たっくんのボードゲーム日記

No.355
モンテゴベイ
Montego Bay

プレイ人数:2 - 4
プレイ時間:約50

ルール難易度 普通、特に難しい点は無い
日本語化 不要





ボード全景、かなりでかめの横長ボードです。



中央に8軒の倉庫と、それをぐるりと取り囲むように通路(白い線)が描かれています。


ボードの下部には港が4つあって、いろいろな積載量の貨物船が来ます。




こんな感じで船にタルを積んでいき、満杯になると出航(得点計算)します。



この船の場合、もらえる得点は7・4・3(赤い数字)

つまり


1番多く積荷を積んだプレイヤー ・・・ 7点
2番目             ・・・ 4点
3番目             ・・・ 3点


となるので、この場合
青のプレイヤーが5個でトップなので7点、緑が4点、オレンジが3点もらえる。

ちなみに、最後の積荷を積んだプレイヤーには1点がボーナスでもらえる。


タルの個数が同じ場合は、該当する順位の得点を合計して人数で割ります。
(※端数切り上げ)


積み込むタルは、倉庫から獲得してきます。

ボードの倉庫の上には、倉庫タイルを並べます。




倉庫には2つずつ部屋があって、通路のマスと対応しています。



で、自分のコマが居るマスの部屋からタルを獲得して船に積むことができる。


なので、この場合は青プレイヤーはタル2つを獲得できる。




各プレイヤー、大小2つのコマを使います。



大きいコマと小さいコマで能力とかに差があるわけではなく
単にコマを区別するために大きさが分けられている。


倉庫の部屋からは、いつもタルを獲得できるわけではなく
こういう、壊れたタルの部屋もある。



この場合、既に船に積んだ自分のタルがあればそれを捨てなければならない


銀貨が置かれている場合もあり、これは獲得できる。



※銀貨の使い方は後述・・・



さて、タルを獲得するために自分のコマ2つを動かすわけだが




1~5までのカードを使います。



色が濃い方が、大きいコマ用で
薄いの方が、小さいコマ用。

数字はコマを進めるマス数。
カードは使ったら捨て札になるわけではなく、いつも10枚すべて使うことが出来る。

それぞれ、1枚ずつ選んで伏せて出します。


コマを進める順番は、ボードの端に描かれているこのチャートで決めます。



この場合だと、緑の小さいコマ→赤の小さいコマ→黄の大きいコマ・・・という順で動かします。


で、コマを実際動かすわけだが、移動先に他のコマが居る場合




移動先に居たコマは反対側に強制移動させられてしまう。




反対側に別のコマがすでに居る場合は、、




反時計回りに、一番近い空いているマスに戻されてしまいます。




全てのコマが移動し終わったら、チャートの先頭のタイルを取って




おしりから押し込みます。



つまり、次のラウンドでは行動順が1つずつ上がって
先頭だったコマはラストになる。


ちなみに、このチャートは立体構造のレーンになっていて
スムーズにタイルを押し込むことができる。




銀貨は3枚で、怠け者のジャックを3つ目のコマとして雇うことが出来る。



ジャックは1人しか居ないので、複数のプレイヤーが雇いたい場合は
得点の少ないプレイヤーが優先。

ジャックを雇ったプレイヤーは3枚のカードをプレイします。


■ジャックの特典

・常に1番最初に行動する
・壊れたタルの部屋に行っても、タルを捨てなくてよい


タルで満載になった船と、先頭の船はラウンドの最後に出航します。



で、新たな空の船が港にやってきます。


※先頭の船は満載になってなくても出航し、得点計算も通常通り行います。


船タイルの山が無くなって、港の船が3隻以下になったらそのラウンドでゲーム終了。

最後は、すべての船について得点計算をします。





Feldkötter, Michael
プレイ記

イズナさん(オレンジ)、ツエツキさん(黄)、Sさん(青)、たっくん(緑)の4人プレイ



大きい人は1、小さい人は5を選択



あわよくばタル3つゲットだったんだけれど
黄色の大きい人に後からやって来られられて、反対側に飛ばされる


まあ、最初だから捨てさせられるタルも無いし
銀貨1枚獲得できればいいかな


タルはライバルが居なくなってから、悠々と獲得することにする




それにしても、あのへんが美味しそうなんだよな


タル3個と4個の倉庫が並んでる

一度に進めるのは5マスだから1手番じゃ届かないんだよな



しかし、狙いはみんな同じ。激しい争奪戦勃発




たっくんの小さい緑が最初に3マス移動して、Sさんの青も3マス移動
そうすると黄色の小さい人が反対側に飛ばされて


さらに、その黄色い小さい人が2マス移動するとなると・・


こうなってしまう(T_T





大量に積み込まれるツエツキさんの黄色いタル





その後も激しくレッドオーシャン 当たり前だけど
このラウンド、青のSさんがジャックを雇う。


んー、青の小さい人が4つ動いて、黄色の小さい人は1つ動くと・・

あ、黄色の小さい人!またしてもタル3つの倉庫に舞い戻ってくるのか

うわー・・・


船タイルの山がなくなって、あっという間にラストラウンド


トップはツエツキさん


俺はジャックを雇ったのが功を奏して、このラウンド合計7タル獲得


しかも最後に積む事ができる


こんな感じがベストかな?




でもツエツキさんには追いつけず




評価・・・

※評価の基準についてはこちら

巨大なボードとは裏腹に、プレイ感としては比較的軽めなお手軽バッティングゲー。

セットアップがラクチンなので繰り返し遊ぶにも良さそう。

プレイ人数ごとの両面仕様のボードになってるので、3人でも4人でも安心して遊べる。
単純にたくさんのタルを積み込むというだけではなく、積み込む順番とかもあるので
けっこう思考性は高い部類かな。

効果的に高得点をゲットするには緻密な思考が必要だけど、一手のミスが命取りみたいな感じじゃないので
お手軽感を損なうことなく、奥の深さを演出できているんだと思う。
待ち時間がほとんど無いのもいいところ。サクサクゲームが進む感じが非常に良い。

ただ、ちょっとコンポーネントの巨大さが・・持て余し気味かな?
もっとコンパクトに作って欲しかった。船タイルのデザインなんかもちょっとイマイチな感じ。

若干地味な印象だけど、でもゲームとしての魅力的なものや面白さも確実に持っていると思う。

GOOD!

2013/03/06


JohnnyBet



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