たっくんのボードゲーム日記

No.262
80日間世界一周
In 80 Tagen um die Welt

プレイ人数:3 - 6
プレイ時間:約50

ルール難易度 簡単な部類に入る
日本語化 イベントカード15枚は日本語化が必要かな




出来るだけ少ない日数で世界一周旅行をするゲームです。


スタートとゴールは「ロンドン」



都市間の移動には基本的に船か鉄道、もしくはその両方を使用します。




外周部のチャートは、かかった日数を表します。




全員ロンドンからスタートします。


で、ロンドンからパリに移動するには鉄道と船を1回ずつ使用するわけだが


移動の際には、旅行カードをプレイします。


旅行カードには、船もしくは鉄道の絵が描かれていて


パリへの移動には、船と鉄道の旅行カードそれぞれ1枚ずつ


で、カードに書かれている数字がかかった日数になります

つまりこの場合、4+5でパリまで9日かかったことになる。


かかった日数分、チャートを進めます。




区間によっては、同じ移動手段が2つ書かれている場合もあるのだが




この場合、当然旅行カードも同じものを2枚プレイします


この場合、かかった日数は4+6で10日


しかし、同じ数字のカードを2枚プレイした場合は


日数はカード1枚分で済む。

よって、この場合は7日

ただし、この特例は同じ乗り物でなければダメで
鉄道と船とかの場合は、数字が同じであっても
カード2枚分の日数を加算しなければならない。



都市間の移動には、船や鉄道の代わりに気球を使用することもできる。


1~6までのサイコロを振って、出た目がそのまま所要日数になる。


例えば、鉄道と船1つずつの区間で鉄道の代わりに気球を使用したとすると


これなら所要日数は9日。


出た目が気に入らなければ、コイン1枚払うごとに1回振りなおすことができる。


コインを払える限り振りなおせます。


気球は非常に便利な移動手段なのだが、使える場面が限定されています(後述)



対応する旅行カードが無い場合や、あっても所要日数がかかりすぎる等の
理由で都市に留まることにした場合


その都市に「探偵」が居ると、手番の最後に2日加算されてしまう。

探偵の居る都市に留まり続けると、2日ずつどんどんチャートが進んでしまうのである。



手札(旅行カード)は3枚




手番では場から1枚、旅行カードを引きます。


プレイするかどうかは、前述したように任意なのだが

手札の上限は6枚まで

オーバーしたら捨てなければなりません。


カードを引いた場所によって、いろいろ特典がついています







イベントカードというのは、旅行を有利にするものが多いのだが



有利だからといって、溜め込んでいると


イベントカードの中にこういう青いカードが2枚混じっていて


これが出たら、すべてのイベントカードを捨て札にして
シャッフルしなければならない。


都市にはオレンジと青のボーナスチップが1つずつ置かれていて



その都市に最初に着いたプレイヤー → オレンジのチップ
その都市に最後に着いたプレイヤー → 青のチップ

という感じでもらえます。


ボーナスチップの内容としては


左から
・コイン1枚獲得
・旅行カードを山札から1枚獲得
・他のプレイヤーは全員、チャートを1日進める
・イベントカードを引く



■ゲームの終了
・全員がロンドンについたらゲーム終了
・80日以内で到着したプレイヤーの内、かかった日数が一番少ないプレイヤーの勝ち
 ※全員80日以上かかった場合は、最初にロンドンに到着したプレイヤーの勝ち
・だれかがロンドンに到着したら、それ以降はラウンドが進むたびに
 到着していないプレイヤーは+1日ずつチャートを進めなければならない



ところで、1箇所だけこういう特別な区間があって


ここでは、12日かけて移動するか「象による移動」を選択します。

象で移動する場合は、気球と同じようにサイコロを振って出た目がかかった日数になるのだが
象を使用するためには、イベントカードの「象」を持っていなければならない。





Rieneck, Michael
プレイ記



相棒、ルフィくんと3人プレイ


相棒が赤で、俺が青、ルフィくんが紫


手札は、、あまり良くないな。




まあいい、積極的に動こう。先着ボーナスもあることだし。


俺「鉄道6と船4で10日でパリに移動する」

でもちょっと日数かけすぎたかな。


先着ボーナスのコイン1をゲットしつつパリに到着




相棒「探偵移動する」


やな感じ。嫌がらせだよな。



でも気球で移動するからいいもんねー。


サイコロの目は、2!よっしゃ


ロンドンからまったく動こうとしない2人


俺「なんで移動しないの?」

ルフィくん「いや、最後に移動するとボーナスもらえるんですよね?」

俺「あー、ボーナスチップが欲しいのか」


まあいいや、どんどん進んじゃうよ。もうスエズに到着だ。




次のボンベイまでは船2つ。7が2枚あるからこれでいいか。




そろそろ「象」が欲しいのだが・・引けねー



と思ってたら

俺「あ、嵐」

ルフィくん「まじですか、象持ってたのにー・・」

俺「じゃあ、シャッフルね♪」




つーか、まだロンドンじゃねーか(笑

そんなところで象持っててもしょうがないでしょ^^;


