たっくんのボードゲーム日記

No.590
四国
Shikoku

プレイ人数:3 - 8
プレイ時間:約30

ルール難易度 普通、特に難しい点は無い
日本語化 不要


薬王寺に参拝するゲームです。





33段の階段を登ると宝塔があります。


誰かが宝塔に着いたとき、2位か最下位から2番目の位置に居るプレイヤーが勝利します。


真言カード。1〜33までの数字と草履(1〜6)が書かれています。





お遍路コマ。1色につき2つずつあります。



真言カードはシャッフルして3枚ずつ配ります。



さらに、プレイヤー人数分の真言カードをテーブルの上に並べてランダムにお遍路コマを1つずつ乗せます。


カードは表向けて、数字が昇順になるように並べます。


この順番が手番順となり、この場所を「真言エリア」と呼びます。
この場合の手番順は 黒→黄→赤→緑→青→白 です。


真言カードに描かれている草履の数と同じ数字の石段にも、同じ色のお遍路コマを置きます。



これでセットアップ完了。


手番では、手札の3枚から1枚選んで真言エリアのカード列の下に表向きに置きます。
カードを置いたら真言エリアの自分のコマを取って、出したカードの上に置きます。

カードが出されるたびに、数字順の昇順に並べます。


全員がカードを出したら、カードに描かれている草履の数だけ石段を登りますが
左から2番目と右から2番目のプレイヤーは動きません。
※3、4人プレイの場合は左から2番目だけ

ということで、この場合は黒と緑のお遍路コマは石段を登りません。



その後、真言エリアの1番左(出された中で数字が1番小さいカード)のカードをコマごと一番右に移動させます。


これが次の手番順になります。

一番右のお遍路コマのプレイヤー(※この場合は赤)は山札から1枚カードを手札に補充します。(山札が無くなっている場合は行わない)



それ以外のプレイヤーは、新しい手番順でコマが乗っていないカードのうち好きな1枚を取って手札に加えます。


取られずに残った1枚は、ゲームから除外します。
※山札が無くなっている場合は余らない。

これで1ラウンド終了、以降ラウンドを繰り返します。



1つ以上のお遍路コマが33段目に入ったらゲーム終了です。


上から数えて2番目と下から数えて2番目のプレイヤーがゲームに勝利します。
※3、4人プレイの場合は上から2番目だけ。





Eloi Pujadas
プレイ記

相棒、ミッチーと3人プレイ



手札、33がある。


33と1は絶対に登れることを約束されたカード。


ということで、出遅れないように33出してみる。





1と33は回収されるので誰かの手札に残り続ける。






どんどん登るミッチー(黒)
1位だと負けなんだけどな・・・





しかし、なんだかんだで追いついてしまう。



途端にみんな牛歩戦術を考えだす。
草履が1個の10や23は貴重。


でもそれ以上に手番順が重要。やっぱ、ラストは有利。

あと3段というところで横一線。


次で決まるかと思ったら

こうなった



ラスト手番で有利かと思いきや、10、15と出されて、11〜14が手札に無いし1草履ももう無いので万事休す






評価・・・

※評価の基準についてはこちら

8人プレイと3人プレイでやってみたけど、このゲームはたぶん人数少ない方が合ってる。
3人か、4人かどっちかが良いかかな。

狙ってる面白さというかジレンマみたいなものは、なんとなく伝わってくるし悪くは無いと思う。
ただ、カードの順番入れ替えたりちょっと色々煩雑なのが気になる。あまりスマートにプレイできない。

あと、前半戦の意味合いがあまり無いかな・・・まあカードカウンティングとか最後に向けての下準備するフェーズなのかもしれないけどちょっと中だるみ気味。
20段目くらいからはじまっても良いんじゃ無いかなーと思ってしまったくらい。

1枚ずつカードが入れ替わっていくので、みんなの手札を把握しようという意識もあまり沸かない。
人数に関係なく山からカード引くのを無しにしたら良いのかなぁ。もし、それだったら同じカードが行ったり来たりする意味が増すような気がする。

良いアイデアだとは思うし、ある程度の面白さも感じるけどカッチリ噛み合って無い感があるのと、処理のめんどくささがなんだか勿体ない。
そういうのもあってか、ゲーム全体の印象としてちょっと地味。

ゲーマー好みの渋いプレイ感みたいなものもあるかな。
少なくとも誰にでも分かりやすい類の面白さでは無い。

なんかこう、もう少しブラッシュアップしたら良いものになりそうな雰囲気はあるんだけど・・・

2020/01/20


JohnnyBet



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