No.308
サンタクルーズ
Santa Cruz
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プレイ人数:2 - 4人
プレイ時間:約60分
プレイ時間:約60分
ルール難易度 普通、特に難しい点は無い
日本語化 不要
ボード全景。見ての通り島です。 ここを舞台に、自分の建物を建てて開拓して勝利点を稼ぎます。 ボード下部に描かれているのは勝利点チャート 島には川が流れ、道が張り巡らされています。 写真ではちょっと分かりづらいのだが、道や川の途中に タイルを置くための「枠」が描かれています。 ※枠は角が丸いのと四角いのがあるのだが、これは後述。 島の中央には火山があって、その周辺に描かれている「枠」は赤い六角形になっています。 これら3種類の「枠」に対応したタイルを配置します。
角丸の枠 | : | 青いタイル |
四角い枠 | : | 黄色のタイル |
赤い六角形の枠 | : | 赤いタイル |
セット1 | 川×3 道×2 海×1 連続手番×1 |
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セット2 | 川×1 道×4 海×1 連続手番×1 |
セット3 | 川×1 道×2 海×3 連続手番×1 |
セット4 | 川×2 道×2 海×2 連続手番×1 |
Casasola Merkle, Marcel-Andre |
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プレイ記
相棒、みっちー(ボット?)と3人プレイのような2人プレイのような・・・ 相棒が赤で俺が青、みっちーが緑 ゲーム中、みっちーが気ままに置いた緑のコマがあちこちに登場しますが これはゲームとは関係ないものとしてご覧下さい^^; カードセットはとりあえずバランスセットを選択。 得点計算カードは、、水辺系が多いな。 ・羊と魚で7点 ・魚で5点+ボーナス ・川沿いの建物1つにつき3点 ・家4つで6点 よーするにだ。これらの要素をできるだけ多くカバーできる置き方が効率良いというわけだ。 それなら上陸はここかな? 家、魚、川とさっきの条件を3つも満たしているので。 相棒はこんな感じで置いてきた 灯台に家に羊か、でもまだこれじゃ良く分からんので とりあえず、自分本位で魚と家を伸ばす 火山エリアに侵入してきた てことは、火山の得点計算カード持ってるのかな? 相棒が魚付きのタイルにコマを置く前にさっさと得点計算しておく 俺「ボーナスと合わせて10点ね」 相棒はしつこく火山地帯に置いてきた。 相棒が羊付きのタイルに置いているのを考慮して、俺も羊に置いておく 川沿いと家というのを満たしつつ 相棒も1枚目の得点計算カードを出す 相棒「家、教会、灯台の3点セットで6点」 それは俺は満たせてないので無得点。 ま、これはしょうがない。 今のところこんな感じ 相棒「あー、失敗したなぁ。先に出しとけば良かった」 やっほー、羊は俺も持ってる! 俺はコイツを出しておく 相棒は魚のタイルにコマを置いてないので、俺7点、相棒3点。 その後、魚のタイルにコマを置く相棒だが。。 もう遅いってばよ^^; 川を伸ばしつつ、得点の高い灯台を建てることにする。 ここまでで、かなりのリード この時点で残っているカード 家4つ以上で6点のカードは、相棒も既に条件を満たしているので もうこのカードを優先してプレイする意味は無い。 火山はマイナスのカードもあるので進出をちょっと躊躇していたのだが さすがにこれはマズイかも・・ つーか、自分の得点計算カードの方を優先していただけなんだけどね。。 やはり前半ラウンドは確実にいこう 連続手番カードは川として使うことにして 川沿いを2つ伸ばしつつ 鳥チップも獲得 相棒はまあ、火山の得点カード持ってるよな。 一気に差を詰められるのだが こっちにも切り札の川沿いの得点計算カードがあるので 俺「3×8=24点」 前半ラウンド終了時 さて後半、得点計算カードを1枚交換する んー、鳥チップかー・・ 鳥チップは今のところ相棒2枚、俺は1枚・・ あまり旨みは無さそう。 ということでこれは捨てることにする。 