たっくんのボードゲーム日記

No.585
ラマ
LAMA

プレイ人数:2 - 6
プレイ時間:約20

ルール難易度 簡単な部類
日本語化 不要


カードゲームです。
1から6までのカードとラマがそれぞれ8枚ずつあります。


スート(色)はありません。

罰点チップです。白はマイナス1点、黒はマイナス10点で誰かがマイナス40点になったらゲーム終了です。



良くシャッフルして6枚ずつ配ります。



山札の一番上から1枚めくってゲーム開始です。



手番では、カードを1枚出します。
ただし、出せるのは場に出ているカードと同じ数字か1つ大きい数字だけです。


この場合は出ているのが2なので、2か3を出すことができます。

それ以降のプレイヤーも同様に、最後に出されたカードと同じか1つ大きい数字のカードを出せます。



6まで来たら、、



もちろん6も出せますが、ラマを出すこともできます。



ラマの次は1を出すことができます。


... 5 > 6 > ラマ > 1 > 2 > 3 ... 

と、こんな感じで循環します。
※ただし、どのカードも8枚ずつしかないので・・


出せるカードがない(出したくない)場合は



山から1枚引くか



あるいは、ゲームから降りることもできます。



手札に残ったカードの合計が失点です。
これならマイナス9点。




ただ、同じ数字のカードは1回しかカウントしなくて良いので、この場合もマイナス9点です。



ラマはマイナス10点。


なので、最大でマイナス31点の可能性があります。


■手番でできることまとめ

次の3つの中から1つ選択します。

1. 1枚出す
2. 山札から1枚引く
3. 降りる

※山札が無くなった場合と、1人を除いて全員降りた場合はカードを引くことはできなくなります。

■ラウンドの終了

以下のどれかで1ラウンド終了です。

1. 全員が降りたとき
2. 誰かの手札が無くなったとき

ラウンドが終わったらそれぞれ失点チップを受け取りますが、カードを出し切れたプレイヤーは失点チップを1枚返すことができます。


10点のマイナスチップを持っていれば、もちろんそれを戻すことができます。

最後に手番を行なったプレイヤーが次のラウンドのスタートプレイヤーになります。





Knizia, Reiner

評価・・・

※評価の基準についてはこちら

面白いですねー、たった7種類のカードが8枚ずつだけでこんなに面白いゲームができるとは。。
ルールもシンプルそのもので、しかも一見どこにでもありそうなありふれたルールのように感じる。

ところがこれ、しっかりとした戦略性があって、例えば最初の手番でいきなり降りるようなことも全然アリだったりする。
というのも、1とか2ばかりなら初期手札の6枚のまま降りても失点としては大したことはない上に、そのことを他のプレイヤーに隠すことができる。

大きい数字のカードは失点が大きいので(特にラマはマイナス10点)、できれば出したい。出せなければカードを引くしかない。
でも、早々に降りたプレイヤーが居る場合、そのプレイヤーのところに小さい数字のカードが固まっている可能性が高い。
1種類につき8枚しかないので「壁」ができてる可能性があって、カードを引いても傷口を広げるだけになるかもしれない、とかそういう思考が働く。
降りたプレイヤーにしてみれば、そうやって失点を重ねてほしい、とか。

この感じ、 インフェルノ に良く似てる。

ただ、 インフェルノ みたいな「派手さ」とか「分かりやすさ」は乏しいかな・
ちょっと地味かも。

多少積極的に考えを巡らせないと、ただの作業ゲーになってしまう感じも否めなくて、その点が少々残念かな。
それで大賞は逃したのかも。

クニツィアの凄さを感じるし、こういうゲーム好きなんですけどねー

一応 A にしとく。

2019/07/27


JohnnyBet



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