たっくんのボードゲーム日記

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メキシカ
Mexica

プレイ人数:2 - 4
プレイ時間:約0

ルール難易度 普通、特に難しい点は無い
日本語化 不要


ボード全景。かなりシンプルなデザインのボードです。


基本的にはアブストラクトの陣取りゲームです。


陣取りということは、自分の陣地を作るための境界線が必要になるわけだが
このゲームでは、その境界線を2種類の「運河タイル」でつくります。




ということで、運河タイルをボード上に置いていくわけなのだが


もちろん広い陣地の方が得点も高くなります。


運河で囲ったら、とりあえず陣地になります。
が、これではまだ得点になりません。


周囲の水(海)も境界線になります。


陣地から得点を得るために必要なのが、これらのエリアタイル

数字が3つ書かれているのだが、一番重要なのは真ん中の大きい数字。


陣地を構成するマス数と同じ数字のエリアタイルを陣地に置くことで得点が得られます。


上記のように、7マスの陣地なら7のエリアタイル(中央の数字)を置かなければなりません。

ぴったり同じじゃなきゃダメ。

タイルを置けたら、エリアタイルの上に書かれた数字が得点としてもらえます。


このタイルなら4点。


さて、エリアタイルを置くためにはまだ必要なことがあります。

と、その前に各プレイヤーは1色選んで、その色のコマを受け取ります。


4種類の高さの建物コマとメキシコ人コマ

どう見てもテオティワカンの遺跡ですw


エリアタイルを置くためには、自分のメキシコ人コマがそのエリアに居る必要があります。


前述したとおり、これならエリアタイルを置いたとき4点もらえるのだが


このとき、他のプレイヤーのメキシコ人コマが同じエリアに居る場合は
エリアタイル下部に書かれた白い数字分の得点がもらえます。


この場合なら、茶色プレイヤーが4点を得るのと同時に白プレイヤーは2点もらえます。

ちなみに、エリアタイルが置かれたマスはゲーム終了まで侵入不可。
後述の建物タイルや運河、あるいはメキシコ人コマも置くことができなくなります。


このエリアタイルが置かれると、その中に運河タイルを置くことができなくなります。
これを完成したエリアと呼びます。

逆に言うと、完成していない(エリアタイルが置かれていない)場合は、内部に運河タイルを置いて
分割したりすることができます。


例のテオティワカンも、自分のメキシコ人コマが居るエリア内にのみ置くことができます。


ゲーム中、決算が2回あるのだが(2回目の決算と同時にゲーム終了)
テオティワカンコマは、主にそのときに活躍します。

そのエリアに建てているテオティワカンコマの段数をプレイヤーごとに合計します。

その合計数の大きい順に、エリアタイルから得点をもらいます。
トップのプレイヤー エリアタイルの真ん中の数字
2位のプレイヤー エリアタイルの上の数字
3位のプレイヤー エリアタイルの下の数字
4位のプレイヤー 得点なし
写真の例では、4段のテオティワカンを建てている茶色プレイヤーが7点 2位の白プレイヤーは4点となります。 同順位が複数の場合も、一律でもらえます。 たとえば、1位が2人居たとすると上記の場合2人とも7点。 ※テオティワカンは完成していないエリアにも置けます つまり、自分のコマが居るエリアと運河で分断されていない場所(空いている陸地)になら置けるということ。 このゲームはアクションポイント制で、1手番で6ポイント使えます 例えば運河タイルの配置や、メキシコ人コマの移動(1マスにつき)には1ポイントが必要です。 橋というのは、こういうタイル 橋は運河タイルの上にのみ置けます。 メキシコ人コマは運河の上を通ることはできないので、アクションポイントを1ポイント払って 橋を架けてから渡ります。 5ポイントを払えば、メキシコ人コマをボード上の好きな空いている場所に移動できるのだが 「橋から橋への移動(1ポイント)」というのがあって 橋から、運河(海も可)を通って行ける別の橋まで一気に移動することができる。 運河はエリアを分断するだけでなく、効率的な移動手段としての役目があります。 上記の例なら、茶色プレイヤーは3ポイントで、青で示したマスまで移動できます。 橋の移動というのは、ストックに橋タイルがなくなったときにのみ使えます。 テオティワカンの配置には、段数と同じだけのアクションポイントが必要です。 4段を置こうと思ったら4ポイント払わなければならない。 もちろん、前述の配置ルールに従う必要もあります。 アクションチップというのは、アクションポイントを持ち越すこと。 1回の手番で最大2枚(2ポイント分)までストックすることができて 次回以降の手番で1枚=1ポイントとして使えます。 エリアタイルの配置は前述した通り。 配置条件を満たしていれば、アクションポイントを払うことなく置くことができます。 エリアタイルはゲームの最初に8枚、ランダムに選んで並べておきます。 ここに置かれているエリアタイルは全プレイヤーの共有物で エリアに置くときは、ここから取ってきます。 ゲームは前半ラウンドと後半ラウンドに分かれていて、それぞれのラウンドの最後に決算があります。 前半ラウンドでは、ボードに並べるエリアタイルは8枚。 そして、テオティワカンは下記の数だけそれぞれの手元に持ちます。 1段と2段 ⇒ 3個ずつ 3段 ⇒ 2個 4段 ⇒ 1個 前半ラウンドは、次の2つの条件を満たしたとき終了します。 ・エリアタイル8枚が全て配置される(完成されたエリアが8個できる) ・1人以上のプレイヤーが手元のテオティワカン9個を全部ボードに置いている 後半ラウンドは、テオティワカンは1段が3個、それ以外は2個ずつ補充します。 (前半ラウンドで使わなかったものも使用可) エリアタイルは後半は7個、ボードの右下に新しく並べます。 後半ラウンドの終了条件は、前半と大体似たような感じで ・エリアタイル7枚が全て配置される(※ただし絶対置けないことが明らかなタイルはゲームから除外していく) ・1人以上のプレイヤーが自分のテオティワカンを全部ボードに置いている 決算は1回目も2回目もエリアごとにテオティワカンで決まった順位に従って点数をもらいます。 ただし 2回目だけはエリアタイルが置かれていないエリアも得点の対象になる 得られる得点は、そのエリアのテオティワカン段数が トップのプレイヤー ⇒ そのエリアのマス数 2位のプレイヤー ⇒ トップのプレイヤーの半分 3位のプレイヤー ⇒ 2位のプレイヤーの半分 4位のプレイヤー ⇒ 得点なし となっていて、端数は切り上げ。 もっとも得点を獲得したプレイヤーの勝ち あ、メキシコ人コマは最初はここに置きます このスタートマスには、運河タイルやテオティワカンを置くことはできません。 (メキシコ人コマは通行可)
Kiesling, Michael
Kramer, Wolfgang

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