たっくんのボードゲーム日記

No.373
ノッティンガム
Nottingham

プレイ人数:3 - 7
プレイ時間:約45

ルール難易度 少々分かりづらい
日本語化 不要





ボード全景。とてもスモールサイズなボードだ。




この黒いコマがお城(ノッティンガム)からスタートして
1周して戻ってきたらゲーム終了。



コースのマスには、数字が書いてあります(意味は後述。。)


カード。なんかごちゃごちゃ書いてあってややこしそうと思ってしまうのだが。



まあ、とりあえず最初に手札として配られるのは3枚。



基本的には、同じ絵柄のカードを3枚以上揃えると勝利点がもらえます。


手番では、山札から1枚めくって全員に良く見えるようにオープンにします。



で、このカードを
1.手札に加える
2.そのカードのアクションを実行する

この2つが選べる。2については、とりあえず置いといて
まず1の方から。

手札に同じ絵柄のカードがあるようなら、1を選択すれば良いわけだ。


3枚以上揃ったら、公開して




1枚を手元に残して、残りは捨て札にします。



で、カードの両肩に書いてある数字が勝利点になる。
このカードなら13点。

勝利点を得たら、ボード上の黒いコマを1つ進める。



このとき、手札の枚数が進んだ先のマスに書いてある数字以下プレイヤー
※写真の場合は3なので3枚以下のプレイヤーは全員、カードを1枚もらえる。
 →「執政官のお気に入り」というルール


さて、勝利点を得るには3枚同じカードを揃えるだけではなくて
決まった組み合わせを揃えることで、もらうこともできる。

場には、こういう目標カードというのがオープンになっていて



同じカードを2枚1組で3組揃えるとか4組揃えるとか。
全種類1枚ずつ揃えるとか。
そろえられたら、目標カードをもらえて
これもやはり両肩に書いてある数字が勝利点になる。


ちなみに、この目標カード。全部2枚ずつあるので
同じ目標を2人までのプレイヤーが達成することができるのだが

カードには表と裏があって



達成者が1人の場合は、このカードの場合は30点。
しかし、2人の場合はカードを裏返して25点に減ってしまう。
※ただし、これを阻止しようとして1人のプレイヤーが同じ目標カードを独占はできない


では手番の最初に戻って、、

山から1枚めくって場にオープンにしたけれど



このカードは「要らない」と思ったら
カードに書かれているアクションを使って
他のプレイヤーの手札と、このカードを交換することができる。

アクションというのは要するに、交換の方法だ
オープンにされたカードを、別のカードで入札するものだったり
他のプレイヤーの手札から1枚好きなものを選べたり
カードのアクションによって交換の手段がいろいろあるということ。


例えば、このカードのアクションは「泥棒」



他のプレイヤーの手札から1枚引くことができる。
代わりに、そのプレイヤーには、この「泥棒」のカードを渡します。



「泥棒」より強力な「強奪」



こちらは、手札を見せてもらって(他のプレイヤーには見せないように)
カードを選ぶことができる。
で、泥棒と同じように代わりにこのカードを相手に渡します。



さらに凶悪な「襲撃」



手札をフルオープンにさせた上でカードを選ぶことができる。
相手にカードを渡すのは同じ。


んでまあ、そんなやりたい放題やられては堪らないので
こういうカードもある。「防御」



このカードだけは手札に持っておいて、他のプレイヤーから
上記のアクションによる攻撃を受けたとき、その効果を無効にすることができる。
このカードと、使用してきたカードを交換します。


ほかは、こんなカードもある。「交易」、「購入」



これらのカードのアクションが実行されたら
他のプレイヤーは全員、このカードと交換してもいいというカードを手札から提示します。

で、手番プレイヤーは誰と交換するか決める。

購入の場合は1対1のトレード
交易の場合は2対1もしくは1対1で交換します。


最後に、ちょっと特殊なのがこの「待ち伏せ」というカード



このカードのアクションを実行したら
「待ち伏せカード」の山から2枚引いてきて、1枚を選びます。




選んだ1枚を他のプレイヤーに見られないように
カードの上に伏せておきます。



で、特定の誰かが3枚公開して勝利点が得られようとしたとき
あるいは、特定の種類のカードを3枚公開して勝利点が得られようとしたとき
この待ち伏せカードを公開して、その3枚のうちの1枚と交換することができます。

これによって3枚未満になってしまったら当然、勝利点をもらえません。
その場合残ったカードは、そのプレイヤーの手札に戻ります。


こんなところ。

纏めると、

手番では、まず山から1枚めくってオープンにする。
で手札に加えたければ取る。
要らないなら、そのカードをアクションとして実行して
他のプレイヤーとカード交換する。

どちらを選んでも、可能ならカードを勝利点に交換できる。

その後、ボード上のコマを1つ進めてそこに書かれている数字以下の
枚数のカードのプレイヤーは全員1枚ずつもらえる。


■ゲームの終了
ボード上のコマが1周するか、目標カードが全部なくなったらゲーム終了。
もっとも勝利点を稼いだプレイヤーの勝ち。





Rosenberg, Uwe

評価・・・

※評価の基準についてはこちら

このシステムデザインが何を狙っているのかは

なんとなーく分かるんだけど

決してつまらなくも無いんだけど

でも、繰り返し遊ぼうと思うほど面白くもなかった。

やっぱローゼンベルグ作はなかなか合わないな。。ヒット率があまり良くない。


プレイ感的には、ボーナンザあたりに良く似てると思った。

交渉で友好的に交換するのか、ある程度以上強制的にそういうのが行われるのか
という違いはあるけれど、交換して揃ったら勝利点に換えるという部分は同じ。

で、あくまで比較問題ではあるんだけれど、これだったらボーナンザで十分かな。


というのもこれちょっとルールを把握しづらい。

特に待ち伏せまわりのところ、説明もやりづらい。

ゆえに若干めんどくさい感じがする。スッキリできてない。

根本的に良く出来てるのかどうなのかとは、少し別問題のようにも思えるんだけれど
これは少なくとも遊びやすくは無いと思う。

カードの引き運によるところも大きいと思うし、選択肢もそんなに多くないのに
パーティゲーという感じでもないし、、、

でも・・

じゃあ完成度が良くないのかというと、決してそうでもなさそうなのが不思議な感じがする。

プラスの方向で捉えれば、それがオリジナリティというか独特の味なのかなと。

ただ、この粘っこいプレイ感はやっぱあんまり好きじゃないな。。

2013/05/27


JohnnyBet



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