たっくんのボードゲーム日記

No.336
マネー
Money

プレイ人数:3 - 5
プレイ時間:約20

ルール難易度 簡単な部類に入る
日本語化 不要


お手軽なカードゲームなのですが・・

なんと図案は本物のお札ですw


ただし数字は本物とはちょっと違っていて20~60まで

分かるとは思いますが、アメリカのドル紙幣です。



こちらはユーロ紙幣




日本の1万円札もあります。今では旧紙幣ですが




これはどこの国か分かりますか?


答えはイギリス。描かれているのはエリザベス女王ですね。



こちらはスイスフラン





このへんになってくるとちょっと難しいですかね


ロシアルーブルです。



そしてこれは調べてもなかなか分からなかった


スウェーデンのお金なんですね。単位はクローネ。


あと「コイン」(左)と、まったく価値の無い「おもちゃのお金」(右)


コインの額面は常に10で固定。

ちなみに、このコインも実際に使われているお金で
南アフリカのランドという通貨です。



さて、ゲームではこれらの紙幣カードをたくさん集めるのだが
基本的にカードに書かれている数字が勝利点になります。通貨の種類に関わらず。


たとえば、これなら数字の合計は210なので210ポイントの勝利点になる




しかし、合計が200ポイントに届かない通貨は100ポイント引かなければならない


この場合、ドル紙幣で120ポイント集めたのだが
200ポイントに届いてないので得られる勝利点は20ポイントだけとなる。



あと、同じ通貨の同じ数字のカードを3枚集めていると
1セットにつき追加ボーナス100点がもらえます。




コインについては、常に額面どおりの勝利点がもらえます。


※コインに関しては、3枚セットのボーナスは無し



これらのカードから、おもちゃのお金を除いてシャッフルし6枚ずつ配ります。


プレイ人数によって通貨の種類数をあらかじめ減らします

おもちゃのカードは1枚ずつ、上記の6枚とは別に配ります。


場には4枚セットのカードを、2セットオープンにして置いておきます。




これらのカードを獲得していくのだが
このゲームはお金でお金を競ります


全員手札から、任意の枚数のカードを伏せて出します。


全員出したら、一斉にオープンにします。

このとき、おもちゃのお金も入札に使うことが出来ます。ただし価値は0。
つまり、入札額を多く見せかけるための小道具として使用します。


出したカードの数字の合計が多い順に手番が回ってきます(通貨の種類に関係なく)


手番が回ってきたら、入札に使ったカード全部と(おもちゃのお金だけは手元に戻す)
場の2セットのうちのどちらかと交換することができます。



つまり、入札に使ったカードが今度は場札になります。



こんな感じで高い値をつけたプレイヤーから順にカードを交換していくのだが

場札とだけでなく、他のプレイヤーが入札で出したカードとも交換できます


カードの額面の合計が同じ場合は、カードに書かれた通し番号が小さい方に手番が優先されます。




そんな感じで、全プレイヤーが1回ずつカードを交換したら1ラウンド終了。


ただしおもちゃのカードだけで入札したプレイヤーは交換することができません。




場のカードは




4枚ずつのセットになるまで山札から補充して次のラウンドに入ります。




山札がなくなったらゲーム終了で、合計点が最も多いプレイヤーの勝ち





Knizia, Reiner

評価・・・

※評価の基準についてはこちら

ワイン商は、このゲームを参考にしたんじゃないかと思うんだけれど
どっちかというと、こっちの方がシンプルで良さそうな感じ。

ワイン商も十分面白いと思うし、テーマ性も優れてて雰囲気がいいんだけど
マネーの方がプレイアビリティが良いような気がした。

ワインセラーをつくるとか、まあそのへんがワイン商の売りなんだと思うんだけど
ちょっとこのプレイ感としては冗長なものがあるかもしれない。
ゲームの重さとプレイアビリティのバランスは、たぶん本作の方が優れているんじゃないかと。
あれだけのカードをテーブルに並べるのって、けっこうテーブルスペースを圧迫するし。

まあ、とはいえ繰り返しになるけれど、決してワイン商も悪くはない。

より手軽にシンプルなゲームを楽しみたいのであればマネー。
もう少し味付けされたものを求めているのであればワイン商を選択すればいいと思う。

けどやっぱり個人的には、より洗練されてる感じのするマネーの方が好きかなぁ。

2013/01/14


JohnnyBet



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