たっくんのボードゲーム日記

No.91
海賊組合
Seeräuber

プレイ人数:3 - 5
プレイ時間:約45

ルール難易度 簡単な部類に入る
日本語化 不要




このゲームに大きなボードは無く、この海賊コマと



船カードを使う。



海賊コマは1人1色(5個ずつ)持ち、何人かの海賊で
グループを作って船を襲い、財宝を奪うというのが主な目的。

しかし、襲撃に参加した海賊には給料を払わなければならない。
時には奪った財宝より高い給料を払わなければならないこともある・・

ちなみに海賊コマは木製で、海賊の顔のシールが貼ってある




海賊コマに書いてある数字が、支払わなければならない給料の金額。
言い換えると雇い賃である。

中には、雇い賃が?になっている海賊も居て、コイツらは時価。
そのときどきで支払う給料が変わる。

船カードは左上の数字が、襲ったときにゲットできる金額。
基本的には、この中から給料を支払う。
そして、右下のコマが積まれている絵の中の数字が襲撃に必要な海賊の人数である。



つまり、この船なら得られるお金は22。襲撃に必要なのは5人である。
ちなみに右上の?=4と書かれているのは、雇い賃が?の海賊の給料の金額になる。


最初は、こんな感じで5つずつ海賊コマを持っていて



どんどん他のプレイヤーの海賊コマの上に自分の海賊コマを重ねていく。



この重ねられたコマが1つの海賊グループを形成する。
で、常に一番上のコマがリーダーとなる。
つまり、この海賊グループのリーダーは青のプレイヤーとなる。

リーダーは、いつ、どの船を襲うか決定権があり
それと同時に、襲撃したとき同じグループ内の海賊に給料を払う義務が生まれる。


たとえば、この海賊グループで、この船を襲ったとすると



まず、この船を襲うには5人の海賊が必要で、このグループは5人なのでOK。
リーダーはまず、お金22を船からゲットできる。


次に給料の支払い。


青は自分の海賊なので関係なし。
黄色のプレイヤーには2を払う。
そして赤のプレイヤーは2と?となっていて、この船の場合?=4なので
2+4=6が支払われる。

結局リーダー(青)は
22(船からの収入)-2(黄色への支払い)-6(赤への支払い)=14を得ることができる。


またリーダーは船から財宝を得ることができる。



この船の場合は、燭台と宝箱。

ゲームの最後に、財宝の種類ごとに一番多く持っているプレイヤーが
財宝に書かれている数字分のお金をもらえる。

★ゲームの流れ
手番では、次の2つのうちどちらかを選択します。

①自分がリーダーになっている海賊グループで船を襲う
②自分の海賊コマを、他のプレイヤーの海賊コマに重ねる

海賊コマを重ねる場合、2つ以上いっぺんに重ねてもOK。
※ただし、合計が10以下になるようにする。

★反乱★
1つのグループに3個以上の海賊コマがいるプレイヤーは
リーダーに対して反乱を起こすことが出来ます。
反乱を起こされたリーダーは、自分の手番のとき必ず船を襲撃しなくてはなりません。
これにより、リーダーは損害をこうむることもある。。


船は全部で15隻あり、全部襲撃されたらゲーム終了。
もっともお金を持っているプレイヤーの勝ち。





Dorra, Stefan
プレイ記



フォルテさん、メゾフォルテさん、たっくん(小)と対戦。。

最初の船、うーむ20のやつが狙い目だな。




俺は・・



たっくん(小)「じゃ、これで9の船襲う」 ←たっくん(小)は

うーむ、黒は入ってないから俺の収入は無し。。

たっくん(小)燭台をゲット


20の船をめぐる熾烈な争いが始まる



襲うのに必要な海賊は5人。




あまりに、うず高くなりすぎたのでこれで襲っても
海賊に払う給料の方が高くつきそうなので、新しいグループを作り始めることにする。



結局、この20の船はフォルテさんが襲う。
思ったとおり給料が高い!

特に俺は5の海賊コマとか入れてるから、襲ったフォルテさんより
いい収入をゲット!やったぜ。

その後も、基本的に5とか4とか給料の高い海賊を紛れ込ませて
高い雇い賃をもらう作戦でいく。




メゾフォルテさん(赤)11の船を襲う。



しかし、給料!フォルテさん(黄)が5、俺が4だから
11-5-4=2しか手元に残らず。

やっぱリーダーは損だな、、と思った。


しかし、次の船団。



・・・うおおお、美味しすぎる!

これはさすがに獲りに行かねば。。


ま、こうなるわな。



カチャ、カチャ、カチャ・・・どんどん膨張していく海賊組合。。


いかに船が美味しくても、これは絶対赤字になるよな。。


やっぱりね、給料高すぎるぜ・・・



しかし、雇われの身に甘んじ続ける俺の手元にはまったく財宝が来ない。
宝箱15か・・でかいな。。←気付くのがオソイ


最後の船団、うーむショボイなぁ。



しかし、ここでフォルテさん赤字覚悟で14の船を襲いにいく。

フォルテさん「いや、宝箱確保したくてね」

そうだよな、宝箱でかいよな。。


ふとまわりを見渡す。。

うーむ、財宝で勝てる可能性があるのは燭台だけだな。


俺も、赤字覚悟で突っ込むことにする。




しかし実らず、突っ込み損になってしまった。。



最終結果、俺がビリ(T_T
財宝が・・・・・

ま、俺だけ初めてだったからある程度しょうがないかなぁ(言い訳)



評価・・・

※評価の基準についてはこちら

うーん、分からん。船を襲おうと思っても誰かに海賊コマ乗せられたらオシマイだし。
いかに戦略を立てても、自分の思惑通りにするのは難しいんじゃないかなぁ・・コレ。

意外にプレイ感は地味、あまり爽快感みたいなものは感じない。
じゃあじっくり系のじんわりくるような面白味があるかと言ったらそれも微妙。
正直言ってあまり特筆すべき点が見当たらない。

じゃあ、つまらないかと言ったら決してそんなことはないんだけど
だけど、あくまでそれなりの面白さに留まる感じだ。

なんだろうな、この感じは。。
海賊コマを移動するにしても、襲うにしても淡白な感じが強いからかもしれない。

ただ、戦略要素もちゃんとあるにはある。
給料の高い海賊を忍び込ませて、高いおこぼれを狙うとか
特定の財宝を狙いにいくとか。。

あ、もしかしたら地味なプレイ感の割に、何かを地道に積み上げていくタイプじゃないから
違和感を感じるのかもしれないなぁ。
大きな海賊グループをつくるにしても、他のプレイヤーが作った海賊グループの
一番上に自分のコマをチョコンと乗せるだけだし。
そして、乗っ取るのが簡単ということは乗っ取られるのも簡単なわけで
そのへんがあっさりしすぎなんだろうな、きっと。

全員の海賊コマは見えているから、記憶力とかカウンティングも必要ないし。


結局のところ「こんなもんかな」みたいなものを、かなり強く感じる。


JohnnyBet



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