たっくんのボードゲーム日記

No.229
ロバの橋
Eselsbrücke

プレイ人数:3 - 12
プレイ時間:約50

ルール難易度 普通、特に難しい点は無い
日本語化 タイルにシールは必須かな、180枚





大量のタイル、全部で180枚あります。




手番では、袋からタイルを3枚引きます。



で、3枚のタイルに描かれているものが登場するできるだけ印象的なお話をします。


例)
「魔法の杖を手に入れた政治家○○は、杖を使って自分の分身を作り出し
 衆議院議員の候補者として立候補させました」



これはそれぞれが持つ個人ボード




話が終わったら、3枚のタイルを重ねてボードの上に置いておきます。




これを2回ずつやります(話を1人2つずつ作る)。




3ラウンド目以降も同様に話をするのだが、タイルが1枚増えて4枚になる。




そして、ここからが本番。
話が終わったら、1ラウンド目で伏せたタイルを取って




他のプレイヤーに1枚ずつ配ります。(プレイ人数によってはタイルが配られない人も出る)




タイルが配られたプレイヤーは、とりあえずそれを見ます。
(他のプレイヤーに見せないように)



その1枚のタイルから、そのとき話されたことを頼りに
「他にどんなタイルがあったか」を思い出します。


で、思い出したタイルを言います。



例えば「候補者」というタイルがあったことを思い出せたら、それを言います。
このとき、自分が持っているタイルは言うことができない。

もし正解であれば、そのタイルが配られた人からもらって自分の前にオープンにして置きます。
このオープンにして置いたタイルの枚数が勝利点になります。

タイルが配られなかった人は、オープンにされたタイルをヒントに他のタイルを思い出します。
1枚もオープンにされないまま番が回ってきた場合は、タイルを配られた人からもらいます


もし誰も間違えることなく配られたタイルがすべてオープンになったら




話をしたプレイヤーはロバタイルを受け取ります(これも1勝利点になる)




ロバを含む獲得したタイルは、獲得した順番で重ねておきます。




思い出せなかったり、不正解だった場合は



灰色の吹き出しの数字の枚数だけ、獲得したタイル(勝利点)を捨てなければならない。


後のラウンドになるほど、捨てる枚数が増えます。




で、間違えたらタイルを上から捨てるのだが、その途中でロバタイルが出てきたら
そこで捨てるのをストップできる。



ただし、ロバは捨てなければならない。


6,7ラウンドは新しい話はしないで、タイルを配って思い出す部分のみをプレイします。

最も多くのタイルを獲得した人の勝ち!





Dorra, Stefan
Linde, Ralf zur
プレイ記




相棒、ルフィくん、俺の3人プレイ

手番は俺から、引いたタイルは・・



んーーー難しいな。。
懐中電灯、こびと、ヤギ、か・・・


しばし沈黙

俺「このこびとは、実はサンタクロースなんですよ」(赤い帽子かぶってるし)

俺「で、このサンタクロースが持ってるのはランプに見えるけど実は懐中電灯で」

俺「しかもサンタクロースが乗るソリを引くのはトナカイじゃなくてヤギだったんです」


うーん、いまいち?









次、相棒の手番



ボタン、プール監視人、芸術作品・・これまた難しいなww


相棒「美術館に、ある芸術作品がありました」

相棒「その芸術作品は、プール監視人という名前のタイトルで」

相棒「材料にはボタンが使われていました」


なるほど、、


で、タイルは伏せて積んでおく、と













第1ラウンドの最後、ルフィくんの手番



お題は、ペンギン、もみの木、海賊

俺「まあ、難しく考えないでww」

ルフィくん「えと、海の海賊は船の中でもみの木を育てています」

ルフィくん「その船は南極に行って、ペンギンと会ってペンギンをペットにしました」


うーん、なるほどねぇ、もう既にさっきの相棒の話が頭から飛びかけてるよ^^;









じゃ、2ラウンド目。俺の手番

引いたタイルは



洞穴、秘書、スイカ・・うーむ。。


俺「原始人が洞穴に住んでるんだけど、原始人のくせに秘書を雇っていて」

俺「好物はスイカだった」


くそー、なんかパッとした話ができないなぁ








相棒の番



指輪、人魚、メロン


相棒「海に人魚がいました。その人魚はきれいな指輪をしていました。」

相棒「良く見るとその指輪は小さいメロンの形をした指輪でした」


俺「ずいぶんちっこいメロンなんだなww」









ルフィくんの番、2ラウンド目のラスト



あかずきんちゃん、こども、落書き

ルフィくん「あかずきんちゃんといっしょにこどもが学校の黒板に落書きをしました」

ふふっ、なんか笑ってしまったww







俺「じゃあ、次からはタイルが4枚になります」

相棒「4枚になるのと同時に、当てるのもするんだよね」

俺「話が難しくなるな・・」



俺「三日月の出る夜に育った毒キノコは、それを食べると」

俺「分身しちゃって、その証拠として腕に刺青(いれずみ)が入るようになりました」


で、そしたら第1ラウンドでした話のタイルを1枚ずつ配る、と





ルフィくん「あれ、なんだったっけ?」

相棒「あたしから? えーと懐中電灯」

正解


ルフィくん「えと、こびと」

正解



相棒「ここで間違えるのもアリなんだよね?ロバあげないためにww」

相棒「まあいいや、ヤギ」

正解^^;


