たっくんのボードゲーム日記

No.384
サンマロ
Saint Malo

プレイ人数:2 - 5
プレイ時間:約60

ルール難易度 普通、特に難しい点は無い
日本語化 ボードに外国語が書かれているけれど、英語版もあるしシールは貼らなくていいと思う


コンポーネントはこれで全部です


1人1枚ずつ個人ボードを受け取ります


これは共有のメインボード


テーブルの真ん中に置きます

そして、特殊ダイス5つと水性ペン



ダイスにはこんな感じの目があります



それと、ちょっと特殊な海賊の目



基本的にはダイスを振って、海賊の目以外の目をたくさん揃えることを目指します


出た目の中から1種類を選びます。
この場合なら教会の目が4つ出たので、これを選んでみると


個人ボードには、建物や人を配置するための区画が描かれています



教会の目4つならこんな風にペンを使って好きな場所に描きます



教会3つなら



こんな風に描けます


教会の目3つで、2とか1とか書いてもOK

で、建てた教会によって勝利点がもらえます


教会1で1点
教会1と教会2が2つ揃って4点
教会1、2、3の3つで8点
1〜5まで全部揃うと20点


こんな感じなら


木材の目を選べば、3個なので

個人ボードの木材置き場に



木材を3つ獲得することができます


ペンで描きこみます

ただし、木材を獲得するときにはコインを2つ払わなければなりません

個人ボードにコインを描くスペースがあるので



使用した分のコインに斜線を入れます




商品の目を選ぶと


この場合は2つなので、同様に商品を個人ボードに2つ描き込むことができます

これが商品 最初から4つ描かれています



で、同じように商品のマークを描き込みます




人物の目(緑)は出た目の数によって、描き込める人物の種類が変わります。



人物の目1つで書けるのは、市民(C)






5個なら、貴族(N)が描き込めます



なかなかこうは揃いませんが・・



方や勝利点1、方や勝利点7




人物の目3つで描き込めるのは2種類あります


建築家(A) と
商人(M)

商人の場合は、隣接する商品と同じ数のコインを獲得できます


これなら4コインもらえます

建築家(A)なら、家を3つまで建てることができます。



家1個につき3点と、高得点なのですが



家1つ建てるにつき、木材が1つ必要です


使った木材には斜線を入れて、使ったことを描き込みます


海賊の目は選択することができません


海賊の目は、選んだ目に関わらず効果を発動します

出てしまった海賊の目の数だけ、共有ボードにチェックを入れていきます



そして、プレイ人数に応じた分のマスが埋まってしまったら


全プレイヤーに対して、海賊が襲撃してきます

海賊の襲撃に耐えることができないプレイヤーは個人ボードの大砲の絵に×をつけます


この×1つにつきマイナス5点です

この海賊の襲撃から街を守ってくれるのがソルジャー(S)





