たっくんのボードゲーム日記

No.555
フィッシュ イート フィッシュ
Fish Eat Fish

プレイ人数:2 - 5
プレイ時間:約40

ルール難易度 普通、特に難しい点は無い
日本語化 不要



古代ローマの新しいゲーム - カエサル のリメイク作です。


自分のコマ(魚)をボード上に順番に1個ずつ置いていきます。



マスが全部埋まったらセットアップ完了。



ゲームが進むと魚同士が戦って、負けた魚の上に勝った魚が重ねられてスタックになっていきます。
一番上のコマの持ち主がスタック全体の持ち主で、スタックに含まれるコマ(魚)の数が基本戦闘力です。
下の場合、黄色2に対して緑1です。



このコマは手番プレイヤーが戦いを起こしたい場所に置くマーカーです。


戦いを起こす時は必ず、隣接する魚(のスタック)同士でなければなりません。

戦いになったら、手札からカードを1枚ずつ選んで同時にオープンにします。
基本戦闘力との合計で上回った方が勝利します。勝利したら、ガポっと相手の魚の上に重ねます。


引き分けた場合は、両方の魚コマ(スタック)がボード上から取り除かれます。

カードの構成。数字カード以外にちょっと特殊なのが2種類ほどあります。



どちらかのプレイヤーがタコが出した場合、その戦いは無かったことになります。 ※コマは戦いが起こる前の状態のまま残ります。



サメは、数字に関係なくその戦いに勝ちます。ただし、相手がタコを出した場合は無効です。



魚コマは1人5個ずつ。



カエサルとは、このカード構成が違うのと
あと、攻撃する前に十字方向の空いてるマスに「移動」してから攻撃できる点が違います。





Knizia, Reiner
プレイ記

4人プレイ 手番はタケイさんから


脇に置いてある紫のコマは全員が置き切った後の空いたマスに置かれます。
紫のコマと戦いになった場合は無条件で勝利できます。

となると、なるべくみんな自分の隣に紫の魚が来るようにしたいわけで市松模様が出来上がって行きます。



こんな感じになった。


タケイさん(緑)がたくさん紫と接してるなぁ。


最初は、紫の魚を食べていく。



初手番のタケイさんだけ2つ目の紫を食べることに成功。



自分の魚同士で戦わせることも可能。この場合ももちろんカードを出すことなく決着。


数は減っちゃうけど、ある程度はこうしておいた方がいいかなと。


そろそろ戦いの本番が始まる。


タケイさん(緑)対 けがわさん(黄)
基本戦力は2対1で、けがわさん優勢

カードは、タケイさん1に対して、けがわさん3



けがわさんの勝利!



それを見て、力を溜めるイズナさん。



タケイさんの手番、再びけがわさんとの戦いを選択。



カードは、4対2!




3個のスタックが複数個できてきているので、自分も有利なポイントで勝負を仕掛けてみる。
カードはどうするかな、あまり様子見しててもしょうがない気がするけど、勝負カードを出すにはまだ早い。
3くらいでどうだろうか。



イズナさんのカードは・・タコ!
不利と見て勝負を避けてきた。


3でタコを消費させたと思えば悪くは無い気がする。

けがわさんの4個スタックが完成。早いとこアレに対抗できるのを作らないと・・



魚のポジションに悩むイズナさん。



イズナさん「こっちの方がいいかなぁ」



3度目の対戦 タケイさん対けがわさん


基本戦闘力1対1


カードは、、2対2



相討ち



当面のところ4個のスタックを持っている、けがわさんが脅威なのでもう少し戦力を削っておくのが良さそう。
敢えて1対2で不利なところを選んでみる。大きい数字かサメで勝負に行く、、雰囲気を作っておいてカードはタコを選択。



いざ勝負!



不穏な空気を察知されたか、けがわさんも勝負回避のタコ。



反撃のけがわさん



1対1か・・



ここは勝負どころでは無いので、切り札のサメやタコは出しづらいはず。
たぶん、こちらの勝負カードを浪費させる意図だと思うのだけれど、、あまり小さすぎるカード同士で引き分けになるのもちょっと惜しい。
3くらいでどうだろか。



よし、勝利!



イズナさん(赤)対タケイさん(緑) どうなるか?



タケイさんのタコで勝負は無効に



ここで、もう1個自分の魚同士を重ねて3個のスタックを作る。



そして、けがわさん(黄)対 イズナさん(赤)
この辺りがそろそろ勝負どころな感じがする。



けがわさん「うわーー」


サメ封殺。


イズナさん(赤)対 たっくん(青)


イズナさん、さっきタコ出してるから今度は勝ちに来るような雰囲気。

やはり勝負カードの5。タコで追い返す。



タケイさんからの挑戦



ここはサメで全力勝負!



勝利!


これでタケイさんは魚を全部失って脱落。

自分の4個スタックと2個スタックを重ねる。スタックの上限は5個。



余った1個が得点



けがわさん4対 たっくん3の戦い。


負けてしまうと、5個のスタックを作られた上に2点献上してしまうが

ここはまだ勝負どころでは無いな

逆にけがわさんは負けられない戦いのはず

間違いなく5が来る



ならこちらは2で



2点取られるけど、、



コマの配置と手番順的に、次はたぶんイズナさん対けがわさんになる。



けがわさんはタコ イズナさんサメ


でもよく考えたら、自分がタコを使い切っていることに気づかれていたらと考えると危ないところだった・・


ともかくサメを消費してくれた後なので、基本戦力5対2では、まず負けない。




この配置、けがわさん(黄)は 青を攻撃できない。



ということでイズナさんに勝負を挑む。







カードは3対3 けがわさんの勝利!

でも、、


ここで5対5の勝負!!



ここまで温存していた5で勝って、5個のスタックを得点としてゲット!



最後も、基本戦闘力が5対2なので



これも勝利!



合計10点で勝ちました。




評価・・・

※評価の基準についてはこちら

細かいルールの違いはあるけど、おおよそのプレイ感は 古代ローマの新しいゲーム - カエサル と大体同じ。
でも、移動してから攻撃できるのでカエサルよりもコマの動きに自由度があって、一方からのみ攻撃を仕掛けることができるような状況が生まれるのは、うまく改良されてるように思う。
カードに関しても、サメの存在があるので魚が1つでも生き残っていれば逆転の可能性があって、そのことが駆け引きをより深いものにしていると感じる。
カエサルをプレイした時は5人だったので、もしかしたらプレイ人数による差もあるかもしれないけど、カード選択に余裕があってあまり息苦しくない。

カエサルよりこっちの方が好みかな。

ただ、やっぱりこの感じのゲームデザインなら2人プレイに特化されてる 指輪物語 対決 の方が良く出来てると思う。

特殊能力があったり、ルールが複雑だったり、こういう場合大体シンプルに出来ているゲームの方が好きなことが多いんだけど、、、

まあ、アレが良く出来過ぎてるのかも。

2018/03/26


JohnnyBet



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