No.16
チケットトゥライド拡張 スイス
Ticket to Ride Switzerland
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プレイ人数:2 - 3人
プレイ時間:約60分
プレイ時間:約60分
ルール難易度 普通、特に難しい点は無い
日本語化 不要
乗車券シリーズ第4弾、舞台はスイスへ。 プレイ人数2~3人向けに特化され、マップの見直しが行われた。 本作は列車カードや列車コマが含まれてなく、アメリカ版かヨーロッパ版と共用になっている。 ボード全景小国らしく、非常にコンパクトに纏まっている。 チューリッヒ周辺の1マス路線付近で、序盤からバトルが繰り広げられる。 他の作品との違いとしては ●列車コマ 本作では1人40個、他の作品より5個少ない。 ●機関車カードの扱い スイスでは、機関車カードはトンネル路線にのみ使用可能に変更になった。 その代わり、オープンになっているところから2枚引くことができる。 ●複線の単線扱い 他の作品では3人以下で、単線扱いになるがスイスでは2人の場合のみ。 ●外国 隣国(フランス、イタリア、ドイツ、オーストリア)が登場し それに応じた目的地カードが存在する。
目的地が複数に分岐していて、複数同時に達成した場合は、最も高い点数の目的地になる。 反対に未達成の場合は一番低い点数の目的地に対する罰点で済むという 非常にお徳な目的地カードである。 激戦区のベルン、チューリッヒ周辺。まずはこのあたりを制覇しよう。
左下はローザンヌ、ジュネーブからフランスへと続く
ジュネーブを含む目的地カードは高得点カードが多いのだが なかなかつなげるのが難しい。 右上は、オーストリア、ドイツなど。。
機関車無しで、4マスの路線を完成させるのは意外とキツかったりする。
Alan R. Moon |
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プレイ記
相棒と2人プレイ 最初の目的地カード。フランスから出てるのと、チューリッヒから各国へ伸びてるのは残したい。 あとは、右下のを残すかどうかだけど、うーん、チューリッヒから イタリアにつなぐついでにつなげられるかなぁ? やめた。捨て。前者の2枚を残すことにする。 序盤、俺(青)はチューリッヒより北側、相棒(赤)は南側を攻める。
フランス~オーストリアをつなげたい。 オーストリアまであと一息、もうちょっとだ。 st.Gallen(サンクト・ガレン)から4コマ・・・
ちなみにオーストリアの上はドイツ。 あ”・・・・・
先に置かれたよ、くそぅ。 相棒「なーんか、オーストリアに伸ばしたいみたいだよねぇ」 俺「そんな、こと、ないよ。。。ぜんぜん痛くないよ~・・・」(T_T) しょうがない、下から迂回するか。。
あ”あ”あ”・・
また置かれたよ、また置かれたよ。コンチクショー! さらに下からまわそうとする俺。 しかし、そこに立ちはだかる相棒のお邪魔列車! とことん邪魔する気だな、コノヤロウ。
これでオーストリアへの道は完全にシャットアウトされた。 しょうがない、イタリアにつなげるか。 相棒(赤)、ジャマしてるように見えて、ちゃっかりフランス~オーストリアまでつなげてきた。
俺もフランスつなげねば、マイナスになってしまう。 黒2マス、列車置きたい!置きたいったら置きたい!
しかし、黒が1枚もない。しょうがない、なけなしの機関車2枚使うか。
だがしかし、今度は「トンネル路線」という敵が立ちはだかる
黒の列車カードは1枚も持ってない上に機関車も2枚しかない。 トンネル路線は、列車カードの山から3枚めくって 同じ色の列車カードが出たら(この場合黒か、機関車) 追加で列車カードを出さなくてはならない。 2枚ギリギリで、これ以上だせないので、1枚でも出たら失敗してしまう。 が、場には黒の列車カードも機関車も出てないので 少々ギャンブルだが、トンネル開通工事を決行する。 が、あえなく失敗。 ちなみに、このあと5回連続失敗(T_T 場に1枚でも黒か機関車があれば引くんだけどさ~・・・ このあと6回目のトンネル工事でなんとか開通したものの 相棒「私、列車コマ残り1個」 げっ・・・もうほぼ負けじゃん。 起死回生、一発逆転を狙って目的地カードを引く。
2点、5点、10点・・・しょぼい。。 つーか、どれもつながってないし。 あーあ、やっぱり傷口広げただけだったよ。 どれを選んでも未達成なので、一番点数の低い2点のを選ぶ。 ゲーム終了、相棒の赤は見事にフランスからオーストリアまで開通。
目的地カードも、全部で何枚持ってたかもう忘れたけど1枚もマイナスなし。 残りの列車コマ
相棒はきれいに使い切った。 107対59 べっこべこに負けました(T_T
評価・・・

※評価の基準についてはこちら
やはり、2人でチケットトゥライドするならこれがベストかな。
バランスが素晴らしい。序盤からチューリッヒ周辺が熱い!
メルクリンを3人でやったときと同じような感じだ。
ヨーロッパ版かアメリカ版が無いと遊べないというのがちょっとネックだが。
(列車コマや列車カードを使いまわす)
でもその分、値段は安いし、コンポーネントを共用するのはエコでいいかなぁとも思う。
2人向けに特化されて色々ブラッシュアップされてるものの、あまり目新しいルールは無い。
しかし良いものは良い、ちなみにこれでスイスの都市をいろいろ知ることができて良かった(笑
ヨーロッパで追加されたルールのうちトンネルだけ残したのは良い選択だと思う。
このルールはゲームによく馴染んでいる。
外国という概念が入ったことと機関車の扱いが変わったこと以外は、
特に目立った追加ルールなどはないのだが、これまでのシリーズとはまた一味違ったプレイ感がある。
というのは、このスイス版では目的地カードの山が尽きるということが良く起こる。
10枚以上の目的地カードを達成できることもザラなので
最初に目的地カードを引きまくって選別してから列車カード・・という戦略もアリなほどだ。
特に外国を含む目的地カードはマイナスは小さく、達成できたときの得点は大きいのでとてもお得。
見た目通り、こじんまりしたマップなのであまり長距離路線を達成した達成感みたいなものはない。
そういうちょっとせわしない感じが若干気になると言えば気になるのだが
まぁ、そういうマップの特徴なんだと思えば良いかと思う。
2人プレイが多いなら、このスイスマップは是非オススメしたい。
■追記
現在、このスイスマップは非常に流通量が少なくてレアアイテムになってます。
なのですが、来月発売される拡張のインドにこのスイスが収録されるようなので
興味のある人は、そちらを購入してみて欲しいと思います。
2011/11/03
JohnnyBet
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