たっくんのボードゲーム日記

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エベス
ebbes

プレイ人数:3 - 5
プレイ時間:約0

ルール難易度 トリックテイクを知っていれば難しくは無い
日本語化 不要


トリックテイク形式のカードゲームです、がボードが付属します。



ボードの役割としては、基本的には得点盤。



マイナスもあります。



そして、ボードの下部に5箇所のカードスペースが描かれています。



とりあえず、メインはカードなので。


スートは5種類(5色)あります。

各色1〜15までありますが、プレイ人数や適用するルールによって使用する数字を減らしたりします。


たとえばベーシックルールの3人プレイなら、各色1〜6までのカードを使用する、となっています。





若干、赤と茶色の区別が紛らわしい感じですが・



とりあえず、使用するカードを良く切って全員に手札として同じ枚数配ります。



スタート(リード)のプレイヤーは手札から好きな1枚を選んで表向けて自分の前に出します。



他のプレイヤーも順番に、手札から1枚選んで出していきますが
リードのプレイヤーが出したカードの色と同じ色のカードを出さなければなりません。 ※これをマストフォローと言います


ただし、同じ色が手札に1枚も無い場合は別の色のカードを出すことができます。

で、リードの出したカードと同じ色のカードを出した(フォローした)プレイヤーの中で最も数字の大きいカードを出したプレイヤーが場のカードを総取りします。
 これを「トリックを取る」と言います

※取ったカードは手札とは別にして置きます。

このゲームでは、トリックを取って獲得したカードによって勝利点が分配されますが詳細は後ほど・・


トリックを取ったプレイヤーが、新しいリードプレイヤーとなって手札から任意の1枚をプレイします。

これの繰り返しで、全員の手札が無くなるまでやったら1ラウンド終了です。


このあたりまでのルールは、トリックテイク形式のカードゲームなら同じようになっていることも多いですが

ここからは、このゲーム特有の部分。


これは「ナンバーカード」で、手札として配るカードとして使うカードの数字と同じだけ使用します。

例えば、手札として使うカードが各色1〜6までなら、ナンバーカードも1〜6まで使用します。


ナンバーカードは、手札用のカードとは分けてから良く切ってラウンドの最初に1枚オープンにします。



手札からカードをプレイしたときに、ナンバーカードと同じ数字のカードがプレイされたら



即座に、プレイされたカードと同じ色の「カラーカード」をボード下部のカードスペースの左から順に埋めていくように置いていきます。


このカラーカードは「切り札」を表します。

切り札とは、リードが出したカードの色よりも「強い色」で、切り札の色のカードがプレイされた場合はそのプレイヤーが優先してトリックを獲得します。(切り札を出したプレイヤーが複数居た場合は、その中で最も大きい数字を出したプレイヤーがトリックを取ります)

まあそういう性質の色(スート)が、ナンバーカードと同じ数字のカードを一番最初に出されたときに決まります。


ナンバーカードと同じ数字の色が2回目に出された時は



今度は、そのカードのスートは(プラス)の場所に置かれます。


この場合なら、トリックを取って獲得した青いカード1枚につきプラス1点となります。

つまり青いカードがたくさん出てきたら、できるだけトリックを取りたいわけですね。

ナンバーカードと同じ数字のカードは、5色分必ずあるのでラウンドが終わるまでに必ず
5カ所に5枚のカラーカードが置かれます。※マイナスの色が決定した時点で、ニックスの色は自動的に決定します。


エベスというのは、ラウンド終了時(全員の手札がすべてプレイされた後)に、その色のカードの獲得数が
全体の中でトップでも最下位でも無い場合にプラス3点もらえるというもの。


上記の場合ならエベスは赤なので、たとえば赤いカードを下記の枚数だけ獲得したとすると
プレイヤーA:4枚
プレイヤーB:2枚
プレイヤーC:0枚

プレイヤーBだけがエベスによって3点を獲得します。

マイナスのカードはプラスの逆で、マイナスのカードを獲得してしまうと1枚につきマイナス1点です。


最後に、ニックスの色のカードを最も多い枚数獲得したプレイヤーは
次のラウンドの最初のスタートプレイヤー(リード)を決めることができます。


ラウンドが終わったら、トリックを取って獲得したカードの枚数を調べて、プラス、エベス、マイナスのそれぞれについて点数を出して合計します。

それを得点ボードで記録して、次のラウンドへ・・という流れです。









Geis, Klaus

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