たっくんのボードゲーム日記

No.235
トレーダー
Trader

プレイ人数:2 - 4
プレイ時間:約20

ルール難易度 かんたんな部類に入る
日本語化 不要




カードゲームです

スートは5種類(赤、黄、緑、青、紫)で数字は2~6まであります。

それをこんな感じで、カードを少しずつずらしながら5列に並べます。



手番では、カードを1枚買うことが出来ます。
購入金額は、カードに書かれている数字と同じ。



たとえば、この青い2のカードを買うことにすれば2金を銀行に支払います。

ただし、各列の一番上(端)に置いてあるカードしか買うことはできない。


お金カード


ユーロ紙幣もこんな感じでしたっけ?


さて、手番ではカードを買う代わりに「売却」することもできます。

売却は手持ちの同じ色のカード2枚を1セットで売ります。



つまり1枚では売れない。

売却価格は、2枚のカードの数字の掛け算。

なのでこの場合は、3×3=9金で売ることができる


この場合は、6×3=18金




カードを購入した場合は、この月夜みたいなカードを好きな列の上に置きます


次の手番プレイヤーは、このカードが置かれた列からは
カードを買うことができない。


つまり、手番でできることは「買う」か「売る」かの2択になります。


5列のうち、2列が無くなったら先ほどのおジャマカードは取り除かれます。



そして3列無くなったら、ゲーム終了。

持ち金が最も多いプレイヤーの勝ち





Palesch, Klaus
Roesner, Horst-Rainer

評価・・・

※評価の基準についてはこちら

デザイナーがどういう狙いを持ってこのゲームをデザインしたのかは
かなり良く分かるんだけど、残念ながら実際プレイしたときの面白さに
うまくつなげることができなかったんじゃないかと思った。

2枚1セットでないと売れないというルールから、場合によっては
小さい数字のカードにも需要が生まれる、そしてどの列を
どう掘り進めていくかによって、ある程度の予測が成り立つ。

そんなことを考えていたんだと思う。

しかし、実際やってみるとほとんど悩ましくない。

予定調和過ぎるというかなんというか・・・

最初からワイルドカードを1枚持っているので
基本的に、色に関係なく数字の高いカードに人気が集まる。
で、ワイルドカードは温存しながら適当に2色揃ったところで売却。。

んーー、なまじ非公開情報が無いから、もう少し取れる選択肢の幅が
広くないとうまくないんじゃないかと思う。
情報がフルオープンのゲームにはそういう考えどころが欲しい。

残念ながらちょっと今のところこれはノーだなぁ。。

2011/10/29


JohnnyBet



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