ソルジャー1人で防御力1になります

海賊が襲ってきたとき、海賊の攻撃力以上の防御力を保持していれば襲撃に耐えることができます


ただし、海賊の攻撃はだんだん強くなり、最後は12の攻撃力で襲ってきます

※その前にゲーム終了になることも多いですが

ソルジャーだけで耐えるのは厳しいので、街を城壁で囲って防御力を高めることができます



城壁の目を選ぶと、目の数と同じだけの城壁を書くことができます。


ただし、城壁だけは街の外周部(色が濃くなっているマス)にしか描けません

1辺をすべて城壁で埋めることができれば、防御力2になります


4辺あるので、全部埋められれば防御力8

さらに城壁が完成するごとにボーナスがもらえます


これなら、人物の目3つ分までの効果をもらえます。

勝利点やお金がもらえる場所もあります




マスを建物や人物で全部埋めたら終了フラグが立ちます。

最も多くの勝利点を獲得したプレイヤーの勝ち

****************


ダイスは5個いっぺんに振りますが
2回まで振り直しができます


このとき、一部のサイコロだけ振り直せます


たとえば、城壁をたくさん建てたかったら


たぶんこんな感じで振り直します

2回目の出目



城壁が2つになったので、これは取っておくことにします




3回振ったら確定です


振り直しするときに取っておいたサイコロを、最後の振り直しでもう1回振ることもできます


しかし、なかなか同じ目を5つ揃えることは難しいので


2コイン払うことで、ダイス1つを好きな目に変えることができます

ただし、海賊の目だけは変えることができません


3回目のダイスロールで出てしまった海賊の目は確定です





Brand, Inka
Brand, Markus
プレイ記

5人プレイ


ぐっさん「最初はやっぱり、海賊が怖いんでソルジャーかなー」

イズナさんは商品を選択して、お金稼ぎ体制の模様



ぐっさん「じゃ、商人で」


ぐっさん「お金ゲット・・と!」



Oさんは城壁をいっぺんに4つ建設


Oさん「城塞都市にしますよー」

イズナさん「うーん・・ぜんぶ振り直す」


イズナさん「ダメだ、バラバラだ」



KGさん「お、教会4つ」



俺は、、人(緑)が2つなんだけど、海賊も3つ出てしまった



ま、ここはソルジャー1択だな


1回目の襲撃までに城壁完成しそうにないし

海賊あと3つで襲ってくる



ぐっさん「おー、やったぁ!」



あっちもこっちも強固な城壁が出来ていく



一方こちらはほとんど城壁の目が出なくて


KGさん「とりあえず、(たくさん出た)商品を置いとくか」



俺も、まったく城壁の目がでない



で、こうなる


悪くは無いんだろうけど、海賊が怖い

ぐっさん「^ー^」


Oさん「城壁かなぁ」


なんだこの差は・・

イズナさん「やっと城壁でた」



一方こちらは、KGさん


相変わらずの宗教都市ぶり

そしてウチの都市も


せんそうはんたーい!

しかし、KGさんもついに・・



そんな中、無防備な都市が1つ


教会でなんとかアドバンテージを取りたいんだけど
海賊のマイナス5点は痛いのでそれだけは阻止しなければ

それにしてもなんじゃありゃ。。






ようやく、こっちもあと1個で城壁が完成するぞ



次の海賊襲撃までに間に合うか・・



間に合った、これで商人を置いてお金もようやく入ってきた







イズナさん「教会3、建てるかなぁ」



こちらは相変わらずの城壁マニアぶり



ウチは城壁は手薄だけど、教会が1〜5まで揃ったぞ!


プリーストを横に2人置ければ、さらなる加点が望める

イズナさんの状況、あからさまにもう1人商人を置く気らしい



海賊に備えて、ソルジャーをもう1人雇う


これで城壁2つと合わせて守備力6 当面はなんとか凌げる

ぐっさん「じゃあ、建築家でー、家建てます」



城壁3つ目完成。海賊対策はもう十分かな。



もう1人プリースト置きたい!



ぐっさん「私全部埋まりましたー」

むう、そうするとラストか。ここは是非プリーストを置きたいところだが。

奇跡が起きた


なんと、ぜんぶ人!もちろん貴族(N)の方が加点が大きいのでそっちにする。




しかし、トータルでは及ばず。。ぐっさんの勝ち



評価・・・

※評価の基準についてはこちら

コスト削減でこういうコンポーネント構成になったって話なんだけど
いや、分かるよ。これ全部コマとかで用意したら大変な価格設定になっちゃうことくらい。

でもさ、木製コマは無理だったとしてもせめて

タイルくらいなら用意しても良かったんじゃないの?

これ、ペンで書かせるってのはちょっとやり過ぎな気がする。
あまりスマートじゃないと思うし、プレイアビリティも良いとは言えないし。


ただ、もし木製コマとかにしたらメディナを凌駕するくらいの見栄えになったのかもしれないけど
そこまで豪華にするほどの魅力がゲーム本体にあるかと言うと、ちょっと微妙かな。。

プレイ感としては、ヘックメックをベースにいろいろ弄って要素を足したような印象。
コロレットにいろいろ足してアクアレットが出来た感じに似てる気も少しする。


んー、そこそこ面白いんだけど、これだけ要素が増えた割には相互干渉的要素が希薄なのが気になる。
建物とかの建て方は、サイコロを採用するので良しとしても、うーん
個人ボードじゃなくて、メディナみたいに建物を建てるスペースは共有の方が面白くなるんじゃないかなと思ったり。

ちょっと閉鎖的すぎる。かといって、ダイスロールそのものにそれほど強いジレンマがあるわけでもないと思うし。

とは言うものの、もちろんまったく楽しく無いわけじゃないけどね。


2013/09/17


JohnnyBet



レビュー一覧へ


たっくんのボードゲーム日記