクションは実行されず手番終了(カードはオープンにしない)

3.2.手番プレイヤーがブロックに対してチャレンジする
 
 ブロックを宣言したプレイヤーはカードをオープンにします
 
 3.2.1.チャレンジ成功(ブロックを宣言したプレイヤーのウソを見破った)
  ⇒ ブロックを宣言したプレイヤーはライフポイントを1つ失う

 3.2.1.チャレンジ失敗(ブロックを宣言したプレイヤーは本当にアクションをブロックできるカードを持っていた)
  ⇒ チャレンジしたプレイヤーがライフポイントを失う



※2.2.や、3.2.1.の場合、手番プレイヤーのアクションは実行できます

つまり、たとえばアサシンのアクションに対してチャレンジに失敗すると
ライフポイントを一気に2つ失ってゲームから脱落します。





Rikki, Tahta

評価・・・

※評価の基準についてはこちら

これだけの短時間ゲームの割に意外と処理手順が複雑で
ちょっと分かりづらそうな側面があるかもしれない。

ブラフゲーというか、ハッタリを楽しむゲームなので
ある程度積極的にウソをつくプレイスタイルじゃないとたぶんまったく面白くない。

これは髑髏と薔薇なんかよりもさらにプレイする人を選ぶような気がする。

ラブレターをより玄人好みにしたような感じのゲームかな。

誰でも気軽に楽しみたいということならラブレターをやればいいし
濃いゲーマー同士で、楽しみたいなら本作品を遊べばいいと思う。

手番の処理手順や、特殊能力の把握なんかも1回目のプレイではちょっと難しいと思うので
ゲーム慣れした人同士で繰り返し遊ぶのに良いんじゃないかなと。

その辺のハードルは決して低くないんだけど、もし乗り越えることができるなら
非常に面白いゲームだと思う。

個人的にはどっちかというと、本作の方が好きかな。
濃いゲーマーだとは思ってないけどw

2012/12/17


JohnnyBet



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