たっくんのボードゲーム日記

No.469
アラビアの壺
The Arabian Pots

プレイ人数:2 - 6
プレイ時間:約10

ルール難易度 簡単!
日本語化 不要


聴覚を使って遊ぶゲームです。

ツボと、ツボを並べるためのボード。コンポーネントはこれだけです。


このゲーム、実は遊ぶ前からちょっと興味津々でして、なんでかって言うと
この作品は全盲の人も遊べるように考えられてデザインされています。

ボードは厚めで、ツボを置く丸いスペースは凹みがつけられています。



そしてツボ



振ると音がします。






3種類の音がするツボがそれぞれ3個ずつと、何も音がしないツボが1個で、全部で10個という構成。

何も音がしないツボは上級ルールで使用します。

ツボ9個を、ボードの1番から9番のマスにランダムに配置します。


同じ音のするツボを3個、縦横斜めのいずれかで揃えることができたら勝ちです。


手番では、ツボを1個選んで振って音を確認するか



縦横で隣接するツボを入れ替えるか、どちらか1つを選びます。


入れ替える場合は、音が出ないようにします。また、斜めの位置ツボの入れ替えはできません。

どちらかのアクションを行った後、同じ音のツボが3個、縦横斜めのいずれかで揃ったと思ったら
「揃った!」と宣言して、答え合わせします。

合ってたらそのプレイヤーの勝ちです。※間違ってた場合は1回休み


▪️上級ルール 上級ルールでは、音のしないツボを混ぜて遊びます。 基本的なルールは同じですが音のしないツボを振った場合は、そのツボの縦横で隣接するツボと入れ替えをします。 このとき、他のプレイヤーは後ろを向きます。つまり、どのツボと入れ替えられたのかはツボを振った人しか分かりません。
Takashi Hamada
Masashi Sato

評価・・・

※評価の基準についてはこちら

相棒、息子と何回かやってみたのだけれど・・

これ、壺の底に綿とかフェルトとか入れられないですかね?

というのも、音を全く鳴らさないように壺を動かすのがけっこう大変。
壺を鳴らさないように簡単に入れ替えできるようにしてほしいと思った。

それと壺の重さ。

特に何も入ってない壺と、一番低い音が鳴る壺。ちょっと持っただけである程度分かってしまいます。

この2つの問題があって、完全にわからないように初期セットアップするのはほぼ不可能。
だれかゲームに参加しない第3者にやってもらうしかないような気がする。

「うーん、ボードに壺を置くところからゲームにしてみるか」

ということで、順番に1個ずつ壺をボードに置いていくことに、、

それで、やっぱり壺を持ったときにちょっと、「ゴロっ♩」と音がすれば「あ・・」ってなってしまい。。

でもね、全部の壺がボード上に並んでからはそこそこいい感じで楽しめました。


なんていうのかちょっと分からないんだけれど、カップを3つくらい使って、1個だけ中になんか入れて
高速で入れ替えて、ハイ中身が入ってるカップはどれですか?ってやつ

あれに似た楽しさだったかな〜。

基本的には、揃えるようにするんじゃなくて相手がミスするというか、揃う状態になるのを待つというか。

そういう部分を考えると、上級ルールの何も入ってない壺のルールは良いアクセントになってると思う。
あれの存在があることで、覚えてた壺がどこに行ったか分からなくなっちゃうから。

3×3じゃすぐに揃っちゃってゲームにならないんじゃないかと思ったけど、意外と長期戦で楽しめた。
と言っても10分くらいだったと思うけどw


あとは、もう少し視覚じゃなくて聴覚じゃないとシステムとして成立しないような、要素が欲しいかなと思った。

極端な話、壺をトランプに置き換えてしまっても目か耳かっていう違いしか無いように思う。

純粋に「面白さ」っていう視点で、これは音を使わなきゃダメだっていうのがあったら良かったなって。



2015/04/12


JohnnyBet



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