さて、ボンベイに着いた。ゆっくりと象が来るのを待つか。


ようやく相棒とルフィくんも移動開始。


象来い!!!


ならず・・・



みんなで固まって象待ち状態。



相棒「あ!象来た!これ今の手番で使ってもいいの?」

俺「引いたの?使えるよ、いいなぁ」




俺も引いた!


さらにその後、香港までは



鉄道2を2枚で僅か2日で移動することに成功。


だんだん調子に乗って参りました^^


相棒に追いつかれたが、かけてる日数で勝っている。


ボンベイで足止め喰らってる人のところへは、お約束の探偵を送り込むw

こうなるとルフィくんはちょっと苦しい展開。



相棒は、一気にサンフランシスコまで到達。




これはやばいかもな、すかさず探偵を投入。




俺は横浜でちょっとストップ


サンフランシスコまでは、船2つなのだが


持っている船カードが5,6,7では動きたくない。




次、俺がスタートプレイヤーの手番。

船5が場に出てきたので。



速攻でゲット。

俺「サンフランシスコまで5日で移動!」


相棒にはまだ追いつけないけど、なんせ所要日数でかなり勝っている。




相棒は73日でロンドン一番乗り


相棒「でもなー、みんなこんなにかかんないでしょー・・」


俺「あ、ロンドン着いた人が出たから、ここからは1手番ごとに+1日だ」


毎手番+1日がボディーブローのようにきつい


俺もルフィくんもニューヨークまで到達。

しかしロンドンまでは、船+船+鉄道。

相棒との差は今のところ13日、かなり微妙。。


ここで引いた、値千金の潜水艦!




しかし、いろいろモタついた結果、結局相棒と同じく73日でゴール。



俺「じゃあ、あとはルフィくん1人で進めていいよ」

まあ、カード引くたびに+1日なんだけどw

ルフィくん「これ、俺もう無理じゃないっすか?」


■結果


俺「結局引き分けかー」

相棒「でも私、先にロンドンに着いてるよ」

俺「あ、そうかかかった日数が同じ場合は先に到着した方の勝ちか!」

くそー、負けた。



評価・・・

※評価の基準についてはこちら

うーん、すごいもっさりしたプレイ感。

メリハリみたいなものがほとんど効いてなくて、ぼんやりした感じが強いというか。
かなりルールとしてはシンプルに出来てると思うんだけれど

手番でやることが、
1.カードを引く
2.カードを引いた場所に対応したアクションの処理
3.カードのプレイ
4.ボーナスチップ

と、意外とやらなければならないことがたくさんあって少々めんどくさい。

さらにイベントカードの処理とか、特にシャッフルの青いカードが出てしまうと
全員からカードを集めなきゃならなかったり
そういうのがプレイ感のダルさに拍車をかけてしまってる気がする。

シャッフルカードは出てしまったら問答無用で即発動であることを考えると
15分の2という確率は、ちょっと高すぎる気がする。

シャッフルの回数が多くて、これまたちょっと面倒。


あと、戦略性みたいなものはほとんど感じない。
ゼロでは無いんだけど、極めて希薄。

みんなでワイワイ楽しむタイプのゲームなので、それ自体は別段悪いことじゃないと
思うのだけれど、それにしてもメリハリが無い。
強いて言えば、ボンベイ~カルカッタ間の「象での移動」あたりくらいか。

それにしたって、象カードがなければ基本的に引けるまで待つだけだし
いくらファミリー・パーティ向けに作ったのだとしても、もう少しくらい
戦略性みたいな要素があってもいいと思う。

あと前述したように、けっこうプレイアビリティも良くないので
いろいろ改善する要素は、てんこ盛りだなー。

そもそも、ボードが箱にぴったり収まらないってのは何だこれ?
微妙にサイズが合ってない気すらするし、スカスカだし。

ゲームデザインから箱の寸法まで、なんか中途半端な感じのゲーム。

面白くなくは無いんだけどねー。

2012/02/10


JohnnyBet



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