たっくんのボードゲーム日記

No.498
テトラコンボ
Tetra Combo

プレイ人数:2
プレイ時間:約15

ルール難易度 普通、特に難しい点は無い
日本語化 不要


こんなコンポーネントを使う、2人用のアブストラクトゲームです。
4つのブロックを使ってテトロミノ(テトリスのあれ)を作るゲームです。


両プレイヤーは、青か赤かどちらかを選びます。

ブロックは木製で、裏返すと白いシールが貼ってあります。



ボード上部は得点盤で、完成させたテトロミノの種類ごとのチャートになってます。


※ハンデで、後手番のプレイヤーはすべてのチャートについて1のマスから始めます。

各チャートごとに、相手よりも早く黄色い星マークのマスに進めることを目指します。
※黄色の星マークのマスに到達したら、そのチャート上の対戦相手のコマは取り除かれます。

2つのチャートで、最初に黄色の星にコマを進めることができた方の勝ち


最初はお互いに、自分のブロックを1つずつ好きな空きマスに配置していきます。


4つずつ置き終わったら、ゲーム開始です。

手番では、自分のブロックを1つ選んで縦か横に好きなマス数移動させます。(飛車の動き)
ただし、自分のブロックも含めて他のブロックが置かれているマスは通過できません。


5種類のテトロミノのうちどれかができるように、ブロックを移動させるわけですが

ここがちょっとポイントで、自分のブロックだけじゃなくて空きマスでテトロミノを作っても良い


上の例だと、正方形のテトロミノが空きマスでできました。
※動かし終えたブロックは、そのことが分かるように白いシールが貼られた面を上にします。

テトロミノが1つできたら、対応するチャートを1つ上げます。



そして、テトロミノを作ることができたらさらに追加でブロックを動かせます。(任意)



先ほど飛車の動きと書きましたが、移動中1回だけ90度曲がることができます。


これで、2つのテトロミノが同時に完成しました。


まだ動かせますね。


テトロミノが新しくできる限り、追加で動かせます。
が、一度動かしたブロックは動かせないので、1回の手番で動かせるのは最大4回までです。

手番を終えるときは、シールが貼られていない面を上に向けます。




相手のブロックが邪魔で、全く移動できないとき等は



ジャンプすることもできます。


ただし、ジャンプは手番の最初でないとできません。さらに、追加の移動もできません。
ジャンプは1回やったら、それで手番終了です。





Kawasaki Susumu

評価・・・

※評価の基準についてはこちら

見た目通りの面白さ。
空きマスでテトロミノを作っても良いというのと、最大4回まで連続で動かせるというのが面白い。

たぶん、ルールが分かった段階と実際にゲームをやった段階で、ゲームに対する印象はそれほど大きく変わらないと思う。
一見して面白そうと思った人は、プレイ後も同じことを言うんじゃないかと。

緻密でパズルチックなゲームで、相手の打ってきた手に対して何か対抗策を考えるというよりは1人でクロスワードパズルを解いてる感覚に近いのかもしれない。
でも、相手のブロックの配置によって自分のブロックの動きが制限されたり、もう勝てそうもないチャートのテトロミノは諦めたりとか、インタラクションが全く無いわけではない。

ただ、主目的が相手の邪魔というわけじゃなくて、できるだけ多くのテトロミノができるように動かした結果、対戦相手のパズル問題が変化するっていうイメージの方が強い。

そんなわけで、ゲームの性質的に勝敗についてそこまで気になるプレイ感ではないと思う。

単純に面白いパズルを解いてる楽しさがあるみたいな。

勝敗のことを言うと、正直これは後手番が有利。
そういう意味ではもう少しバランス調整が必要だと思うけど、たぶん全く同じ条件にはできないと思うし、ゲームの性質を考えると今のままでも十分問題なく楽しめる。


最後に、これ春のゲームマーケットで購入したのだけれど 川崎さんから「ゲームは1日24時間まで!」というありがたいお言葉を頂きました(笑 2015/11/21
JohnnyBet



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