たっくんのボードゲーム日記

No.528
リカーーーリング
ReCURRRing

プレイ人数:3 - 5
プレイ時間:約20

ルール難易度 普通、特に難しい点は無い
日本語化 不要


カードゲームです。スートは無く1〜9までの数字カードは書かれている数字と同じ枚数、Rが書かれたカードは12枚という構成です。


※プレイ人数によって除外されるカードがあります。





カードはシャッフルして配り切り、手札とします。


大富豪(大貧民)のように、前の手番のプレイヤーが出したカードよりも強いカードを出していくゲームなのですが、
このゲームでは数字が小さい方が強いです。Rは最弱のカードです。



自分が出したカードに対して他の全員がパスしたら、出したカードを得点として獲得します。※手札とは別にしておきます。


獲得したカードは1枚1点です。 ※Rカードだけはちょっと例外事項あり。


得点としてカードを獲得したプレイヤーから、ゲームを再開します。

誰か1人の手札が無くなったら終了です。


さて、カードの出し方ですが。
必ず1枚からスタートします。いきなり2枚とか3枚とか出せません。


ゲームの最初は、手札に1を持っているプレイヤーがリード(最初に出す人)になります。


次のプレイヤーは、出されたカードよりも強い(小さい数字の)カードを出すか、パスします。
ただし、1度パスしたら誰かが得点としてカードを獲得するまでゲームに参加できなくなります。(ハードパス)
カードを出したら、場に出ているカードをもらって手札に入れます。


カード交換みたいな感じ。


それ以降のプレイヤーも、同様に場のカードよりも強いカードを出して交換します。




そんな感じで交換が続いていき、1(最強のカード)が出されました。



もちろん、1に対して3のカードは出せません。



でも同じカード2枚なら、弱いカードでも出すことができます。


場のカードは1枚なので、2枚と1枚の交換という事になり、手札が1枚減ってしまいますが・

場の枚数より2枚以上多く出すことはできません。




■出し方のルール

・場に出されている枚数と同じか、+1枚のどちらかで出さなければならない。
・全て同じカードで出さなければならない。
・同じ枚数で出す場合は、場に出されているカードより強い(小さい数字)でなければならない。
・+1枚で出す場合は、弱いカードでも出すことができる。


ということで、1に対して、3を2枚出してみます。



これに対して、2のカードを2枚出すことができます。


もちろん、場の3のカード2枚は取って手札に加えます。

Rは最弱ですが、枚数が場のカード+1枚なら出せます。



R3枚に対して9を3枚出せます。


Rは最弱なので、9より弱いので。


これに対して、8を4枚出せます。


9よりも8の方が強いので、3枚で出すこともできますが
4枚〜くらいになってくると、他のプレイヤーはもう出せない可能性が高くなってきます。

それを見越して、敢えて4枚で出すことも可能です。



まあ、6を5枚とかで返されてしまったりすることもありますが。


もしこれで、全員パスとなれば出した5枚を5点として獲得できます。


Rは強さとしては最弱ですが枚数が多いので、特に場のカードの枚数が増えてきたときに有効に働きやすい。




得点をもらったプレイヤーから最初と同様にゲーム再開します。
またカード1枚出すところから始めます。


そんな感じで、全員の手札がだんだん減っていきます。


場は9が2枚。手札は7が2枚という状況です。



7を2枚出したら、手札が無くなってゲームの終了フラグが立ちます。



このとき、場の9のカード2枚は手札として取らずに伏せておきます。
※これを行なったプレイヤーだけが、得点カードとして獲得したRカードを1枚1点として数えることができる。


この後、誰かが得点を獲得したらゲーム終了です。






評価・・・

※評価の基準についてはこちら

これは面白い!

アブルクセンみたいに、手札を減らしながら、同時に手札を整えていくゲーム。

得点を得るのがかなり難しく、どうすれば良いのか勝ちまでの道筋が非常に見えにくい。

手札は増えることがなく、常にカツカツで余裕は一切ない。

手札が増えることは無いのに、+1枚でカードを出してしまうと手札を減らしてしまうので基本的にあまりやりたくない。
でもパスしてしまうと一旦ゲームから抜けることになり、得点を得る機会も逸してしまう。

このやりたく無い行動を他のプレイヤーにやってもらえる意味で、小さい数字のカードは強い。
真に強いのは、やはり枚数の多さ。でも、一気にバサっと出せないので、パスしないためにせっかく揃えたセットを崩さざるを得なかったり。。

誰がどのカードを持っていったのか、しっかり観察したりカウンティングする必要も出てくるし
どこで仕掛けるか、パスしてないプレイヤーがどのくらい残っているかとかも重要。

これ、非常に完成度高いと思う。


ただ、、正直これは誰でも楽しめるものでは無いかな・・・かなりシビアなゲームだと思うので。


3、4、5人でそれぞれやってみたけれど、4人がベストと思う。

3人だとちょっとイマイチかな・・
5人も決して悪く無いんだけど、Rが10枚だとちょっと物足りない感じ。
他のカードよりも少し多めの12枚存在することで、場の枚数が増えやすくなり、仕掛けどころの面白さも増えるような気がする。
Rは出しやすい代わりに、アガらないと点数にならないというのもより効いてきて面白くなりやすいのかなと。

2016/12/18


JohnnyBet



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