たっくんのボードゲーム日記

No.422
ギャロップロイヤル
Galopp Royal

プレイ人数:3 - 6
プレイ時間:約45

ルール難易度 普通、特に難しい点は無い
日本語化 不要


お神輿のレースゲームです


6回のレースで、もっともお金を稼いだプレイヤーの勝利です

ここがスタートのマス



貝の形の池までバックしてしまうと池に落ちてしまい、失格です



お神輿コマ



レースではシンプルにサイコロを振ってコマを進めますが


見ての通り4面ダイスです


接地しているところの辺に書かれている数字が出目になります

この場合1ですね

しかし、、出た目の数だけマスを進めるのではありません




お神輿には担ぎ手が必要、ということで


担ぎ手カードを置くための個人ボードです

できるだけ優秀な担ぎ手を4人1チームで雇ってレースに臨みます


基本的に大きい数字の書かれた担ぎ手が優秀です。

ダイス目に対応した担ぎ手カードに書かれた数字の分だけ進めることができます。


この場合、5マスも進めます

しかし、、中にはこういう奴らも居ます



こんなチームを雇ってしまったら、2分の1の確率で2マスバックしなければなりません。。



このチームはワンマンチームで、瞬発力がありますが


レースでビリだったプレイヤーは、次のレースに入る前に
全員の個人ボードから、任意の担ぎ手カードを1枚捨てることができます

もちろん、自分のボードからは一番使えないヤツを捨てて、他のプレイヤーのボードからは
強い優秀な担ぎ手カードを捨てさせることになります。。

空いたマスには、山札から全員1枚ずつ補充します


ところで、この±2の担ぎ手は、もしかしたら5の担ぎ手よりも優秀です。


というのも、この担ぎ手はプラス2とマイナス2を好きな神輿コマに割り当てることができます。
たいていは、自分はプラス2で、自分以外で最も速い神輿をマイナス2にします。

※1ポイントずつ別々の神輿に割り当てることもできる

1レース目のトップ賞金は20、2位は10、3位は5です



6レース目は50・25・12




ところで、、担ぎ手カードはレース前に4枚1セットで競りによって獲得します。

当然、優秀なチームは高騰します。。


レースとレースの間では、ビリのプレイヤーが1枚ずつ担ぎ手カードを捨てたあと、2回だけ競りをします。

担ぎ手は4枚1セットで、競りで獲得したカードと入れ替えるときは常に全交換です


6レース終わった段階で、もっとも持ち金の多いプレイヤーの勝利です





Teuber, Klaus
プレイ記

5人プレイです。



最初の我が担ぎ手チーム


若干1人へんなのが居るけど、5コインで落札できたのでこれはこれで御の字だろう

しかし・・大金を払った面々も居て


手強い感じだ



5の担ぎ手を雇えた人は、瞬発力がすごい


つーか、2手番でゴールしちゃいそう

こっちも協力なメンバーが揃ってるんだけど



ダイス運が悪くて、ヘボな担ぎ手の目を引いてしまった模様


よしチャンスだ!

と思ったんだけど、こっちもマイナスからのスタート・・


赤チーム・たっくん

2チームほど、スタート地点で右往左往してる間に、緑のツエツキさんチームはあっさりゴール。


その後、多少追い上げるものの


まあ、ダメですね^^;


2レース目、隣のイズナさんJrの担ぎ手


うわぁ、、ジャマされまくるなこれ。出る杭は打たれるというか。

相変わらずパッとしない我がチームの面々


マイナス野郎が居ないだけまだマシか




ぬーー、でもまったく歯が立たん!!!


やっぱ、5が居ないと一縷の望みすらつなげない感じがしたので

今度は大金をはたいて、なんとか5のグレイトなヤツを雇い入れることに成功



隣は相変わらず、やーーな感じだけど



かっとばすぜ!



そうすると、マイナスの標的になって


見事に逆転されちまったぜ・・

次のレースもお話にならず



やっと手に入れた最強クラスのメンツ



今度こそぶっちぎりの1位



競りでほとんどお金を使わなかったことと、終盤の勝利が効いてなんとか勝利!




評価・・・

※評価の基準についてはこちら

なるほど、これはなかなか面白いレースゲームですね。
シンプルに出来てるので、小学生くらいから遊べると思う。

たとえばクルマでも馬でも、チューンナップしたり育成したりして
その手塩にかけた愛車とか愛馬を、レースに出して結果を競うというのは
日本のデジタルゲームの世界では割とありふれたシステムだと思うんだけれど

この作品はホントに簡易なシステムながら、そういうののボードゲーム版というのを垣間見ることが出来たような気がした。

担ぎ手が4人1組になってるところがまた良いというか、悩ましくて
平均して同じような能力の4人チームよりも、最高能力の5を抱えてるチームが
けっこう強かったりして、でもワンマンチームだと次のレースでは簡単に弱体化されちゃったり

結局のところサイコロ運によるところが大きいんだけど、でも強いチームはやっぱり強いし
でもそういうチームを雇うには多額のお金が必要だし、競りをめぐる駆け引きも決して小さく無い。

こう書いてしまうと、大賞に選ばれてても良さそうに思えてくるんだけど、やっぱり何か最後の小さいんだけど
大事な隙間を埋めてくれるものが足りない気がするんですよね。

とても良く出来た、一流の佳作と言うとなんとなくしっくりくるものを感じます。

2014/07/30


JohnnyBet



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