たっくんのボードゲーム日記

No.283
SOS急流下り
SOS Wildwasser

プレイ人数:2 - 4
プレイ時間:約20

ルール難易度 簡単!
日本語化 不要




ボートです。硬質の発泡スチロールかなんか?で出来ていて


見ての通り、左右にグラグラします。

このボートの上に

木製のコマを乗せていきます。


コマは8種類で2個ずつあります。


コマは専用の袋に入れておいて、3個取り出しておきます。




手番では、この3個の中から1つ選んでボートの上に乗せます。




うまく乗せることができたら、同じ絵のチップを1枚もらえます。


これが勝利点なのだが

同じ勝利点チップ2枚1セットで初めて1勝利点になる



こんな感じで獲得したなら


4セットなので4勝利点。
ペアに出来なかったチップは勝利点になりません。


ボートにコマを乗せるときのルールなのだが


他のコマの上に乗せるのはダメ

あと、必ず片手で行います。


こんな感じで置かれていく




同じ絵のコマが既にボートの上に置かれている場合は


そのコマ同士がくっつくように置かなければならない。

他のコマを押しのけるのはOK(ただし直接手で触るのはNGね)


前述したように、うまく乗せられたら勝利点チップをもらえるのだが



1つでもボートからコマを落としてしまったら、チップはもらえません。


このとき落としてしまったコマは、自分の前に並べておきます。

※手に持っているコマは、必ずボートの上に乗せなければならない。
 乗せようとしている途中で他のコマをボートから落としてしまっても
 手番は続行。さらにコマを落としてしまうことが分かっていても
 乗せられるまで続けなければならない。



うまく乗せられても、失敗しても袋からコマを1個引いて、場を3個に戻して手番終了。


次のプレイヤーの手番になります。

しかし、手番が回ってきたとき「もう乗せられない」と思ったら手番をパスすることができます。

場にオープンになっているコマがなくなるか、全プレイヤーがパスしたら1ラウンド終了。


ラウンド終了時に、一番多くコマを落としてしまったプレイヤーは
勝利点チップを1枚捨てなければならない。

逆に言うと、最多でなければペナルティは無し。
最多タイの場合は両プレイヤーともにチップを捨てます。


そのラウンドで獲得したチップは



すべて伏せてしまい、もうゲーム終了まで見ることはできません。




16個のコマをすべて袋に戻して、最初と同じように
3個オープンにして次のラウンドになります。


勝利点チップの獲得数が一番少ないプレイヤーが
次のラウンドのスタートプレイヤーになります。


3ラウンドやって、勝利点チップのペアが一番多いプレイヤーの勝ち。





Christoph, Behre
プレイ記



相棒と2人プレイ



俺の手番、ネズミを




こう置く


相棒「ちょっとなんでそんな置き方するのよ~」

俺「作戦だよ作戦w」


どのコマをどちらが置いたのか、もう一目瞭然であろう^^;




こんな感じ。だんだん置きづらくなってきた。



ちょっと押し込んでみるかな・・・



落とした。。






第1らうんど、結局取れたのはこの4つ


とりあえずシロクマはペアになった。



第2ラウンド、相変わらず端から攻める俺




相棒「カエル・・」




俺はコイツを置いてみるか


そーっとね

俺「あ”」




第2ラウンド終了時、相棒はチップ10個




俺は8個



しかし、個数以上の差があって

相棒はチップの内容を全部覚えてるようなのだが、俺は覚えてない!


そんな中、始まった最終ラウンド




んー、そろそろ置けないか


いや、まだいけるか


相棒の手番


相棒「うーん」


相棒「むずかしいなぁ」


相棒「これでどうだ?」


相棒「乗った!」



いや、もう無理でしょコレ


俺「パス」

相棒「ふーん、じゃあ私は続ける」

俺「え、まだ続けるの?落ちるでしょそれ」

相棒「このへんかな」


やっぱり落とした

俺「ほらー」

相棒「いいのいいの」

相棒「たっくん、パスしてるからまた私の番でしょ」


あ、そういうことができるのか。




結局、相棒は取ったチップ全部ペアにすることに成功して完全勝利



完敗



評価・・・

※評価の基準についてはこちら

うーん、、とりあえず2回やってみたんだけれど、面白くなくは無い。が・・・

おつきさまほどではなけれど、あまりバランスゲームという感じはしないかな。。

この舟、もし直方体のコンポーネントだったとしても
そんなにプレイ感に差は出ないんじゃないかと。

こういう半円形の土台の上にコマを積んでいくタイプのゲームって
絶妙なさじ加減にするのが難しいのかなぁ?もうちょっとグラグラして欲しいんだけど。
フェルトの上でやってたのがマズかったかな?
あ、でも最初にやったときはテーブルの上に直置きで遊んだよな。。

記憶力ゲームとしての奥深さもちょっとイマイチな感じだし
バランスゲームとして見ても、コマを落としてしまうのはラウンドの終盤だけで
中盤戦までは消化試合のような感じ。

なんというか両方とも中途半端な印象。

同じコマはくっつけなきゃいけないとか、ペアにしないと得点にならないとか
落としすぎると罰点とか、局所的に面白そうな要素はチラチラ見えるんだけど
トータルデザインとしての完成度は、正直あまり良く無さそうな気がした。

ただ、単純に乗せるだけじゃなくて、ある程度乗せる場所を制限している点や
同じもの2つで初めて1点というのは、ちょっとあまり他では見られないひねりが効いてる。

コマの数をもう少し増やして(1種類につき3個ずつくらい)、もういっそのこと
記憶力ゲームの部分は完全に無しにして、タイルは常にオープンにしたらどうだろうかと思った。
あと舟ももう少し不安定にしたほうがいいかな。

一番落とした人だけが罰点というのもちょっと面白くて
他のプレイヤーが自分より多く落としているようなら、勝負に出やすいことはもちろんのこと
落としてる個数に差があるようなら、わざと落として別のコマを乗せるスペースを作る
というのも場合によってはアリなのも面白い。

あと、どうせなら3個同じのを集めたら3点とか、そういうのもあっても良かったかもなー。
全種類集めたら+5点とか。

そんな感じで、小粒ではあるけれど良いものも持っていると思うので
磨けば光るんじゃないかな~と思ったりする。

2012/04/30


JohnnyBet



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