よっしゃ、俺はこれでロバ獲得~







相棒の手番。。




煙突掃除人、イタリア、保安官、ホットケーキ


相棒「イタリア人の煙突掃除人、もともとは保安官をしていました」

相棒「その人の好物はホットケーキでした」


ふーむ。。

相棒「で、タイルを配ると」


配られたタイルは。。



プール監視人

俺「あれ、他のタイルなんだっけ?」

ルフィくん「芸術作品」

相棒「ハイ、正解」


俺「ちょっとまって、俺、本気でワカンネェ」

俺「俺、それと、これは覚えてたんだけど。。」

俺「ごめん、分からん」

相棒「えーーーーー」



ルフィくん「プール監視人」

よく覚えてるなぁ、いや俺の記憶力が悪いのか?



これ、思ったより難しいぞ・・・


相棒は既に、4枚(4点獲得)しとる



俺はもちろん0点(泣




第3ラウンド、ルフィくんの手番



フロントガラス、結婚式、包丁、回転木馬・・・


ルフィくん「えー・・」

ルフィくん「結婚式をするのに、クルマでいきました」

ルフィくん「で、そのクルマのフロントガラスには包丁が刺さってて」(笑

ルフィくん「そのあとに、遊園地の回転木馬に乗りました」


フロントガラスに包丁が刺さったクルマで結婚式???(笑



さて、、、

俺「じゃあ、ルフィくんタイル配って~」


んー

俺「海賊船」

相棒「ぶー、海賊船じゃないよ・・」

俺「え、海賊船じゃないの?」

相棒「ちがうよ」

相棒「じゃあ私、当てていいの?」

相棒「もみの木とペンギン」

正解・・・




その後、こんなん回ってきたんですけど・・



なんだっけ?もうチンプンカンプン。



うず高く積まれていく



ルフィくんと相棒のタイル



俺は未だ、ゼロ・・



あ!!これは覚えてるぞ。




こどもにあかずきんちゃんだ!



やっと正解。2枚獲得。



お話はタイル5枚に・・・もう限界(T_T





あ、これは!



俺「ナイフ!」

相棒「ぶー、違います」

あれ?フロントガラスに刺さってたのってナイフじゃなかったっけ?

相棒「ナイフじゃないです」


相棒「正解は包丁」

あーーー、そうか。。



その後、みっちーも参戦




結果、相棒



ルフィくん




俺・・・




大惨敗

所要時間50分



評価・・・

※評価の基準についてはこちら

写真撮りながらプレイしてたからかなぁ?まったく覚えられなかった。
こういうの相棒は得意なんじゃないかと思ってたんだけど、案の定でした。

基本的にはタイル(の組み合わせ)を覚えて、後で思い出すだけなんだけど
思い出してもらいやすいような話を作ると、ゴホウビ(ロバ)がもらえて
これが単に得点になるだけではなくて、失敗したときの失点のストッパーにもなる
というのがなかなか良く考えられていると思う。

こうやって何の関連性も無いものを、うまくストーリーに組み込んで覚えるというのは
記憶術のテクニックの1つなので、そういうのの訓練にもなるかもしれない。

まあ、ウチの相棒みたいにもうすでにそういうのが身についちゃってる人は
ちょっと物足りないゲームなのかもしれないけれど。。

今回は3人プレイだったのだが、4人、5人でやるとまた違ってくるのかも。

全然覚えられなかったんだけれど、ゲームとしては非常に面白くて
そういう意味では、暗記がまったく苦手な人こそ楽しめるゲームなんじゃないかと思った。

システムとしてちょっと気になったのは、結局のところ覚えれば良いわけなので
他のプレイヤーの話は聞かないで、自分の頭の中で勝手にストーリーを作ってしまって
覚えてしまえばそれで済んでしまうという点。

ドライに突き詰めると、ちょっと気になる欠点ではある。


しかしまあ、そういうのはナシにしてパーティゲームとして
他人の話を聞いてあげて、それで覚えるようにしてという意識で
ワイワイ楽しむには十分すぎるほど楽しめると思う。

要するに、玄人お断りって感じ(笑


プロフェッショナルの手にかかってしまうと、あっさりシステムの弱点を突かれてしまう
モロさがあるのでAは付けないけれど、これなかなか面白いですよ~


JohnnyBet



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