たっくんのボードゲーム日記

No.595
ヨンモク
Yonmoque

プレイ人数:2
プレイ時間:約10

ルール難易度 ルールは簡単
日本語化 不要


2人用のアブストラクトゲームです。


ボードとコマは陶器製です。

コマは青と白を合わせてあります。(オセロのコマと同じ)


お互いに、6個ずつ持ちます。

自分の色を4個連続で並べることができたら勝ちです。



斜めでもOK。



しかし、5つ並べてしまったら負けです。



手番では以下のどちらかを行います。
1. 手持ちのコマを自分の色を上にして盤上の空いてるマスに置く
2. 盤上にある自分のコマを動かす

最初は盤上に何もない状態から始まるのでお互いに1個ずつ手持ちのコマを置いていきますが、2手番目以降は盤上の自分の色のコマを動かすことができます。

必ず青が先手番でゲームが始まります。

動かせるのは斜めも含めて隣の空いているマスです。
それで、動かしたあと相手のコマを挟んでいればオセロのようにひっくり返すことができます。



こう動かしたとすると



こうなる。


手持ちのコマを置いたときは、ひっくり返すことができません。
同様に、手持ちのコマを置いたときは、4つ並んだとしても勝ちではありません。

コマの色と同じ色のマスの上なら2マス以上離れたところに移動させることもできる。


ただし、途中で曲がることや、途中にあるコマを飛び越すことはできない。
途中で止まるのは自由にできる。

ということで、こう動かして、、



ひっくり返すことができます。



白の方が動かせるマスが多いです。


真ん中と4隅のマスはどちらの色でもありません。


こんな状況で、白の手番だとして。



うっかりこんなところに置いてしまうと、、



青の勝ちになってしまいます。






Mitsuo Yamamoto

評価・・・

※評価の基準についてはこちら

1ゲーム10分前後くらいかな。これ、相当良くできてます。
合う合わないはあると思うけど、少なくともアブストラクトゲーム好きな人には是非やってみて欲しい。

四目並べ+オセロというだけでなく一度置いたコマが移動するというのと、相手のコマを挟んでひっくり返せたり4つ並べて勝ちになるのは
そのコマを移動させたときだけ、というのがとても良く効いてる。

というのも、ひっくり返したり勝ちにするには少なくとも2手先の読みが必要になる上に、1度置いたコマが動くことによる盤面の変化というのがかなり複雑。
たった5×5の盤面なのにこれ相当難しい。

さらに、将棋の角みたいに斜めに一気に移動する場合もあるので、意外なところから勝負が決まってしまったりする。
思わず「あ!」という言葉が出てしまう。
白の方が斜めに2マス以上移動できるマスが多いので、青が先手、白が後手とすることで先手後手の有利不利をたぶんうまく緩和できてると思われる。

カドに置けばひっくり返されることは無いので、そうするのが良い・・と思いきや真ん中付近のコマの方が4つ並べるには利きの効率が良いので、どちらが有利?というのは一概には言えない。
※オセロも角を取るのがいつも有利というわけではないですけど。

早ければ2、3分で決着してしまうこともある。
でもその短い時間の中に、じっくり考える面白さがギュッと濃縮されている感じのゲーム。

すばらしい!

2020/03/01


JohnnyBet



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