たっくんのボードゲーム日記

No.215
花火
Hanabi

プレイ人数:2 - 5
プレイ時間:約40

ルール難易度 普通、特に難しい点は無い
日本語化 不要





協力型のカードゲームです。

カードは5色(5スート)で、1~5まで



各スート、5だけは1枚しかない。


要は7ならべのように、スートごとに順番に並べる



1から始めて、全スートで5のカードまで出せたら勝利となる。

7並べと同じように、数字を飛ばすことはできない。

手札は5枚で、手番ではカードを1枚プレイするか、捨てるか選択する

基本的にこれだけなのだが・・


自分の手札を見ることはできないのである。



代わりに、他のプレイヤーの手札は見ることができる。

インディアンポーカーを思い浮かべてもらえれば分かりやすい。


プレイできないカードをプレイしてしまったら、失敗となり赤いチップを場に1つ置く



プレイできないカードというのは、例えば青は1,2までしか出てないのに
4をプレイしてしまったとか。

失敗は3回までがリミット。


しかし、なんせ自分の手札は分からないのでこのままでは当てずっぽうになってしまう。

そこで、手番でできる第3の選択肢として

・他のプレイヤーにカードの内容を教える

ことができる。


ただし、教え方にルールがあり

・そのプレイヤーが持っている数字を1つ教える
・そのプレイヤーが持っている色を1色教える


例えば、このプレイヤーに教える場合



・一番右のカードは黄色です
or
・一番左と、左から2番目、4番目のカードは2です
or
・左から3番目と4番目のカードは青です
or
・・・

こんな感じで教えることが出来る。

つまり、教えようとする色または数字のカードを全て教えなければならない。

先の例で言えば「一番左のカードは2です」とは教えることが出来ない。
理由は2のカードは、それ以外にも持っているから。


教えたらチップを場に1枚出します。



つまり、黄色チップの数だけ教えることが出来る。

そして5のカードをプレイするか、もしくはカードを捨てることを選択すると
チップを1枚戻すことができる。

※ちなみに、このヒントチップは正式には青のチップを使います


整理すると、手番でできるのは

1.カードをプレイする(失敗したら赤チップ1枚)
2.カードを捨てる(ただし捨てたら2度と手札には戻ってこない)
3.他のプレイヤーにカードの内容を教える

この3択


5色、1~5まできれいに揃ったら全プレイヤーの勝利!





Bauza, Antoine

評価・・・

※評価の基準についてはこちら

ふむ、悪くは無い。でも特別良くも無いかなぁ。
「空気を読む」という、いかにも日本人に合ってそうなゲームではある。

このタイミングでこの数字を教えたんだから・・その先は空気を読めよみたいな。

悪くは無いんだけど・・・

他の大抵のゲームって、他のプレイヤーよりいかに抜きん出るかを考えるもんだし
協力ゲームなら手の内はお互い明かすのが通常だ。

はやぶさ君の冒険みたいな例もあるけれど・・・

つまり「いかに良い手を見つけるか」を考えているわけで、良い手であればあるほど
ベターであり、基本的に良い手の「上限」というものは無い。

ところがこのゲームは、いかに相手の意図を汲み取るかというものであるため
ベストは最初から決まっているように思う。あとは、いかにそこに近づくかだけだ。

個人的にはゲームはやっぱり、のびのびと自分でいろいろ考えたいので
初めから答えが決まっているというのは、ちょっと合わないかもしれない。

なんか少し息苦しいものがあるんだよね。

もっと自由な発想を楽しみたいというのはある。

答えが決まっているという性質ゆえに、プレイ感としては非常に地味。

花火というと派手なイメージだが、そういうのは一切無い。

まあ、たまにはこんなタイプのゲームもアリかなといったところ。


JohnnyBet



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