たっくんのボードゲーム日記

No.445
ナイアガラ拡張セット
The Spirits of Niagara

プレイ人数:3 - 6
プレイ時間:約45

ルール難易度 普通、特に難しい点は無い
日本語化 不要


■新しいパドルカード



「係留」は川の上のカヌーを側の岸に置いて、川が流れた後に戻すというもの。
川の流れに関わらず、その場に留まることができます。

「1/2/3」は、いずれかの数字を選べるというもの。
ただし、1艘のカヌーにしか適用できません。

7は、基本セットをご存知であれば分かりますよねw


■渦巻き



渦巻きのパネルの上で止まることはできません。
しかも、渦巻きの上を通過するには2ポイントの移動力が必要です。

ポイントが足りない場合は、渦巻きの隣(下流側)に流されてしまいます。


渦巻きは川を遡るときの大きな障壁になりやすいので、係留してやり過ごしたりします。





■ビーバー



可愛いです


ビーバーは、川の流れが「+2」になったときに上流に現れます。


そして、ビーバーが滝壺に落ちたら、川の流れが±0に戻ります・・・


■大慌てのエルク
■宝石を2つ運べるカヌー


見たまんま、宝石を2つ運べるカヌーです。
それと、「大慌てのエルク」は滝壺に落ちるギリギリのところ(ルビーの宝石が取れるポジション)で止まると大慌てで助けてくれます。

滝壺ギリギリで止まると、エルクの助けを借りることができます。


エルクの助けを得たカヌーは移動力がプラス2されます。

エルク付きのカヌーが滝壺に落ちるか、岸に上がると川が流れた後にエルクは元の場所に戻ります。





Liesching, Thomas

評価・・・

※評価の基準についてはこちら

追加要素の中で「渦巻き」だけは宝石の獲得を困難にするもので、それ以外は大体どれもプレイヤーを助ける性質のものになっている。

とりあえず3人プレイで追加要素全部盛りでやってみたのだけれども、取り回しが面倒とかそういうのはあまりなく
思っていたよりも全然スムーズにゲームが進行しました。

悪く無い、というよりはどちらかというと入れて良かったという感じ。
基本セットで少し飽きてきたら、この拡張セットはけっこうオススメできます。

特にビーバーと渦巻きが面白いですね。

どちらもゲームにメリハリを与えてくれる要素になっていて

たとえば、3人プレイで天気がずっと+2でなかなか動かないとかありがちだと思うのだけれども
ビーバーが落ちると一旦リセットされるので、天気が荒れたり晴れたり、そういう変化を楽しみやすくなると思う。

つーか、コイツかわいいw

そして「渦巻き」は、川のに突如として現れる壁(と言っても容易に計算できますけど)みたいなもので、宝石獲得の難易度を引き上げてしまいます。
川の下流は分岐しているので、敢えて下流へ行くことで渦巻きの難を逃れたりするのが有効なこともあるのかな?

で、それ以上に渦巻きを避ける手段として有効なのが新しいパドルカードの「係留」。
もちろん流れが厳しくなりそうなときに使うのも有効ですね。

「1/2/3」のパドルカードは、害にはならないけど、あまり面白さを増してくれる感じでもなかったかな。

宝石をいっぺんに2つ運べるカヌーも見た目のインパクトほど、面白さに寄与してるようには思えなかった。

「渦巻き」はゲームを厳しくする追加要素なので、これを入れるなら「係留」や「7」のパドルカードも入れた方がいいとは思うんだけれども
5人プレイなんかの場合は「渦巻き」だけ入れるのもアリかな。
というのも、そのラウンドで出されたパドルカードのうち一番小さい数字の分だけ川が流れるというルールを考えると
人数が増えると川の流れが緩くなりがちなので、「渦巻き」でちょっと難易度を調整してもいいかもしれない。

逆に、3人プレイなんかの場合だとキツ過ぎるかもしれないので、いくらかお助け要素も必要かな。

ただ、大慌てのエルクの効果はちょっと強力過ぎかも。。
ことによると、サファイアよりもルビーの方が獲得が簡単になってしまうので、うーん。これはちょっとどうなんだろか。


一応要素ごとに、ABCを付けてみると

A:渦巻き、ビーバー
B:「7」のパドルカード、「係留」のパドルカード、宝石を2つ載せられるカヌー
C:「1/2/3」のパドルカード、大慌てのエルク

こんなとこかな


2014/12/17


JohnnyBet



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