たっくんのボードゲーム日記

No.259
キャラバンレース
Karawane

プレイ人数:2 - 4
プレイ時間:約20

ルール難易度 簡単な部類に入る
日本語化 不要




砂漠の街からスタートして、オアシスを目指すゲームです

ボード全景





砂漠の街からスタートして・・





オアシスがゴール


オアシス内には6マス分のスペースがあり、得点が付いています。

要するに、できるだけ早くできるだけオアシスの奥へ、コマを進めるのが目的


そのコマというのが、このラクダ。1人3個ずつ持ちます。




1つのマスには1頭のラクダしか入れません




オアシスの6マスが埋まったらゲーム終了。


得点の合計が最も多いプレイヤーの勝ち。



ラクダの進め方は、カードをプレイして行います。

手札は3枚



各プレイヤーごとに自分の山札を持っていて


手番では1枚プレイしたら、手札が3枚になるように自分の山札から補充します。




で、カードの中身であるが、

全部で12枚あります。


まずオアシスカードが7枚


これらのカードをプレイしたら、自分のラクダを1つ選んで
ヤシの木の数だけコマを進めます。
オアシス内のラクダも進められますが、カードの移動ポイントは余らせてはいけない


次に、蜃気楼のカード3枚


他のプレイヤーのラクダを1頭選んで、ヤシの木の数だけコマを戻します。

※ただし、オアシスに入っているラクダは戻せない


ラクダ隊長のカード1枚


このカードをプレイしたら、自分のラクダを1つ選んで


先頭に移動させることができる


※ただし、このカードでオアシスに移動させることはできない



最後に、砂嵐のカード1枚


このカードがプレイされたら、全員12枚のカードをすべて良く混ぜて
新たに3枚引いて手札にします。





Buecken, Hajo
プレイ記



フォルテさん(黄)、メゾフォルテさん(赤)、俺(茶)の3人プレイ




さて、初手。


うーむ、あまり面白味が無いな。
砂嵐でいきなりシャッフルしちゃうのも手だけど
ここはもう少し、場の動向を見てからでもいいかな、と思った。


着々と動き出すラクダ隊 一応今のところ俺の茶色ラクダが1頭トップ


まあ、この時点では、あくまで「そういう状況」というだけで
だから優勢とかそんな感じはまったくしない。


んー、我が茶色ラクダ隊が若干遅れを取り始めてきた


ここはシャッフルしとくか


すでに2回目のラクダ隊長をプレイするメゾフォルテさん




こんな状況




メゾフォルテさん「じゃあ、3マス」




最後尾の1頭は見捨てて、何とか先頭集団に喰らいついていく




逃げ切り独走態勢に入るメゾフォルテさん




しかし、ここで登場するのは我がラクダ隊長!




トップに躍り出る




オアシスまであと一歩!!



メゾフォルテさん「蜃気楼」


え?





あ、戻された・・・



くぅ~・・、シャッフルじゃ!!




そんな感じでモタモタしてる間に
フォルテさんの黄色ラクダ隊にも追いつかれてしまう


ここは是が非でも最奥を押さえておかねば!!


■結果 最奥はメゾフォルテさんに取られてしまう


いや、ぴったり進められるカードが無くて・・


ほったらかし状態の最後尾のラクダ




しかしですね、このラクダ隊長さえあれば




大外から、豪快な末脚を見せてごぼう抜きw




結局、3頭のラクダすべてオアシスに入れることのできた
俺が7点を獲得して勝利!




評価・・・

※評価の基準についてはこちら

HABAの割には意外としっかりした考えどころがあって、大人同士でも十分楽しめる。

子供ゲームには珍しく、直接攻撃の要素もあって
でも決して嫌らしくなく、でもちゃんと考えないとなかなか勝てないという
ドイツゲームのお手本となれるような要素がしっかり詰まってる。

カードは12枚しかないので、シャッフルが多めなのはちょっとだけめんどうかな。

さらに砂嵐のカードが入ってるので、これが出されると強制的にシャッフルとなり
シャッフル回数の多さに拍車をかけている感じ。

でも、このゲームで一番面白いなと思ったのは、この「砂嵐」のカード。

ラクダ隊長は強力なカードであるので、自分だけがラクダ隊長を使ったら
すぐに砂嵐でシャッフルさせてしまったりできるのは、ことのほか面白い。

その他の蜃気楼だとか、オアシスとかのカードはだれでも思いつけそうなアイデアだけど
砂嵐の効果だけは、ちょっと気が利いてる。

このカード1枚の存在で、評価が1段階変わるくらい大きな意味があるカード。

せっかくラクダ隊長を引けたのに、シャッフルされてしまったときのくやしさ等々
なかなかゲームを盛り上げてくれる。

カードやボードのデザイン、品質、とも申し分なし。まあ、HABAだからね^^;
そのへんは箱を開ける前から安心できる。

もちろん子供と大人が混じっても十分遊べる、なかなかの良作。



2012/02/01


JohnnyBet



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