No.152
サフラニート
Safranito
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ルールブック和訳 |
プレイ人数:2 - 4人
プレイ時間:約60分
プレイ時間:約60分
ルール難易度 普通、特に難しい点は無い
日本語化 不要
ボード全景。9つの香辛料が入ったボウルが描かれています。真ん中のはサフラン。ターメリック、クミン、ミントなどなど。 この9つの香辛料に対応するカード(スパイスカード)があって
これを売買してお金を稼ぎながら、集めていきます。 特定の組み合わせのスパイスカードを集めたら
スパイスブレンドカードと交換できる。
ゲームの目的は、スパイスブレンドカードをいち早く3枚集めること。 各プレイヤーには最初に軍資金として200ルピーと 10~60までの数字が書かれたチップが配られる。
けっこうしっかりした重さのあるプラスチック製で 真ん中に穴があいている。 たぶんどこぞのポーカーチップなんかと同じ材質。 このチップを順番に1枚ずつボードの外から投げ入れます。
このとき数字の書いてある面は、できれば他のプレイヤーに見られないようにした方がいい。 理由は後述。。 投げたら、チップの穴からボウルの絵が少しでも見えていれば そのチップは有効と判定される。
全員が4枚ずつ投げ終わったら、すべての有効なチップを 数字の書いてある面を上にします。 ※4人プレイのときは3枚ずつ投げる。
無効なチップは各プレイヤーの手元に戻します。 売買はまず、手持ちのスパイスカードの売却から始めます。 売却価格はボウルの上に乗っているすべてのチップの数字の合計
つまり、この場合サフランのスパイスカードを1枚90ルピーで売却できる。 売却のときは、必ずしも自分のチップがボウルの上に無くてもいい 売ったら、自分のチップがボウルの上にある場合は一番大きい数字のチップを 手元に戻します。 次に購入。 場には何枚かのスパイスカードがオープンになっていて、これが購入対象。 2人プレイ:4枚 3人プレイ:5枚 4人プレイ:6枚
たとえば、サフランは2枚出ているので、2枚まで購入できる(当然だが・・) 売却と違って、少なくとも1枚以上自分のチップがボウルの上に無いと購入はできない。 んで、チップの合計が多い人から優先的に購入権が回ってくる。 ボウルの上のチップがこんな感じの場合
緑のプレイヤーが40のチップを置いているので一番最初に購入できる。 購入価格は、自分のチップの合計と同じ。つまりこの場合40ルピー。 購入したら、1番大きい数字のチップを手元に戻します。
そうすると、今度は青が30なので、2枚目のサフランの購入権が回ってくる。 つまり、投げ入れるとき出来れば数字の面を伏せるように置いて 他のプレイヤーに見せない方が有利なのだ。基本的に。 投げ入れたチップで、すでにボウルの上に置かれているチップを カーリングのように弾き出したりするのもOKなので 数字は伏せておいた方が、他のプレイヤーに的を絞られにくくなる。 ところで、ボードにはスパイスのボウルのほかに アクションスペースという小さい円が描かれていて ここにチップを置くことに成功したら スパイスカードの売買の前に、特定のアクションを実行できる。 ※複数置かれた場合は、もっとも数字の大きいチップを置いた1人のみ
例えばこれは、追加で1枚チップを投げ入れられるアクション。 これはスパイスカードを1枚無料で貰えるアクション。
置いたチップの数字の10の位の数字分の枚数の スパイスカードを引いて、1枚選んで残りは捨て札にします。 例えば、30のチップを置いたら3枚引いて1枚選べるということ。 これは自分だけのスパイスブレンドカードを予約できるアクション。
スパイスブレンドカードは通常、スパイスカードの売買が終わった後 スタートプレイヤーから順に場から獲得する権利を得ます。 このアクションは、それとは別に自分だけが獲得可能なスパイスブレンドカードを 1枚予約することができます。 (スパイスブレンドの山から1枚引いて自分の前に伏せておく。見るのはOK) スパイスブレンドカードの獲得が終わったら スパイスカードとスパイスブレンドカードを補充して次のラウンドに進みます。 ■オープンにするスパイスブレンドカード 2人プレイ:2枚 3人プレイ:2枚 4人プレイ:3枚 誰かが3枚目のスパイスブレンドカードを獲得したらすぐにゲーム終了で そのプレイヤーの勝ちになります。
Teubner, Marco |
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プレイ記
フォルテさん、メゾフォルテさん、たっくん(小)と4人プレイとりあえず、ミントとサフランが2枚ずつか。 メゾフォルテさんの1投目
ギリギリ乗ったか?なかなかうまいな。 2つめのミントを狙うメゾフォルテさん、、しかしこれは失敗。
さて俺(赤)はと言うと、一投目はボードの縁へ・・・(TT でも2投目はうまくとうがらしの上に乗ったぞ。
ところが!たっくん(小)の青チップにはじかれてしまう・・
くそー、なんも買えなかった 次のラウンド、ちょっと作戦を変える。 執拗にタダでスパイスを1枚もらえるアクションスペースを狙うことにする。
なんとかにんにくを1枚ゲット
少し慣れてきて、真ん中のサフランもなかなかうまく狙えるようになってきた。
たっくん(小)「うーん、ハーブが欲しい」 それってミントのことかな? メゾフォルテさん「ここにあるのは全部ハーブよ(笑」 スパイスブレンドも1枚獲得したぞ!
