たっくんのボードゲーム日記

No.223
コルセア
Korsar

プレイ人数:2 - 8
プレイ時間:約30

ルール難易度 簡単な部類に入る
日本語化 不要





カードゲームです。ポイントの高い商船カードをたくさん集めるのが目的です。



2ポイントのしょぼい船から、8ポイントの豪華な船まである。


手番では手札から1枚選んでプレイします。



商船カードをプレイ(場に出す)して、そのまま1周して何事もなく
再び自分の手番がまわってくると、この商船カードは自分のものになります。
(獲得した商船カードは場に伏せて置く)

要するに、場に出してから手番が1周すると獲得できるということ。


しかし、こんな美味しそうな船を他のプレイヤーが黙って見ているわけもなく



海賊船カードで襲撃してきます。

海賊船カードは上に描いてあるマークの数が強さ。

そして、このままこの海賊船カードを出したプレイヤーに
再び手番が回ってくると、そのプレイヤーのものになる。


そこで、また別のプレイヤーが海賊船を出して襲ってくる。



基本的に一番強い海賊船カードを出したプレイヤーに再び手番が回ってきた時点で
そのプレイヤーのものになるのだが、写真のように
強さが同じ場合(3対3)は、誰のものにもならない。


獲得するためには、この均衡を破る必要があり
同じ色の海賊船カードを援軍で送り込むことができる。



また、他のプレイヤーはすでにその船を襲っている海賊船カードと
同じ色のカードで襲うことはできない。

つまり写真の場合、青と赤の海賊船がすでにプレイされているので
これ以外のプレイヤーが新たにこの船を襲う場合は、別の色の海賊船カードを使わなければならない。


それぞれの色の海賊船には、ボスキャラみたいなカードが1枚ずつあって



これを援軍として送りこむことができる(色はもちろん海賊船と同じでなければならない)
このカードは最強で、これに勝つにはあとから同様にボスキャラを送り込むしかない。


こんな感じかな、赤の海賊船は合計強さ6なのだが
その後、青はボスキャラを送り込んできたので、これに勝つには
通常の海賊船カードではダメで、同じようにボスキャラを使うしかない。




手札は6枚で、手番では1枚プレイする(商船でも海賊船でも)か
山からカードを1枚引くかの2択。

山札が尽きたらゲーム終了。

獲得した商船カードのポイントの合計が最も多い人の勝ち。





Knizia, Reiner
プレイ記



さて、配牌。お、ボスが2体もいるぞ、ツイてるな。




フォルテさんが出した、しょぼい商船はほっとかれるのだが



メゾフォルテさんが出した豪華な商船は早速海賊たちの餌食となる。


俺も赤の海賊船で参戦。



ちなみに、海賊船の色はプレイヤーごとに決まっているわけではなく
海賊船カードの置く向きで誰の海賊船かを識別する。


誰にも標的にされなかったフォルテさんの商船はそのままフォルテさんが獲得。




俺も、こそっとテーブルの端の方に商船を出航してみる。。



一同「あ、なんか出航したぞ」

気付かれたか^^;


どんなにしれっと出しても、ポイントの高い商船は標的になる。



俺も黄色の海賊船で襲う。しかしライバルも多いなー


ここで、あれだ。ボス、出番ですよー!



黄色のボスをここぞという感じで出す。


しかし、メゾフォルテさんもボスが出動。くそー負けたか。




フォルテさんは、すでに3隻の商船を獲得してる。



俺はまだゼロ。



手札が寂しくなってきたので、山から補充する。



5の商船か・・・



よし、出航!




当然のごとく、あさましい海賊たちがわらわら寄って来る



しかーし、俺には用心棒がいる。
正義のボス出動!!


だが、敵もまたしてもボスがお出まし。。負けた。





結果、俺の獲得した商船



15ポイント ボス戦で負けたのが効いて負けました。



評価・・・

※評価の基準についてはこちら

ジレンマがないお気楽ゲーム。一番最初に感じたのは、それかな。。

プレイしてばかりだと手札は減るばかりなので、補充の方にも
目を向けなければならないカツカツさは多少あるのだが
あちらを立てればこちらが立たずみたいな悩ましさが無い。

こういうのは、パーティゲームとして盛り上がれば
それはそれで楽しいんだろうけど、個人的にはちょっと物足りない。

良く言うところの、運と実力の程よいバランス。これが欲しい。

そこへいくとこのゲームは、いわゆる「妙手」というのが見つけづらい。

というか、そういうのを見つける楽しさが乏しいような気がする。

手札次第、他のプレイヤー次第。そういう要素も必要だけど
やっぱり、自分の考えた一手がモノを言う局面も欲しいと思う。

いや、もしかしたら自分が気付いてないだけなのかもしれないけれど
少なくとも初見で、そういうのを見出すには至らなかった。

直接攻撃ができるタイプのゲームではあるのだが、前述したように
かなりお気楽なゲームなので、攻撃されてもあまり苛立つことは無い。

なので、意外と女性受けは良かったりするのかもしれないなー。

残念だが、個人的にはちょっと合いそうにない感じだった。


どうもペンギンに何か通じるものを感じるんだよなー。
非常に勝手な意見ではあるが、クニツィアっぽくないと思う。


JohnnyBet



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