たっくんのボードゲーム日記

No.403
カシュガル
Kashgar

プレイ人数:2 - 4
プレイ時間:約60

ルール難易度 普通、特に難しい点は無い
日本語化 必要ですね。。


手持ちのリソース量を表す個人ボードと、カード2枚のカードデッキを3つ
最初に受け取ります。


3つのカードデッキをうまく回していって、

1.リソースの獲得
2.リソースを勝利点に変える

ということを繰り返していきます

最初に25勝利点獲得したプレイヤーの勝ち


初期デッキの一番上は全て族長カードというちょっと特殊なカードです。


ちなみに手札は持ちません。3つのデッキは常に見える状態で、自分の前にオープンにしておきます。

勝利点カード、常に4枚オープンにして獲得されたら山から補充します。


赤丸で囲った数字が勝利点。
もちろん、高い勝利点のカードほど、たくさんのリソースを支払う必要があります。


スペシャルカードデッキ


高い効果を持つ強力なカードが多く、ゲーム中でうまく獲得・活用します。

手番では、3つのカードデッキのうち1つを選んで1番上に置かれているカードの効果を実行します。



使ったカードはデッキの一番後ろに入れます。


族長カードの効果は、カード山から2枚引いて1枚を捨て札、1枚をデッキの1番後ろに入れるというものなので

こうなります。※族長カードだけはちょっと特殊で、使ったら裏返して(女族長の面を上にして)からデッキの一番後ろに入れます。


そうすると、新しいカードが顔を現して、次以降の手番で使用できます。


アクションを実行するとき、複数の中から1つを選べるカードがあります。
選んだアクションが黒字のテキストなら、使ったらデッキの一番後ろに入れますが
赤いテキストのアクションを選んだ場合は、そのカードは捨て札にしてデッキから外します。


赤いアクションは1回だけの使い切りです。

契約カード(勝利点カード)を獲得するにもアクションが必要です。



そのとき、必要なリソースを支払う必要がありますが
消費するのは下段に書かれた分だけで、必要なラマに関しては消費することは無く、必要な数だけ持っているだけでOK


この2点の勝利点カードなら、ラマ2つを持っている必要があり、さらに
黒リソース2、黄土色リソース1、ラマ1を消費する必要があります。

使ったら、個人ボードのマーカーを下げます。




これの繰り返しで、25点に最初に到達したプレイヤーの勝ち





Hecht, Gerhard

評価・・・

※評価の基準についてはこちら

デッキ構築と言われると、どうしてもドミニオンを引き合いに出したくなる。

それで結論から言ってしまえば、これはドミニオンの足下にも及ばない・・かな。

ドミニオンなら少なくとも1手番経過すれば5枚ずつカードが循環するのに対して
本作では3つあるデッキのうちの1枚が回るだけ。
特殊効果を利用すればもうちょっと効率よく回す方法もあるにはあるんだけど
基本システムとしてこれでは、ちょっとデッキが停滞しすぎだと思う。

デッキが回らない上に、一番上のカードしか使用できないので選択肢も狭く
4人プレイでせっかく回って来た手番をパスせざるを得ないとか非常に切ないものを感じてしまう。

得点カードもメインのデッキとはきれいに住み分けられてしまい、獲得条件や必要なリソース等の多さには
正直なところ、面倒だという感想しか出て来なかった。

ドミニオンのあのシステムは、得点カードも含めて色々な性格を持つカードを1つのデッキにどう育てていくのか
という部分に面白さのエッセンスが凝縮していたと思うのだけれど、、

もう少し言うと、1つのデッキの中で共存させなければならないからこそ、全体のバランスを考えなければならないわけで
そこにプレイヤーの工夫やアイデアが入り込む余地があって、それが悩ましさとか考えどころにつながっていたと思うのだが。。

これほどまでにきちんと整理整頓されてしまったシステムにほとんど面白さは感じない。

加えてデッキ構築にあたって、カードの引き運が強すぎて、あまり自分の意志でこういうデッキにしようとか
そういうプランも考えづらい。

どうなんだろう、頭の中でドミニオンと並べ過ぎちゃってるから本質が見えなくなってるのだろうか?
でもなぁ、、この作品ならではの良さと言われてもちょっとあまりピンと来ないんだけどな。


2014/05/01


JohnnyBet



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