場のスパイスブレンドは、、ミントが多めか
じゃ、ミント狙うか。手前の場所だから比較的狙いやすい。
今回は、、ミントが70。けっこう高値だな。
フォルテさん&たっくん(小)「ミント売る!」 ターメリックが出てきたぞ。ブレンドカードにもターメリックが入っとる。
このときの俺のスパイスカード。
よし、ターメリックが取れればブレンドできるぞ。 しかし、お金が無いので投げるは10ルピー。 そしたら、、
たっくん(小)も10ルピー投げてきた。 うー、、手番順でたっくん(小)に購入の優先権。 うーむ、せめて20くらいにしとけば良かったか? とりあえず、お金を仕入れるか。にんにくに50とか60を放り込む。
これでなんと、にんにく1枚160ルピー。 俺「もちろん売ります!」 これで軍資金は余裕が出てきたぞ。 メゾフォルテさん2枚目のブレンド。これでたっくん(小)以外、全員2枚獲得。
そろそろ終盤戦だな。 ちょっと予定外だったが、60がターメリックのところに転がっていった。
もちろん買う、しかし、ブレンドするにはあと1枚足りねー フォルテさん「3枚そろった!」
くそ、あと一歩及ばなかったか・・
評価・・・
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※評価の基準についてはこちら
評判どおりの面白さ! なんかこういうのって、お祭りの露天でありそうなゲームって気もする。 単純なアクションならではの面白さがある。 相手のチップをボウルの上からはじき出してしまうのは なんとも気持ちがいい。 プラス、どのチップを投げ入れるか。買うのか売るのか、どちらを狙うのか 買うんだったらある程度数字の大きいチップにするかとか 同じスパイスが2枚出ていれば、安いチップでも買う順番が回ってきそうとか そういう思考性の要素も十分にある。 そのへんの要素のミックスに目新しさを感じる。 でもまあ、狙ったところにチップを投げられなければ話にならないんだけど(笑 放物線を描くように投げ入れるよりは 低い位置からチップを滑り込ませるように投げた方が コントロールしやすい気がするので、なんとなくカーリングに似てるように思った。 その方がチップが表になってしまうリスクも減ることだし。 カーリングやったことないけど(笑 ただ1つ気になったのは、いろいろな方向からチップが投げ込まれるため 場のスパイスカードの状況によって有利不利が生まれてしまうこと。 せっかくうまくコントロールして、奥のほうのボウルの上に乗せることに 成功したのに、そのボウルの近くに座っているプレイヤーから いとも簡単にはじき出されてしまうのは、ちょっと切ないものがある。 ちょっと面倒だが、手番になったら席を移動して、全員同じ方向から 投げ入れるようにしてはどうだろう? 常に同じ方向から投げ入れられるなら、自分のチップを守るための 防御のためのチップを置くなんていう、まさにカーリングっぽい 戦略も生まれてきそうな気がする。 まあなんにしても、チップ投げ入れるだけでも面白さがある。 素晴らしい!JohnnyBet ツイート