たっくんのボードゲーム日記

No.29
王への請願
Um Krone und Kragen

プレイ人数:2 - 5
プレイ時間:約20

ルール難易度 簡単な部類に入る
日本語化 不要




ゲーム全景、カードとサイコロを使うゲームです。



簡単に言うと、サイコロを振って出た目の内容によって
カードを獲得していき、最終的に王様のカードを獲得した人の勝ちというゲーム。

サイコロを使うのだが、完全にサイコロ任せ(運)だけではないのがちょっとおもしろいところ。


どういうことかというと


まず、手番が来たら基本的にサイコロを3つ振ります


で、出た目のうち1個以上のサイコロを確保(確定)します。


この場合は4が2つ出たので、この2つを確保してみる。。


確保しなかった残りを振りなおします。




3でした。




サイコロを振ったら、1個以上は確保しなければならないので
この3は振りなおせません。なので確保します。


これで全部のサイコロが確定しました。

この出た目によって獲得できるカードが決まります。


たとえばこれ、「農夫」


左下の絵が獲得条件、右下の絵が効能です。
このカードの場合、獲得条件は「同じ目2つが出ていること」
さっきの例で言うと、4が2つ出ているので取得可能になります。

そして効能は、「振るサイコロを1つ足せる」というもの。
手持ちのカードは任意のタイミングで、手番中に1回だけ使用できます。
※次の手番になればまた使えるようになるので使い捨てではない


さっきの例で言うと、最初にサイコロ3つ振りましたが
農夫を使えば4つ振ることができるようになります。
任意のタイミングで使っていいので、4を2つ確保した後
サイコロ1つ振りなおすところで、もう1つ足してもOK。


さて、勝利条件となる王様カードの獲得条件は、、



「同じ目7個」


一見キビシそうなのだが、農夫以外にも様々な効能を持つカードがあるので
それらを駆使して、王様カードを目指します。


たとえばこのカード「錬金術師」


獲得条件は、1~6全ての目が出ていること。
そして効能は、任意の個数のダイス目を変えることができる(※確保したサイコロはダメ)
ただし、ダイス目の合計は変えてはいけない。

たとえば、3個のサイコロが3-5-2と出ていたら、合計は10。
なので4-4-2とかに変えられる。


他には、「狩人」


獲得条件は、4つ同じ目が出ていること。
効能は3の目が出ている状態で、サイコロを足すことができる。


なんとなく、王様へ近づけそうな気がしてきたかなぁ?

実際やってみると思ったより簡単。


本当は、細かい点で王妃とか道化師とかちょっと特殊なカードもあるんだけど
概要としてはこんなところだろうか。





Lehmann, Thomas

評価・・・

※評価の基準についてはこちら

軽い。2人でやるとあっという間に終わる。
あまり連続でゲームをやることは無いのだが、夜中に相棒と3回もやってしまった。

サイコロの運と、そのサイコロの目を操作するという点が程よい調和をもたらしていて
だんだんカードが増えてくると、使い方でけっこう悩むようになる。

ただ、ほぼ完全にソロプレイ。
カードがプレイ人数分より少ないので早い者勝ちという点以外、ほぼカラミは無い。
ゲームのシステムとしては面白いのだが、そういうところが残念でならない。

順番に1人であーでもない、こーでもないと悩む感じ。
それもそんなに深い悩みではないのでゲームの軽さに拍車をかけている気がする。


非常に軽いプレイ感なのだが、その割にはそれぞれのカードの効能等
プレイ前に知っておかなければならないことが多めなような・・・

重いゲームが続いた後にちょっと息抜き的にやるのがいいのかもしれない。
しかし連続でやってるとすぐに飽きてしまいそうだ。

Bにしようかなと思ったけど、そういう底の浅さを感じてしまったので1つ下げてCで。

あと、サイコロをたくさん使うのでダイストレーかダイスカップがあったほうがいい。
ウチでは、ダイスタワーを使ってます。ダイスタワーについてはゲーム関連グッズにて。。


JohnnyBet



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