たっくんのボードゲーム日記

No.428
ゴールド
Gold

プレイ人数:2 - 3
プレイ時間:約30

ルール難易度 普通、特に難しい点は無い
日本語化 不要


カードゲームです


6スート(6色)あって、各スートは −2、−2、−2、3、3、4、5、6、7、8という構成






カードの数字がそのまま得点になります。
獲得したカードの合計点が最も多いプレイヤーの勝ちです。


ゲームの最初に、−2のカードを1枚ずつ配ります。 ※すべて異なる色のカードになるようにします


残りのカードは良くシャッフルして山札を作った後、2枚伏せて引いて中身を見ずにゲームから除外します。

このゲームは、手札を持ちません。取ったカードはオープンにして自分の前に並べていきます。


しかし、この段階ではまだ得点としてカウントしません。

同じ色のカードが3枚揃ったら





ひっくり返して、脇によけておきます。


こうすることで初めて得点になります。

マイナスのカードが含まれていても、同じ色が3枚になったら得点にしなければなりません。

でも、得点にできず余ったカード達にもチャンスが残されています。

色ごとにカードの数字を合計して、合計がもっとも大きいプレイヤーは、その色のカードの中で最も大きいプラス点のカードを得点に加えられます。


プレイヤーA、B、Cの前に残ったカードがそれぞれ上記の状態だったとすると

Bのプレイヤーの青カードの合計は7、プレイヤーCも7、両方トップです。

この場合は両方とも得点に青のカードを加えられます。
Bのプレイヤーが持っている、もっとも大きい青のカードは4なので、これは得点にできますが3は捨て札になります。
それに対して、プレイヤーCの最も大きい青は7なので、7点プラスになります。

というわけで、プレイヤーCは青の7を得点カードの山に追加できます。


そんな感じで、全ての色について計算して得点カードに加えていきます。

得点カードの山に加えるのはプラス点だけなので、−2だけ持ってる場合は捨て札です。



さて、カードの獲得方法ですが


最初、場には5枚のカードがオープンになって置かれています。

選択肢1 カードを1枚、場から獲得する


場から1枚カードを取れますが、1つルールがあって
場に並んでる中から最も価値の低いカードを取らなければならない


つまり、場に−2のカードがあればそれを取らなければなりません。
※複数枚、一番小さい同じ数字のカードがある場合は、それらの中から好きなカードを選べます


これなら3を取れます



選択肢2 カードを交換する

出したカードよりも小さい数字のプラス点カードと交換できます。



ー2のカードを交換するカードとして出した場合はプラス点の中から好きなカードを選べます。





交換に出したカードは、代わりに場に並びます。


つまり、いずれの場合も−2のカードは交換で獲得することはできません。
ついでに、3のカードは、それよりも小さいプラス点のカードが無いので、交換に出すことはできません。

カードを獲得した結果、同じ色が3枚になったら強制的に得点にしなければなりません。








で、得点に追加したらボーナスがあって、他のプレイヤー1人を選んで、そのプレイヤーがオープンにしているカードを1枚獲得できます。


ただし、そのとき得点に加えたカードも含めて、自分が持っている色のカードは取れない



さて、ではこんな状況ならどうしましょうか?


−2のカードはありませんが・・

赤8か青4を交換に出せば、オレンジ3を獲得できて、3枚同じ色が揃うので得点に追加できますね。


ちなみに、交換ではなくカードを獲得された場合は場札の枚数が減りますがすぐには補充しません

場札の最後の1枚が獲得されたら、そのタイミングで5枚補充します。



山札と場札が全部獲得されたらゲーム終了です。





Schacht, Michael

評価・・・

※評価の基準についてはこちら

すっごい地味〜なゲーム。盛り上がり要素のかけらもない。
でも考えどころとかジレンマとかインタラクションは十分過ぎるくらいあるね。
地味なんだけど、奥深くて面白い。

派手さが皆無なので、ワーワー盛り上がりたい人にはまったく向かないけど、静かにじっくり考えるのが好きな人にはこれいいと思う。
実にシャハトらしい演出ですね。

まあ、公開情報が比較的多いので自然とそうなっちゃうんだろうけど。。

手札に持つ形式にしたら、ほどほどの盛り上がり的な要素も出てくると思うんだけど
3枚揃えて得点にしたとき、他のプレイヤーから獲得できるボーナスのカードの制約がそういうアレンジを難しくしてるんだよね。
手札に持ってる色のカードは獲得できないってのがあるので、そのことを示す為に手札を公開しなきゃならないし
カードを他のプレイヤーから取るにしても、公開されてなきゃババ抜きみたいに引くしか無い。
このへんの仕組みをうまく整理できれば、良かったんだろうけど、なんせこのルールはシステムを支える大黒柱の1つになっちゃってるので容易には弄れない・・・

そういうタイプのゲームとして、十分面白いので別にいいんだけどね。出来というか完成度そのものはとても高いと思うし。
個人的には好みのタイプなんだけど、かなりガチンコアブストラクトに近いので苦手な人も少なくないからなぁ・・・
基本的にアブストラクトは2人でやらないとなかなか真価を発揮できないし、、ん?だったら2人でやってみろって話だよな^^;
けど、そういうのを超越した、何か背中にゾクっと来るようなものが欲しいなぁと。。。
そうは言いつつも2人プレイの結果、評価変える可能性はいくらかありそうだけどねー

それにしても対応人数が2〜3とは、3人最適と言われるのが多いシャハトゲーですけど、開き直り?みたいな感じがしてなんかいいですね(笑

2014/09/04


JohnnyBet



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