たっくんのボードゲーム日記

No.62
にわとりのしっぽ
Hühnerkacke

プレイ人数:2 - 4
プレイ時間:約20

ルール難易度 簡単!
日本語化 不要





ゲーム全景



卵形のタイルを円形に並べたコースの上をにわとりが通ります。。 


これがにわとりコマ、1人1つ担当します。



ちなみにしっぽが抜けるようになっている。 


たまご型タイルのコース。いろんな絵が描いてあります。 



で、真ん中に置かれた八角形のタイルを裏返すと 
コースのタイルと同じ絵が描いてあります。 



自分のにわとりのすぐ前にある、たまごタイルの絵と 
同じ絵を、さっきの八角形のタイルの中からめくることができたら1歩進めることができる。



要は神経衰弱と同じような感じ。正解なら次々とタイルをめくることができて 
どんどん前に進める。 



序盤はどこにどの絵があるのか分からないから、ちょぼちょぼとしか進まないけど 
だんだんタイルがめくられて、場所を覚えていくので 
後半はすごい勢いで進むことになる。 


んで、そのうち誰かのにわとりに追いつく。 




目の前に別のにわとりがいるときは、さらに1つ前の絵のタイルをめくります。 




正解なら、そのにわとりを追い越して、、 



ついでにしっぽを引っこ抜きます! 


んで、自分のにわとりのおしりに取ったしっぽを挿す 



全員のしっぽを集めたら勝ち。

こんなゲーム、簡単!





Zoch, Klaus

評価・・・

※評価の基準についてはこちら

いや、これはなかなか面白い!
ごく単純な記憶力ゲームなんだけど、連続して正解できたときは
スッキリするというか、爽快感がある。
だんだんタイルの絵柄と位置を覚えてきて、半周くらいの差を
一気に縮められたときなどの痛快さがたまらない。

あとタイルの絵柄も凝ってて、個人的にかなり好きなタッチの絵だ。

タイルはたったの12枚なんだけど、これがなかなか覚えられない。
子供向けのゲームなので、字があってはダメというのもあるんだろうけど
大人にとってもなかなかひねりの効いた思考をさせられる。

というのは、絵を見ると大人はどうしても言葉に置き換えようとする。
たとえば、鳥の巣にたまごが3つある絵なんかがあるけど
これを覚えようとすると、自然と「たまご」というキーワードに結び付けて覚えようとする。
ところが、目玉焼きの絵とか他にも「たまご」を想像させる
紛らわしい絵があって、これが記憶を混乱させる。
「ひよこ」っぽいのも複数居るし、「ムシ」も2~3匹いる。

で、そのうちどの「たまご」だったっけ?となるわけである

だから、なるべく識別率を上げようとして固有名詞化しようと試みるのだ。 左下のやつだったら「カラフルいもむし」とか、右のは「ニョロちゃん」とか(笑 分かりやすいのは「花」と「羽」くらいだ。あとは実に紛らわしい。個人的に。 実際ゲームやっていると、あっという間にごっちゃになる。 子供の方がきっと絵を、そのまま絵として記憶したりしやすいのかなぁ。 そうだとすると、大人より子供の方がもしかしたら有利かもしれない。 相棒と何回かやった感じでは、今のところどうもたっくんの方が有利なゲームっぽい。 記憶力そのものは相棒の方が良いことが多いので、かなり意外だった。 ■追記 なんで記憶ゲームが得意な相棒が苦手なのか、ちょっと分かった。 どうも、タイルをめくって伏せてというのを繰り返していくうちに タイルの位置が微妙にずれていく どうもこれがダメらしい。 たとえば、3×4のマスを描いた紙とかを用意して、その上に12枚のタイルを綺麗に整列して並べるなら楽に覚えられるらしい。 で、そうなっていればもっとタイルの枚数が増えてもまったく問題ないみたい。 でも俺は「ああなるほど、これがアナログの良さなんだ」と改めて思いました。 デジタルゲームの中にも神経衰弱や、それに準ずるゲームはいくつもあるけれど 大抵の場合、カードは綺麗に整列されて並べられてるんですよね。 ましてや、めくって伏せてというのを繰り返すうちに位置がちょっとずつずれていくなんてのが考慮されてるのは ほとんどまったく見たことが無い。 仮に、そういうのを意識して作られたとしても、本物のタイルやカードを手にすることでしか生まれない良さが絶対あると思う。 まさにアナログならではの面白さですね。 それと、覚えたタイルが取られる(ゲームから取り除かれる)ことが無く、同じタイルが何回もめくられることになるというのもポイントですね。 神経衰弱だと、せっかく覚えても他のプレイヤーに取られてしまったら、せっかく覚えたことがパーになってしまう。 そうだとすると、位置がちょっとずつずれていくというのもなかなか面白さにつながりづらいと思う。 これはちょっと評価を変更しとこう。 あと、箱に書いてある通り4歳くらいから十分遊べますね。 ウチの息子の場合、ゲームも面白そうにやってるんですけど、それ以上に 拡張セットに入ってるう○ちコマに夢中 になってるんですけどね^^; 子供ってこういうネタ好きですよねー 2013/12/31
JohnnyBet



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