たっくんのボードゲーム日記

No.411
爆発
Explosiv

プレイ人数:2 - 4
プレイ時間:約30

ルール難易度 簡単な部類に入る
日本語化 不要


カードゲームです。


1人1色を選んで、ギャングカード1枚とそれに対応する数字カード(1〜8)を受け取ります。

ギャングカードは自分の色を示すためだけのカードでそれ以上の意味はありません。

得点カード、獲得した合計点が最も多いプレイヤーが勝利です。



表はプラスですが



裏面はマイナスになっています。





表面と裏面の絶対値の合計は全て9になっています。



得点カードを良くシャッフルして「プレイ人数+1」枚、プラス面を上にしてテーブル中央に並べます。



手番では、手札から1枚選んで得点カードの下に置きます。


すべてのカードが置かれたら、カード列ごとに出した数字カードの合計が最も大きいプレイヤーが
その得点カードを獲得できます。




ただし、カードの出し方にいくつか制約があります。

まず、1つの列に対して同じプレイヤーのカードを連続で置くことはできません



また、その列に既に置かれているカードと同じ数字のカードを置くことはできません



ただし、8だけは例外で何枚でも置けます。



それと、1つの列に8枚以上のカードが置かれた場合は



得点カードがひっくり返ってマイナスになってしまいます。


この場合も、出した数字カードの合計がもっとも大きいプレイヤーがマイナスカードを獲得します。

■次のラウンド

得点カードの山札から最初と同じように、テーブル中央にプレイ人数+1枚並べて次のラウンドに入ります。

数字カードはすべて各プレイヤーの手札に戻されます。

並べる得点カードが足りなくなったらゲーム終了。





Schacht, Michael
プレイ記

4人プレイ









ま、得点の高いカードは人気になります。


ちなみに俺は赤





取れそうなのは+5のカード1枚くらいだな・・



一応、最後まで温存しておいた8


でも役に立たなかったわけだけど



2ラウンド目


8は重ねられるので、1枚しか出せないなかで最大の数字の7をとりあえず本命の得点カードの列に置く




やっべ、あの+8のところは4を出しておけば良かったかな



そして本命だったやつは見事に爆発・・・















まあ、負けましたよ。いいとこなく。




評価・・・

※評価の基準についてはこちら

あまりにシンプルなコンポーネントとルールで、しかもほとんど運要素や非公開情報なし。
面白いかどうか以前に、これでゲームとして成立するのか?という疑念を拭い去れないままプレイしてました。

イラストもなんか雑というか、あんまり魅力を感じないデザインだし。。

で、実際やってみると、けっこう面白いですねこれ。

読みの要素はほぼ無いに等しいので理詰めのパズルみたいな感じなんだけど、でもインタラクションがきちんと存在してる。

同じ列に1人のプレイヤーが連続でカードを出せない、というのと
列に既に置かれている数字はもう置けないという2つの縛りが良く効いてる。

そして、カードが置かれすぎると爆発してマイナス点になってしまうというのも良い考えどころになってる。

つまり手札から1枚、任意の得点の列に置くというアクションが
そのカードを獲得する為の影響力を増やすだけでなく、その数字のカードを他のプレイヤーは出せないようにするとか
カード列の枚数を増やす(爆発へのカウントダウン)というような意味も持つので、これけっこう悩みますよ。

面白いです。

そして連続で同じ列にカードを出せないので、必然的に分散してカードを置くことになる。

プレイ感としては、古代ローマの新しいゲームに収録されててもまったく違和感無い気がした。
もちろん、古代ローマに入っているコンポーネントだけでは、この作品は遊べないけど。
あくまで感じというかイメージね。

もうちょっとブラッシュアップしたらもっともっと良いゲームになるような気がする。
なんかこういう作品ってダイヤの原石みたいなんだけど、でも磨いてしまうとかえってつまらないものになっちゃうのかな?

原点のようなものを感じることができるからこその良さというか。

2014/06/13


JohnnyBet



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