たっくんのボードゲーム日記

No.583
ウェンディゴのこわい話
The Legend of the Wendigo

プレイ人数:2 - 6
プレイ時間:約10

ルール難易度 簡単!
日本語化 不要


子供の絵が描かれたタイルと砂時計です。


コンポーネントはこれで全部。

子供の絵のタイルは、同じ絵が2枚ずつあります。





同じ絵のタイル2枚をめくってみると、1枚は怖い怪物(ウェンディゴ)、もう1枚は子供達が描かれています。



最初に裏が子供達のタイルだけを取り出して、場に適当に並べます。



プレイヤーの中から誰か1人がウェンディゴ役となって、1ラウンドごとに子供を1人ずつ連れ去っていきます。
ウェンディゴ役以外のプレイヤーは、5人の子供が連れ去られる前にウェンディゴの正体を見破ることができれば勝ちです。
ウェンディゴ役のプレイヤーは正体がバレる前に5人の子供を連れ去ることができたら勝ちです。

ここからは、ウェンディゴ役以外のプレイヤーは目を閉じて後ろを向きます。

ウェンディゴ役のプレイヤーは、ウェンディゴのタイルの中からランダムで1枚取り出して、テーブル上の同じ絵の子供タイルと入れ替えます。



タイルを裏返してみると、同じ子供の絵の場合は同じ番号が書いてあります。


似ている子供の絵が多いので、番号を確認することで確実に同じ子供の絵であることを確認できます。

タイルを入れ替えたら、ウェンディゴ役プレイヤーの合図で一斉に目を開けてテーブルの方を向きます。

それと同時に、砂時計(45秒)をひっくり返します。
※この時間で、どこにどの子供が居るのかをよく見て覚えます。



45秒経ったら、最初と同じように目を閉じて後ろを向きます。

ウェンディゴ役のプレイヤーは、任意の子供タイルを1枚取って自分の前に裏向きにして置きます。
代わりに、ウェンディゴ(が化けている)の子供タイルをその場所に移動させます。
※それ以外のタイルに触ってはいけません。



ウェンディゴ役プレイヤーの合図で、目を開けてテーブルの方を向きます。
それと同時に砂時計をひっくり返します。

45秒の間に、ウェンディゴだと思うタイルを1枚(話し合い等で)決めてめくります。


見事、ウェンディゴを見つけることができたら勝利!(ウェンディゴプレイヤーの敗北)

ウェンディゴを見つけられなかった場合は、再び後ろを向いて同じ要領でウェンディゴプレイヤーはまた1人、子供を連れ去ります。

うまく見つからないように5人連れ去ることができたらウェンディゴプレイヤーの勝ちです。





Christian Lemay

評価・・・

※評価の基準についてはこちら

脳トレっぽい感じかな。得意、不得意が分かれそうなタイプのゲーム。
自分はちょっと不得意な方かも。

とはいえ、不得意なら不得意なりに楽しいですね。
ウェンディゴ以外は動かないので、居場所が動いたやつを見つけられたらそれはウェンディゴ確定。
というのはもちろん分かってるんだけど、「ここにあったやつが居なくなった」ことは分かっても、「で、ここに居たやつってどれ?」ってなる。
難しいゲームな気がするし、実際ルールブックにも最初には入門ルールで遊ぶことを強く推奨しますみたいなことが書かれてる。

ところが、毎回1回目で当てちゃう人が居ることもあって、「簡単すぎてゲームとして成立しない」みたいなケースがあった。
こういうのが得意な人であることは間違いないと思ったのだけど、もう1つ思ったことがあって、それは「プレイ人数」が多すぎるとうまくないかも。
というのも探す方は人数が多ければ当然有利になるので、エリアを区切って覚える範囲を分担する作戦を取られると、逆にウェンディゴ側が5回も見つからないようにするのは至難の業のように思えてくる。

なんとなく、探す方は2、3人が良さそうですかね。
ウェンディゴ役を入れて、プレイ人数、3、4人くらいまでかな。
難しければ、入門ルールにあるように、使うタイルの枚数を減らせば良いので。

5人以上くらいで遊んで、ちょっと簡単すぎるからもう少し難易度上げようと思ってもタイルの枚数は増やせないので調整が効かない、となるとどうしようもなくなってしまうので。

まあ、ウェンディゴ役も見つかりにくいように多少工夫できる余地はあるけど、うーん、限界があるかな。
呪いのミイラ みたいにもう少し、深い駆け引きが楽しめそうなデザインだったら良かった気がするなー。

2019/06/15


JohnnyBet



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