後半のカード布陣 カードセットは相棒が道を選択したので、ここは川を選択 前半でほとんどのタイルはめくってしまった上、得点計算カードも4分の3ほどバレているため 後半はかなりアブストラクト状態。 初手から2人して考え込む、その横でご機嫌なみっちー 相棒「川セット持っていったってことは、たぶんあのカードは残してるよね」 魚と川を確保しに来る相棒。 そこは前半ラウンドで俺が最初に置いたところだ。 どうも川で大量得点したのがよっぽど印象に強く残ったらしい。 それを受けて、俺の手番 俺「もうここは、連続手番カード1択でしょ」 相棒「あ、そうか」 手札に残している魚や川沿いの得点カードは遅かれ早かれプレイしなきゃいけないので ここは俺も対抗して補強せざるを得ない。 それプラス、羊も早めに確保して魚+羊の得点計算カードでアドバンテージを得たいところ。 よし、まだ相棒は羊にコマを置いてない GO!! 俺「俺が7点で、相棒は3点ね」 相棒「うーん・・・」 じりじりと広がる差 相変わらず俺の川沿い得点カードを意識して、川沿いに置く相棒 教会か・・・ たしか、建物3種類建ててると得点もらえるカード持ってたよな ここは俺も教会で、ついでに火山エリアの得点計算カードも持ってたよな しかし、あの火山カード(プラス)捨てられてて、マイナスの火山カード仕入れられてたとしたら最悪なんだけど でも、なんかそれなりに今回も火山エリアに配置してきたのでたぶん大丈夫だろうと この時点で残っている手札。 魚と家の得点計算は、俺も相棒も条件を満たしてしまっているのでもう意味無し 1つでも多く川沿いに建てたい 相棒「金」 なに? 相棒「私だけ6点ね」 もう2人とも残るカードは得点計算カード1枚ずつ 俺「もしかして、あの火山カード捨てた?」 相棒「捨てたよ、マイナスのカードとか引かれたらヤだもん」 orz 相棒は鳥チップをたくさん取ってたので、それでちょっと詰められたけどなんとか逃げ切り 相棒「あ、私の得点マーカー、ゲタが1個足りないよ^^;」 俺「ホントだ、もうゲーム終わりだけど一応足してみるか」
評価・・・
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さすが、初心者に優しいオーストリアゲーム賞受賞作。 今年もなかなかの逸品を選考してくれました。 アーサー王なんかと同じで、手札の補充がなく カードを全部プレイしたらゲーム終了というのは、やってみるとなんでか良く分からないけれど とてもプレイしやすく分かりやすい感じがある。 というか根幹のシステムは非常に良く似てる。 得点計算カードが、条件を満たす全プレイヤーに及ぶのか、手番プレイヤーだけかという違いはあるけれど。 インタラクションとしては、うーんやっぱこっちの方が面白いかな。 お手軽さでは明らかにあちらが上なんだけれど。 前半と後半でまったくゲームの性質が変わる感じがしたのも面白かった。 前半ラウンドは、相手がどんな得点計算カードを持っているのか分からないので なんとなく探りを入れながら、でも自分のカード状況優先でというけっこうお気楽な雰囲気。 それに対して、後半は情報がケタ違いに増えるので突然長考になる。 このギャップ感はちょっと面白い。かなりアブストラクトチック。 これ、前半ラウンドの最初に得点計算カードだけカードドラフトとか取り入れても面白そうな気がする。 最初からもうちょっと情報があっても良いような・・ アーサー王と違ってテーマ性も優れてるし、とっつきもいい。 あと、思ったよりもボードが大きめで、意外とスペースが必要。 その辺はちょっと気になったかな。 何を優先するのが最良か?というのを突き詰めていく色合いが強そうだけれど 後半ラウンドの最初に得点計算カードの入れ替えがあるので、これがいろいろ疑心暗鬼なモノを演出してると思う。 自分のコマの配置状況が有利なうちに先に得点計算カードをプレイしてしまってもいいんだけれど その得点計算カードに必要な資源を先に全部押さえてしまうという戦略もあったりして 取れる戦略の幅というのも決して狭くは無さそう。 たしかに良作だと思うんだけれど、A付けるにはちょっと足りないかなー。 個人的にはもうちょっと洗練さが欲しい。 2012/09/09JohnnyBet ツイート