たっくんのボードゲーム日記

No.208
ヘキセンレンネン
Hexen Rennen

プレイ人数:2 - 4
プレイ時間:約30

ルール難易度 簡単な部類に入る
日本語化 不要




基本的には、サイコロを振ってコマを進めるすごろくゲームなのだが
大きなボードなどは無く、丸いタイルを並べてコースを作ります。




左上の小さいボードがゴール。
コマは1人3つずつ使います。


これが1人分のコンポーネント一式



上から
・魔女コマ3つ
・コースタイル2~10と魔法のタイル3枚
・魔法カード3枚と2~10の数字カード


細かいコースの作り方のルールについては割愛するが、とにかく
全員のタイルを混ぜて1本のコースを作ります。


コースの端には全員の魔女コマを置いて、ここがスタート地点。




もう片方の端にはゴールタイルを置く。



ゴールタイルは2、3、4のマスがあって
数字がそのまま得点になる。

ゴールした順番は、得点には関係ない。

4のマスの先は無く、ゴールタイルに入るにはサイコロの目ぴったりでなければならない。
かつ、一度ゴールタイルに入ったらもうそのコマは動かすことができない。


たとえば、サイコロの目が3だとすると、この黄色の魔女コマは
ゴールタイルの3のマスに入ることができる。




で、この後サイコロで1が出たとしても4のマスに進めることはできない。




手番で進める魔女コマは、3つのうち好きなものを選ぶことができるので
より得点の高いマスに入りたければ、敢えてゴールしないという選択も可能。



誰かが手持ちの3つの魔女コマを全部ゴールさせたらゲーム終了。




得点の合計が最も多いプレイヤーの勝ち。



さて、コマの進め方であるが、基本的にはサイコロを振って





出た目の数だけ進めます。




着いた先のタイルが伏せられていたら表にします。



で、自分の数字タイルだったら


数字の分、さらに進めます。



他のプレイヤーの数字タイルだった場合は、何も起こりません。



自分の魔法のタイルに止まった場合は




手札の出番、好きな1枚をプレイします。




数字カードをプレイした場合は、その数字分コマを進めます。




魔法カードをプレイした場合は




次の空いている自分の魔法タイルへ進めることが出来る。



ただし、ゴールタイルを除いて1マスには1コマしか入れない。
なので、行き先のタイルに他の魔女コマが既に居る場合は
コマを進めたり、カードをプレイしたりすることができない。


逆に、他のプレイヤーの魔女コマが自分の魔法タイルに入ってきた場合は




同じようにカードをプレイすることで、コマを戻すことができる。



数字カードなら数字分、魔法カードをプレイすれば1つ前の魔法タイルまで
戻すことができる。


ちなみに、これらのタイルの効果は連鎖するので
タイルの効果で進んだ先のタイルでさらに進むなんていうことも可能。





Panning, Wolfgang
プレイ記




相棒と対戦 俺が青で相棒が黄色




手番は俺から、さて一投目




1、2、3、4、5と。オレンジの数字タイルだからなんも無し




相棒の一投目は2。同じくオレンジのタイルで特にイベントは無し。




お、1マス目が俺の魔法タイルだ。これは今後使えそうだぞ。




サイコロとタイル運に恵まれて、1人かっ飛んでいく相棒の黄色魔女。



しかし焦る必要は無い、先に開拓してくれれば後から効率よく進めることも
できるようになるわけだし。と思っていた。


俺の10のタイル発見!




しかもその10マス先が魔法のタイル。このコンボは使えるぞ!




ラスト3枚目の魔法タイルも発見。



ゴールまでのマス数を数える。
1,2,3・・・

相棒「10のカードプレイすれば4のマスにゴールできるよ」(さらっと)


数えるの、はええな・・じゃ、それでいかしてもらいます。



相棒「いいなぁ、私の魔法タイルどこ??」←まだ一枚も見つかってない



相棒の手番。サイコロの目は4




4マス先は相棒の黄色いタイル。しかもその先も連鎖してる。



しかし、行き着く先がオレンジの魔法タイルなんだよね^^;


ギャンブルに出る相棒。戻されたのは3マスだけだったのでまぁまぁ成功かな?



魔法カードとか出ちゃって思いっきり戻されれば良かったのに(笑


さて、俺の手番。ダイス目は1。となれば・・・

まだ1歩も動かしていない3体目の魔女。コイツをいよいよ出動させるか。
1マス目が俺の魔法タイルなので



魔法カードを使って一気に進む。


この状況。相棒はまだ1体もゴールしてないし、かなり俺が有利か?




サイコロ、コロコロコロ・・・6だ

ふふふ、もう勝利は決定的かなww


と、思ったら。げ、緑の魔法タイルだ。




しかも出てきたカードが10。



さいあく~、、10マスも戻される。

しかし、ここからが本当の地獄だった。

いっこうに出てこないと思っていた、相棒の魔法タイル。


こんなとこに固まってやがった!



この魔法トラップに4回くらいつかまり、超足止めを喰らう。


相棒は3体ゴール目前。万事休すか・・?



しかししかし、この状況から怒涛の追い上げを見せる。

あの、青10タイル→青魔法タイルのコンボを使って


1アクションでここまで追い上げる。




こうなると、もはやあとはサイコロ運の神頼み




結果は、やったー!俺の勝ち!




所要時間40分



評価・・・

※評価の基準についてはこちら

基本は何の変哲もないすごろくなのに、こんなちょっとした味付けで
こんなにも面白くなるものかと思った。

コースは毎回違う顔を見せるし、最初は伏せられているので
タイルをめくるワクワク感もある。
そして、うまく連鎖させられたときの爽快感はまた格別。

さすがノミネート作って感じがする。

まぁ、この年の大賞はあのカルカソンヌなので、
これにはさすがに及ばないにしても
かなり面白い部類のサイコロゲームだと思う。

基本はサイコロ運、タイル運ゲーなんだけど、魔法タイルでどのカードをプレイするか
どの魔女を動かすか、ちゃんと考えどころもあるし
中盤以降は特に計画性も大事になってくる。

相棒は評価Aって言ってたんだけど、俺としては、さすがにAつけるほどかな?
としばらく悩んでました。結局Aにしたけど。まぁ、おまけかな。
厳密に言うとBとAの間くらいって感じ。

もちろん、それだけ悩んだくらいなので普通に十分面白いですコレ。

2人プレイで問題なく面白いし、これはなかなか良い作品を
ノミネートさせたんじゃなかろうか。

コンポーネントの質も良く出来てるし、あー、ただねー
ちょっと魔女がブサイクかなぁ(笑

魔女なんだからこんなもんで良いのかもしれないけど^^;
でももうちょっと愛嬌があるデザインにできなかったのかなー。

特に青の魔女とか、顔つきがなんか怖いし。

そしてこのメーカーは相変わらず無駄に箱がデカイ。

コンポーネントの収まりも悪いし
これももうちょっとなんとかならなかったのかな?

でも面白いから許す。


JohnnyBet



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