たっくんのボードゲーム日記

No.582
ドラゴンパレード
Dragon Parade

プレイ人数:2 - 5
プレイ時間:約30

ルール難易度 簡単な部類かな
日本語化 不要


ボード全景。左右に黄色と赤の繁華街が広がっています。



中央には紫禁城とドラゴン(コマ)



カードを6枚ずつ持ちます。


繁華街と同じ赤と黄色の2色で、1〜8まであります。

手番では手札から1枚選んで表にして出します。



赤のカードなら赤の繁華街に向かって、黄色のカードなら黄色の方に向かってカードの数字と同じだけドラゴンを動かします。
黄色のエリアと赤のエリアを横断する時、紫禁城も1マスとして数えます。

出したカードは捨て札にします。

ドラゴンを動かしたら、自分のコマを1つ好きなマス(数字が書いてあるマス)に置きます。
※従って、紫禁城にはコマを置けません。



プレイヤーごとに持つコマ。


1人3個ずつ持ちます。

コマを置くとき1つ制限があって、すでに置かれている2つのコマに隣接する場所には置けない。



そんな感じで、カードを出してドラゴンを動かし、コマを置くというのを3回ずつやります。



最初に配られる手札は6枚なので、この時点で3枚ずつ持っています。

3枚のうち2枚を伏せて捨て札にします。

その後、残った1枚を全員プレイしてドラゴンを動かします。



全員、プレイしたら得点計算。


ドラゴンと同じエリア(赤か黄色)で一番近いコマのグループにはそれぞれ3点ずつ、それ以外のドラゴンと同じエリアに居るコマには1点ずつもらえます。

ドラゴンと同じマスにコマが置かれている場合は5点もらえます。

※紫禁城にドラゴンが居る場合は、全員0点です。

これで1ラウンド終了。
人数と同じだけラウンドをやったらゲーム終了です。

ドラゴンが門を超えてしまったら、その時点でラウンド終了します。






Knizia, Reiner
プレイ記

4人プレイ(2ラウンド目)



黄色の方に行くドラゴン。



んー、だいぶ黄色の方に来たなぁ。



流石に来すぎな気がするので、赤の方に戻す!



しかし、あっという間に門を通過してラウンド終了。


でもなー、これじゃ全員4点ずつで差がつかない。

次は、一転して赤寄り。



黄色の方に戻しとくか。



紫禁城まで戻った。



今度は黄色で大暴れ・


慌てて?赤の方に戻す・

赤の方に置いたやつ無駄になっちゃうかなー?



コマの置かれ方からすると、最終的に少し赤寄りに戻る気がする。





このあたり残して置くと良いかな?



「えーー」


こしばさん「あ、赤と黄色間違えた」



評価・・・

※評価の基準についてはこちら

これ メンバーズオンリー の簡易版だと思うんだけど、なんとなくこっちの方が好きかな。
1枚で最大8マスもドラゴンが動くので、カードの枚数を予想する メンバーズオンリー と比べるとちょっとどうにもならない感が強めではあるけど。

でも、コマの置かれ方や出されたカードを手掛かりにして他のプレイヤーの最後の1枚を予想することは十分可能だと思う。
少なくともそれを楽しむことはできるし、 メンバーズオンリー で実際それがどこまで可能だったかと考えると、実はそれほど差が無いんじゃ無いか?という気もするし。

あと、簡易版と書いたけど、メンバーズオンリー に無い良さがあると思う。

ボード上に1つしかないドラゴンに皆の注目が集まるのと、そのドラゴンの動きの大きさから メンバーズオンリー よりもゲームが盛り上がりやすい性質がありそう。
あと、予想コマを置くとき2つ以上のコマにくっつけて置くことはできない、というのが結構良く効いてる。
これは要するに、既にボード上に置かれているコマ同士を1つのグループにくっつけることはできないということで
独占を狙うか、他のプレイヤーと共存するかを選べるというだけではなくて、グループの参加人数を制限するという意味合いも一応ある。

メンバーズオンリー の場合、1つの予想結果に複数のプレイヤーが相乗りする意味合いは少し薄めで、このあたりはどちらかと言うと ロイヤルターフ に近いかもしれない。

コマの置き方に対する制限1つと、得点の分配ルールだけでこういうジレンマを表現できているというのは流石としか言いようがない。
このお手軽さと面白さの感じは、 デッドマンズトレジャー にも似てるかなー

BかAか、少し迷うところだけど、Aにしておく。

「ライナー・クニツィアのSAKURA」というタイトルでリメイクされてるみたいだけど、こっちはどうなんだろうな・

2019/06/09




■追記

SAKURA ちょっとだけやってみましたが、これは別ゲームですね。

2020/02/06


JohnnyBet



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